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ドライバーの進化|今と昔と考え方

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2008年1月からSLEルールが施行されました。SLEルールが施行されてから10年程が経とうとしています。ご存知の反発係数が基準値とされる 0.830を超えてしまうクラブはルール不適合となります。使用すれば競技などでは失格となってしまいます。ドライバーの進化を考えてみたいと思います。

 

10年前のゴルフドライバーの性能

2019年モデルのドライバーと10年前のドライバーの性能を比較すると、2019年モデルのドライバーの方が進化しています。

見た目的には、判り難いですが、新しいモデルのドライバーはスイートエリアがとても広くなっています。フェース面のどこで打っても、スイートエリアで打ったときと同じような強い反発で飛ばせるようになっています。勢いよくドライバーを振ると、打点がズレやすくなりますが、打点がズレても飛ぶということで、優しいドライバーとなりました。

また、シャフトも長くなってます。昔は、44.75インチ、45インチくらいだったのが、最近では45.75インチ、46インチが主流となってきています。さらに、ドライバーヘッドの重心位置が下げられて、低重心となっており、アッパーブローで打ててなくても、ボールを下から打ち上げるような挙動をしてくれるので、誰でも優しく高弾道が打てるようになりました。

昔のバーナーシリーズのドライバーを使っており、グローレF2ドライバーに変更をしたのですが、グローレF2に変更しただけで、平均ミート率が上がって、1.46~1.51くらいをマークするようになりました。フェース面の反発力が高くなっていることと、シャフトの性能の高さを感じさせてくれます。古いドライバーがダメだと言っている訳でではなく、進化してきているというのを知って欲しいです。優しく飛ばせるようになっています。

ゴルフクラブ進化の10年

SLEルールが制定されたのが2008年1月です。それから、約10年が経過して、今現在は2018年となりました。10年間でゴルフクラブは大きく進化してきました。ドライバーは、カーボン素材などが使用されて軽量となり当たり前のように低重心で低スピンが打てるようになりました。また、スイートエリアが広がって、打点が多少ズレてもスイートエリアで打てたときに近い強い反発で飛ばせるようになりました。さらには、SLEルール適合範囲内でフェース面の反発力が高くなっています。フェース面の反発力の活かすために捉まりの良さも向上しております。

 

 

高反発ドライバー

当時は当たり前のように高反発なドライバーが販売されていましたし、高反発なドライバーよりも飛ぶという謳い文句のドライバーもありました。不思議ですよね。高反発なドライバーと高反発ではないドライバーが同じメーカーから発売されているなんて、今の時代では考えられませんね。

ただ、高反発だから飛ぶのだろうと思うのですが、高反発の威力を発揮するスイートエリア(スイートスポット)がとても狭かったという現実があり、フェース面の小さな芯で打つことが出来れば飛ぶという代物でした。スイートエリアを外してしまえば、飛距離が落ちてしまいます。ただ、芯で打てた時の会心の一撃はとても飛びました。つまり、精確なショットで高反発の威力が発揮できる小さなスイートエリアで打つことができなければ飛ばなかったということです。

 

 

2006年 フィル・ミケルソンの奇策

SLEルールが施行されてからは、高反発という謳い文句を使ってPRをしているメーカーが殆ど居なくなりました。併せてSLEルールが施行される前より長尺ドライバーが飛ぶとされていた時期もありました。というよりも、フィル・ミケルソンが通常の長さのドライバーと飛距離が出る長尺ドライバーの2本をバッグに入れて、そして使い分けて優勝をしたことがあります。2006年のマスターズでした。

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既に2006年からフィル・ミケルソンは同じ番手のクラブを2本入れて使い分けるという奇策を練っていたことに驚きますね。当時はドロー用のドライバー(46インチ)、フェード用のドライバー(45インチ)と呼んでおり、シャフトの長さにはあまり注目されていなかった記憶があります。

ドロー用のドライバー(46インチ)は飛ぶドライバーだけど、フェード用のドライバー(45インチ)は3番ウッド程度の飛距離に感じる程、2本のドライバーには飛距離差があったらしいです。

月日が経って、ドライバー並みに飛ぶという3番ウッド(スプーン)を2本入れて試合に出場するなんて、当時のフィル・ミケルソンは思ってもみなかったでしょうね。というよりもドライバーを抜いたセッティングで3番ウッド(スプーン)をドライビング・クラブとして使用して、全英オープンで優勝をしました。2013年7月のことでした。ドライバー並みに飛ぶ3番ウッド(スプーン)というのは、フィル・ミケルソンが昔使っていたドライバーと同じか、それ以上に飛ぶのでしょうね。

 

 

長尺ドライバー

SLEルールが施行されるかもしれないから、他に飛ぶ要素を見つけようということでシャフトを長くするという考えもありました。長尺シャフトです。2006年、2007年頃だった記憶があります。ですが、シャフトが長くなればインパクトでの打点がブレやすくなるので、なかなか一般に浸透しなかったように感じます。もともとドライバーというクラブは難しいクラブですから、シャフトを長くしてしまうと余計に難しくなってしまうということもあったのだろうと思います。

 

 

高反発から広反発

スイートエリアが狭い高反発なドライバーは人気がありました。ですが、スイートエリア(スイートスポット)が小さくて、高い反発が得られるスイートエリア(スイートスポット)でボールを打つのがとても難しかったです。

