サイトマップ | Ameba公式トップブロガーやってます!

ゴルフドライバー 12年間の進化 | 何が進化したのか?

2008年にSLEルールが制定されてから、12年が経過して、2020年となりました。
そして、平成の時代が終わって、令和2年に入りました。

ゴルフドライバーの12年間の軌跡を追いかけてみたいと思います。

 

ゴルフドライバーの進化

昔のドライバーと比べて、進化したと感じるのは、やはりスイートエリアが拡大されてることと、ルール適合内でフェース面の反発力が高くなっているという点です。そして、バックスピン量が減らせるヘッド構造になっているドライバーが増えており、低重心でスピン量を減らして打てるように進化しました。

また、ゴルフドライバーのヘッドの進化だけではなく、シャフトの剛性も進化しています。

 

スイートエリアが広がった

昔のドライバーと新しいモデルのドライバーを比較すると、明らかに新しいモデルのドライバーの方がスイートエリアが広がっています。スイートエリアが広い方が、打点がズレても強い反発が得られます。昔のドライバーの場合、スイートエリア(フェース面の真ん中あたり)で打てなければ、著しく反発力が低下して、ボールが飛ばせないことが多かったです。

ドライバーは、もともと打点ズレが起きやすいので、打点がズレても飛ばせるような工夫が取り入れられるようになってきました。少し古いドライバーを打ってみるとよくわかります。とくにスリクソンなどの古いモデルのドライバーを打ってみるとスイートエリアが狭くて、とても難しいです。新しいモデルの方が明らかにスイートエリアが広がってますし、その方が優しく飛ばせます。

 

アスリート向けとアベレージ向けが明確になった

ドライバーの進化を感じるひとつの理由としては、アスリート向けとアベレージ向けが明確になったように感じます。昔はどのドライバーもアスリート向けな感じで難しいイメージがありました。メーカーによっては、難しくて、ハードなイメージが定着しており、それがブランド力になっていることもありました。最近は、アスリート向けとアベレージ向けがはっきりしているので、購入する側も悩むことが無くなったように感じますし、購入間違えも少なくなりました。

 

低重心+低スピンで打てるドライバーが主流

昔から低重心ドライバーというのはありましたが、最近はさらに低重心化が加速しています。どのドライバーも低重心化が図られており、低スピンが打てることをアピールしています。確かに最近のドライバーは、昔のドライバーと比べて、低重心となっており、低スピンが打てるようになりました。今まで吹け上がるボールが多かった人は、吹け上がりを抑えられるような時代となりました。

スポンサーリンク

低スピンドライバーはボールが上がり難い

低スピンドライバーというのは、バックスピン量が少ないということですから、ボールに揚力を与え難くなり、高弾道が打てないという人が増えたように感じます。そのような症状を防ぐために、ロフト角を大きくしたり、先調子のシャフトを装着するモデルもあります。ボールの上がり難さを予防する意味も含めて、深重心でありながら、低重心というドライバーも増えてきています。昔のドライバーに比べて、重心位置に関しては、とてもよく研究されています。

 

カーボンを使用したドライバー増えた

ドライバーのヘッドにカーボンを使用したドライバーが増えました。実際のところ昔からカーボン素材を使用したドライバーはありました。最近はドライバーヘッドにカーボン素材をしようして、ドライバーヘッドを軽量化しています。軽量化することで、余剰重量がうまれ、ウェイトを配置して重心コントロールが可能となりました。

スポンサーリンク

ウェイトで重心コントロールを目指す

ドライバーヘッドにカーボン素材をしようして、ドライバーヘッドの重さを150グラムにできたとします。ドライバーヘッドの重さを200グラムにしようと考えた場合、200グラム-150グラム=50グラムとなります。50グラムの余剰重量がうまれます。50グラム前後のウェイトを配置して重心コントロールすることができます。重心位置をコントロールすることで、捉まりやすさを向上したり、浅重心にしたり、深重心にしたりと、ドライバーに個性的な性能を持たせることができます。

テーラーメイドの2019年モデルM6ドライバーはヘッド後方のソール側に重さ約46グラムというインターウェイトを配置しており、超低重心で超深重心となっており、今までにない高い慣性モーメントが得られる構造となっています。ウェイトが46グラムということは、ドライバーヘッドの重さは約150グラム前後となりますから、超軽量ドライバーヘッドを製造するテーラーメイドの製造技術の高さが伝わってきます。

 

SLEルール適合内で反発力を高めたモデルが増えた

昔のドライバーと、最近の新しいモデルのドライバーを打ち比べて、即答できる違いとしては、フェース面の反発力が高くなっているということです。もちろんSLEルール適合範囲内で反発力が高くなっています。反発力を高めることで、ボール初速を速くすることができますし、平均ミート率を高めることができます。つまり、フェース面の反発力が高い方が、飛ばせるということです。

ボールスピード・アップを狙っている

とにかく新しいモデルのドライバーは、ルール適合内で反発力を高めて、ボール初速(ボールスピード)を速くすることを狙っているドライバーが増えています。とにかく、スピードを速くしていこうとしています。エネルギー保存の法則によりボール初速が速い方が短時間で遠くにゴルフボールを飛ばせるからでしょう。

つまり、SLEルール適合範囲内で高反発にしています。

タイトリストの2019年モデル タイトリスト TS2 ドライバー、TS3ドライバーもスピードアップを狙っています。スリクソンの2019年モデルの スリクソン Z585 ドライバー、Z785ドライバーもスピードアップを目指しています。

キャロウェイのエピックフラッシュもテーラーメイドM5、M6に搭載されたスピードインジェクションもボールスピードを速くすることが目的です。

 

ゴルフドライバー 12年間の進化 まとめ

ゴルフドライバーの進化をまとめると以下の通りとなります。
本当に進化をしていることを感じます。

そして、どのメーカーも概ね近い形状のドライバーヘッドになってきたように感じます。

  • スイートエリアが広くなった
  • フェースの反発力が高くなった
  • カーボン素材を使用したドライバーが増えた
  • 低重心で低スピンが打てるのは当たり前

 

これからも進化していくと思います。
どのような進化を遂げるのか興味がありますね。

日々、精進
がんばります

 

関連記事

ゴルフは哲学
運営者プロフィール | お問い合わせ | プライバシー・ポリシー 注意事項 | 文章のリライト禁止
TWITTER | INSTAGRAM | YouTube
ゴルフは哲学だと捉えて、様々な考え方、理論を学びながらゴルフ上達を目指しています。
読むゴルフを目指してブログを書いています。