アイアンが打てない時の練習のコツ
2022/08/06 更新
アイアンは地面に置かれたゴルフボールを打つので、少しでも打ち込みすぎてしまうとダフってしまったりして、ボールが全く飛ばないことがあります。アイアンが打てない理由と練習のコツを紹介します。
アイアンのダフリを治す
アイアンが打てない理由
アイアンが打てない理由は、捻転不足によって、手打ちとなっているからです。
腕力だけでアイアンクラブを持ち上げて、腕力だけで打とうとするとフェースが開いたままボールにインパクトするのでシャンクみたいに真右にボールが飛ぶようなミスショットが出ることもあります。
殆どの場合、手打ちになっていることがアイアンが打てない原因となっています。アイアンクラブは、もともと重いので、どうしても腕(手)のチカラだけで、持ち上げてしまいがちですが、下半身と身体を使って、持ち上げて、腕のチカラを抜いて振れるように練習することが必要です。手打ちになると、ボールの手前でダフってしまったりしてしまいます。
練習場の平らなライにも関わらず、良い当たりがあまり出ないという情けないショットを連発しています。フェース面でボールをしっかりと捉えたときの、バチンという心地よい音がまったくしません。微妙なトップみたいなショットになってしまい、パッカーン! という音からしてミスショットしているという感じです。
微妙なトップというのは、ボールはある程度は上がるけれど、上がりきっていないという感じの弾道で、大きな放物線を描くことがありません。 明らかにグリーンで止めることはできないような弾道です。そんなアイアンショットでグリーンを狙っても、グリーンをこぼすに決まってます。
手打ちの場合
腕のチカラだけでアイアンクラブを持ちあげて、打とうとするとダフリやすくなります。ボールの手前で、手首のコックがほどけてしまって、ダフってしまいます。このパターンでミスする人は多いです。
捻転不足
捻転が浅い場合は、スイングエネルギーが弱いので、アイアンクラブを勢いよく振ることができません。すると、自分のチカラで振ろうとしてしまい、ダフってしまいます。これも、手打ちに近い状態となってしまい、ミスショットになります。
アイアンのダフリを治す
ラウンド中に打てなくなった時の対策
ランド中にミスショットが出て怖くなって打てなくなってしまったときの対策方法です。
シャンクぽく真右に飛ぶ場合
腕力だけで持ち上げて、ボールを直接打とうとして、フェースが開いた状態でクラブが立って下りてきてボールが真右に飛ぶというのが原因です。アイアンの重さ、アイアンヘッドの重さを感じながら、ヘッドで円を描くように打つと良いです。ポイントとしては、アイアンヘッドがボールの少し手前から入るというか、ボールの少し手前を狙って打つことでフェース面をスクエアに戻しながら打つことができます。
ダフる場合
ボールの手前でダフってしまう場合、下半身の力よりも上半身の力(腕力)が強くなっており、アイアンヘッドを飛球方向に送り込めてない可能性が高いです。この場合、ダウンスイング時に右脚で蹴るというか、右膝を左膝に寄せるような動作を意識するとアイアンヘッドを低く、長く、飛球方向に送り込みやすくなりますのでダフリを予防できます。
トップする場合
身体が伸び上がってることが殆どなので、アドレス時の前傾姿勢を維持しつつ、バックスイングからトップは左肩が顎下に入るイメージ、ダウンスイングからインパクト、フォローにかけては右肩が顎下に入るイメージを持ち、肩の縦回転を意識すると身体の伸び上がりを抑えてトップを防ぐことができます。
アイアンショットでミスするときの多くは、左脚の踏み込みが緩かったり、右脚の蹴りや右膝の送り込みが緩かったりすると、ミスしやすくなります。脚を使って(下半身を使って)アイアンヘッドを送り込む意識を持つと良いです。
アイアンが打てない時の練習
アイアン打てなくなってきたので、スイングを確認しながら練習してます。ティーショットでフェアウェイの良いところにボールを運べても次のアイアンショットがダフってばかりだったらスコアメイクになりません。練習場でこそこそとアイアンを打っていました。グリップを確認して、アドレスを確認して、ボールの位置も調整して、ボールをクリーンに打てるように練習をしています。何発か打っていると色々と気付きがありますから、自分で気付いた部分を修正しながら練習をしています。
アドレスとグリップ、そしてボールの位置を確認
アイアンが不調である場合は、アドレスとグリップ、そしてボールの位置を確認すれば何が悪かったのかを知る事が出来ます。私の場合はボールの位置が左足側寄りになっていました。どうやら、気付かないうちにボールの位置を左寄りにしてしまう癖があるようです。ドライバーと同じくらい左足寄りではないのですが、フェアウェイウッドを打つ時と同じくらいの位置という感じでしょうか。人それぞれ打つクラブによってボールの位置があると思いますが。
アイアンショットでも自然とボールの位置が左足寄りになってしまっており、まるでティーアップをしたボールを打つ時のような感じになっていたのだろうと思います。
アイアンを打つ時にはボールの位置を自分の体の中心、左足と右足の真ん中に置き、左足とボールの間にスイングの最下点となるイメージで打つことで良い当たりで打てるようになります。
ソールさせずに浮かせて打つ
そして、私の場合は少しクラブを浮かせておきます。ソールしないようにしています。トップしそうなのですが、ボールの側面に綺麗にヒットしてくれます。
アイアンをソールしないのは、自分のイメージです。アイアンをソールする時はボールの手前でソールをすることが多いのですが、その場合は既にダフっているようなイメージを持ってしまうからです。
アイアンショットはボールの位置が大切ですね。ボールの位置が適切であれば、自然とクラブがボールにコンタクトしてくれて、自然とボールを飛ばしてくれます。アイアンでボールをクリーンに打てると、とても気持ちが良いですね。インパクトの感触がとても心地よいです。
脚が使えてない
アイアンを打つ時に腕力だけに頼ってしまうとダフったり、トップしたり、アイアンクラブが加速せずに当たり負けすることがあります。しっかりと脚を踏み込んで、右膝を左膝に寄せるように送り込んでいくと、アイアンクラブのヘッドが低く長く送り込まれて、適切なスイング軌道で打てます。
アイアンの微妙なトップ?
