タイトリスト TS2 ドライバー | ゴルフ試打レポ
2022/12/22更新
タイトリスト TS2 ドライバー 打ってみたスペック
ロフト角:10.5度
Titleist Speeder 519 EVOLUTION (SR)
SureFit CGウェイト
タイトリスト独自の重心コントロールができるウェイトですが、これは今回は使いませんでした。標準位置のままで試打をしました。ウェイト配置を調整することで、重心位置をコントロールできますので、捉まり難さを改善することもできるはずです。
今までのタイトリスト中では優しいドライバー
優しく打てるようになったと話題になってますが、やっぱりアスリート向けドライバーです。とてもシャローなフェース形状となっており、フェアウェイウッドみたいといのは言い過ぎかもしれませんが、上下の打点ズレを抑えて、フェースの真ん中で打ちやすいフェース形状となってます。ボールのティーアップは、いつもより少し低めで良い感じです。
ヘッドに奥行きがあって大きい
構えると奥行きのあるヘッドに違和感を感じるかもしれません。ヘッドが長くなったという感じでしょうか。なんとなく、キャロウェイのローグスターに似ているような感じがします。とてもヘッドが大きく見えます。このヘッドの大きさに違和感を覚える人は多いかもしれませんね。
また、深重心となっているのでヘッドを地面に置くとヘッドが後方に倒れやすい傾向があります。インパクトでもヘッドが後方に倒れてフェースが開きやすいのかと思ったのですが、先中調子のシャフト運動によりヘッドローテーションしやすい感じがしました。
開きやすいけど、シャフト運動で閉じるという感じがしました。スイングでボールを捉まえられる人にとっては、左に大きく飛び出すミスを軽減できる構造です。捉まるとか言われてますが、スライスを減らせる感じではないです。基本的にシャットに打てて、フェース面でボールを滑らせない感じで打てる人がTS2ドライバーの恩恵が受けられる感じがします。
ヘッド形状はシャローなんですが、フェースは意外にもディープとなっており、上下の打点ズレには強そうなイメージがあります。だけど、意外と手強いです。そして、低スピンが普通に打てる形状となってます。この低スピンがけっこう曲者で、ボールが上がり難くなることがあります。
ボールが上がり難いと感じることも
打ち損ないを補ってくれる感じではありません。また、きちんとドライバーヘッドを手前で潜らせてアッパーブローで打てないとボールが上がり難く感じるかもしれません。ロフト角10.5度、TitleistSpeeder519EVOLUTION(SR)というスペックでもヘッドスピード40m/s以上ある方がドライバーの性能を引き出せる感じです。というよりもヘッドスピードが速い方が、シャフト運動を使って、さらにドライバーヘッドを加速させられる感じがします。ヘッドスピードが遅いゴルファーの場合、ボールが上がり難く感じると思います。実際にゆったり振るとボールが上がり難かったです。
ボールスピードが速い
たしかに今回のタイトリストのドライバーは、ボールスピードが速いです。上述したようにフェース面でボールを滑らせずに捉まって打てる人の場合、かなり弾きの良さを感じます。ボールスピードも速くなっているのを感じます。ミスヒットしてもボールが曲がる前に飛ぶという感じがします。
TS2ドライバーとシャフトの組み合わせ
TS2ドライバーは、シャフト運動でヘッドを走らせて、捉まり向上を狙っているモデルです。
シャフトが幾つかラインナップされてますので、特長を紹介します。
Titleist Speeder 519 EVOLUTION
捉まえて、高弾道が打ちたい人向けです。このシャフトで実際に試打しました。かなりヘッドが走りますし、捉まりが良いです。弾道の高さは中弾道くらいです。ヘッドスピード 38m/s以上必要です。
KURO KAGE 50
捉まりを抑えて、更に高弾道が打ちたい人向けです。中調子となっており、シャフト運動が大きくなり、Speeder519よりも高弾道が打てるシャフトです。若干、Speeder519よりも軽くて振りやすいです。
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