その後に登場したのが、少し打点がズレてもそれなりに飛んでくれるようにスイートエリアが拡大されたドライバーです。高い反発は得られないけども、打点がズレてもそれなりに飛んでくれるというスイートエリアを広げていきました。ドライバーのテクノロジーは進んでいき、低反発時代の広反発ドライバーと呼ばれた時期もありました。広反発とは、スイートエリアを拡大したドライバーです。ドライバーのヘッドが大きくなっていったのは、この辺りの影響もあるのだろうと思います。

ドライバーのヘッドサイズが大きくなれば、フェース面の面積も拡がりますから、より広反発なドライバーにすることが出来たのだろうと思います。

 

 

低重心+浅重心(前重心)

昔はバックスピン量を増やして、吹け上がりながら高く舞い上がっていくような弾道が良いと言われていた時期もありました。打ち放ったボールが上がっていく途中で、さらにボールが上がるという弾道でした。3段ロケットとか2段ロケットとか呼んだりしていまし。しかし、そのような弾道はバックスピン量が多くて飛距離をロスしているということを最近では知られています。

ゴルフクラブ開発の技術は本当に進んでいると思います。あらゆる視点からクラブを分析して、今よりも更に性能を高めていこうという努力が垣間見られます。バックスピン量を減らすために重心の位置を変えたりしています。

低重心+低スピンのドライバーが当たり前となりました。スピン量が少ないのでボールが上がり難いということから、ロフトの数字も大きくなってきています。最近では3番ウッド(スプーン)ですらロフトが17°というのが当たり前となりつつあるように感じます。昨今、低重心+浅重心(前重心)が当たり前となりつつあるなかで、更にクラブヘッドがたわむ様な効果を持たせているドライバーも増えてきました。

 

 

ゴルフクラブの進化とゴルファー

ゴルフというスポーツはゴルフクラブという道具を使います。その道具が進化していければ、ゴルファー自身の変化も必要になってくると思います。つまり、ゴルフクラブに合わせていくということが必要になってきます。となると、現代的なクラブを最初から使っている若い世代の人たちの方がゴルフの上達は早いのかもしれないと思ってしまいます。

ドライバーの進化により考え方も変わってきていますし、スイングも変わってきています。

ソールに配置されたウェイトをスライド式で移動できるタイプのドライバーを見て、「なんじゃこれ!?」と言っておりました。昔からゴルフをやっている人には、昔から慣れ親しんでいるベーシックでスタンダードなクラブが良いのでしょう。

これからもゴルフクラブは進化していきます。
どのような進化をしていくのか、とても楽しみですね。

 

 

低重心+浅重心(前重心)が当たり前で、最近は超低重心

最近のドライバーの殆どは、低重心となっています。重心が低ければ、スイートスポットより少し上でボールを打つことができるので、自然と低スピンなボールが打てます。低重心を図るために、ドライバーヘッドのクラウン部分にカーボン素材を採用するドライバーも登場しました。カーボンを採用することで、余剰重量を下方向へ向けることができるので、今まで以上に低重心となった、超低重心ドライバーが増えています。

また、重心深度が浅くなっており、浅重心、前重心と呼ばれています。重心が浅いということは、ドライバーヘッドの重心がフェース面側に配置されています。ですから、バックスピン量を抑えて強いボールを打つことができます。バックスピン量が少ないと、吹き上がりを抑えて、キャリーとランを出せるので、飛距離アップができます。

ただ、バックスピン量が少ないということは、ボールに揚力を与えることができずに、高さがでないこともあります。つまり、ドロップボールとなってしまいます。ボールが飛び出したと思ったら、すぐに落下してしまい、飛距離が出せないこともあります。ですから、最近のドライバーの殆どは、ロフト角の数字が大きくなっています。ロフト角10°前後は当たり前となっており、中には12°、14°というドライバーもあります。

 

 

ルール適合内で高反発

新しいモデルのドライバーの殆どは、反発係数が高くなってきています。といっても、ルール適合内で反発が高くなっています。つまり、反発係数 0.83に近い反発力があるということです。併せて、フェース面のスイートエリアが広がっており、打点がズレても強い反発で飛ばせるような構造となっているドライバーが増えてきています。

 

 

2018年~2019年モデルのドライバー

低重心で低スピンが打てるという構造が当たり前となり、最近ではルール適合範囲内でフェース面の反発を高めています。そして、打点がズレても芯で打てたときに近い強い反発力で飛ばせるようになっています。つまり、反発力が高くなっているということです。反発力が高くなれば、ボール初速(ボールスピード)を速くすることができるので、結果的に飛距離アップを望めます。

反発力を活かすには、捉まることが必須

フェース面の反発力を活かすには、ボールを捉まえて飛ばすことが必要です。擦り球になったり、フェース面で滑って、ボールが右方向に抜けてしまうような、スライスボールを打っていてはフェース面の反発力を活かすことができます。故に、反発力を活かすために捉まりを向上させたドライバーが増えています。

テーラーメイド グローレF2 ドライバー、Mグローレドライバー、キャロウェイ ローグ スター ドライバーなどなど、捉まり重視のドライバーが増えてきています。どれも捉まりを重視しながら、フェース面の反発力を活かせる構造となっています。

 

日々、精進
がんばります

 

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