打てなくなったらスイングプレーンをチェック
ベン・ホーガンのスイングプレーン
ベン・ホーガンのスイングプレーンは、とても有名です。それなりにゴルフをしてきた人ならば、知っているはずです。いきなり打てなかったりした場合は、スイングプレーンをチェックして、スイングが円弧を描いているか、ボールを直接打とうとしてないのか、適切なアドレスになっているのかをチェックできます。ベン・ホーガンの提唱するスイングプレーンは、ゴルフクラブヘッドが通る軌道のことです。これを再チェックすることで、乱れたスイングを調整します。
ベン・ホーガンのスイングプレーンを確認すると、ワンプレーンのスイングであることが判ります。ベン・ホーガンは、ワンプレーンのスイングが良いと考えていたことが判ります。というよりも、当時はスイング分析するための機器も乏しかったので、ワンプレーンでしか認識できてなかった可能性もあります。
スイングプレーンでシンプルに考えられる
アドレスをした時に、肩からボールに目がけて、ゴルフクラブ通るための面があることをイメージし、ベン・ホーガンは、ガラスの板があるとイメージすると言っていました。これが、スイングプレーンとなります。ベン・ホーガンのスイングプレーンは、基本的にはクラブヘッドが通る軌道です。
ベン・ホーガンのスイングは、ボディターンで打つタイプ
ベン・ホーガンは、上半身と下半身の捻転差により、スイングパワーを作って打つという、現代でいうところのボディターンで打つタイプです。
スイングプレーンで打てない今を脱却
アドレスしたときに、スタンス、肩の向き、ボールと飛球線に向けて、1枚のプレーンとして考えることができ、ターゲットラインの再確認にも活かすことができます。適切なスイングをするためのだけのスイングプレーンではなく、適切なショット、正しいターゲッティングをするという意味も含まれています。いきなり打てなくなった人は、このスイングプレーンを意識して、スタンス、肩、ボール、ターゲットがシンプルな1枚のプレーンでリンクできているのかチェックしてみてください。
ゴルフスイングで円弧を描く
スイングプレーンは、面なのですが、ゴルフスイングは円弧です。スイングプレーンをイメージし、そのプレーンを沿うようにゴルフクラブヘッドが通るというイメージを持ちます。すると、極端にインサイドに引いたり、アウト側に引いたりしている場合は、違和感があるはずです。スイングプレーンに沿うようにクラブヘッドが通るように調整をしていくと良いです。
基本をチェックする
また、アドレスから真っ直ぐ引くというイメージを強調するために、若干アウトに向けてテイクバックすると習った人も居るかもしれません。それは、それで一理あるのですが、スイングプレーンをイメージしながら、テイクバックすることで、無駄な微調整をしながらテイクバックをしていたのであれば、違和感を感じるはずです。違和感を感じないように、真っ直ぐに、スクエアに、スイングプレーンに沿ってテイクバックすることで、基本に戻ることができます。
自分のスイングをチェック
スイングプレーンを感じて、自分のスイングをチェックすることで、自分の身体の前でゴルフクラブが円弧を描くことを理解できます。トップスイングから直接ボールを打ちにいったり、フォロースルーが作れないという人は、スイングプレーンをイメージして、スイング円弧を感じることで、自分のスイング調整がしやすくなります。
スイングプレーンを意識して自分のスイングをつくる
スイングプレーンを意識することで、自分のスイングをつくることができます。また、打ち出す方向(アライメント)を決定しやすくなります。また、自分がインサイドで振っているのか、アウトサイドで振っているのかを知ることもできます。そして、持っているゴルフクラブの長さが異なるとスイングプレーンが変わる訳ではありません。ドライバーでも、アイアンでも、ウェッジでもプレーンは同じです。
アドレスをしたときに自分とボールとの距離、自分と手元との距離を保つことにも役立ちます。
スイングプレーンは、1プレーン、2プレーンどっちが良い?
1プレーン、2プレーンどっちが良いのか?このお話は言及したくないというのが正直なところです。どちらでも正しいからです。スイングプレーンの概念の元祖は、ベン・ホーガンであり、1プレーンです。現代では、2プレーンも増えてきていますが、根底にはベン・ホーガンのスイングプレーンがあります。
幾つか言えることとしては、私はベン・ホーガンのスイングプレーン+筑波大学のコンバインドプレーンを参考にしています。コンバインドプレーンは、トップスイングから、ダウンスイングへの動きを習得することができます。グリップエンドを真っ直ぐ下してくるイメージでダウンスイングを開始することができます。
ゴルフスイング理論によってスイングプレーンが異なる
最近は様々なゴルフスイング理論があります。スイング理論が異なるとスイングプレーンも異なります。
ですが、厳密なことを言えば、基本的なスイングプレーンというのは1つしかありません。
筑波大学のコンバインドプレーン
筑波大学のコンバインドプレーンは、10年くらい前に購入したので、パッケージや表紙が変わっていますが、内容は変わらずとても良いです。トップスイングからゴルフクラブを縦に下してくるイメージを養うことができます。
筑波大学のコンバインドプレーン
ベン・ホーガン | モダン・ゴルフ
ベン・ホーガンのゴルフ理論を勉強するには必須なのが、モダン・ゴルフです。
ベン・ホーガン | モダン・ゴルフ
現代は、色々な考え、様々な理論があります。どれが良いのかではなくて、違和感なく踏襲できるスイング理論を追求していくと良いです。
日々、精進
がんばります
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