ダフっていたかと思えば、最近のアイアンショットは微妙なトップになっているような感じです。リーディングエッジでボールを打っているような・・・ボールがフェース面に乗ってこない感じです。でも、それなりにボールが上がって、飛んでくれるのですが、フェース面に乗っていないから、ボールがランディングしてから、とても転がります。トップしているのですから転がって当然なのかもしれません。
アイアンショットでトップをしているということは、ボールの置く位置が左足寄りになっている可能性がありますね。ドライバーに近い打ち方で、アッパーブローみたいな打ち方になっているのかもしれません。
または、インパクト瞬間で身体が上に伸びているかも。身体が上に伸びるということは、踏ん張っている脚を伸ばしているのかもしれません。つまり、膝の位置が上下しているということですね。
理想のアイアンショット
理想的なアイアンショットは、アイアンのリーディングエッジがボールと芝生の間に入って、ソールが芝生に触れるかどうかというくらいの入り具合が良いのではないだろうかと考えています。ボールの重心よりも少し下の辺りにエッジが入れば、自然とボールはフェース面を伝って、ずり上がってきますから、自然とバックスピンも発生して、高い弾道が打てるはず・・・だと勝手に思い込んでいます。
アイアンショットで、ターフを取るか
ターフを取るというのは、結果的に取れるだけであって、ターフが取れることが必ずしもナイスショットではないと思います。ターフを取るということを考えると、アイアンのエッジを深く入れようとしてしまいますし、ダフってしまう可能性もあります。ダフるというのは、アイアンのエッジが芝生に接着したときに、芝生の茎や根っこに引っ張られて、余計に下の方向へクラブが持っていかれてしまいます。ウェッジなどでもよくある症状です。
ということを考えると、やはりクリーンに打つことが最善。クリーンにボールを拾って(打って)、結果的にアイアンが芝生に接着するという感じでしょうか。
アイアンでボールをクリーンに打つ練習
ボールを直接 打とうとしない
アイアンが打てない原因のひとつとして、ボールを直接 打とうとしてしまう動作があります。ゴルフスイングは円弧を描きます。アイアンヘッドが円を描いて、円を描く途中にゴルフボールが置かれていて、インパクトするというイメージになります。
が、ボールを直接 打とうとすると円を描くというよりは、アイアンヘッドを鋭角に下してぶつけていこうとしますので、ダフりやすくなりますし、トップしやすくもなります。クラブが立って下りてくるので、トゥダウンしやすくなりますし、フェースが開きやすく、当たり負けしやすくなってシャンクみたいに真横にボールが飛んでしまうこともあります。アイアンヘッドで円を描くイメージを持ちつつスイングした方が良いです。
最近では、シャローで打つ・シャロースイングなどがトレンドとなりつつありますが、シャローで打つということはアイアンヘッドを鋭角に入れない、緩やかな軌道でアイアンヘッドを入れていきますので、アイアンヘッドを低く・長く移動させることができるので、ダフリ、トップの予防になります。
その他、気付いたこと
アイアンショットを何発か打って練習をしていると、数十発の内に数発はミスショットが出ます。例えば、10発打って3発ミスをしたりもします。当たりが悪いとかダフったりとか左への引っかけなどが出たりします。練習場で、連発して打つことが出来るナイスショットよりも、たまに出るミスショットがゴルフ場で打つショットなのだろうということに気付きました。
- 連発して打てるナイスショットは練習場でのショット
- 練習場でたまに打つミスショットがゴルフ場で打つショット
・・・ということでしょうね。これは、メンタル的な面もあるかもしれませんね。緊張していたり、慎重さもあるだろうと思います。
では、練習場でたまに打つミスショットをどのように活かすかということを模索しなければいけませんね。ミス無しが最も良いのですが、必ずミスはしてしまいます。ミスショットをしても大きなトラブルにならないようにするのか、自分がミスショットをしたときの傾向というのも探っていかなければいけませんね。
ダウンブローで打つ、打ち込む必要は無い
アイアンは、ダウンブローで打つ、打ち込むと言われることもありますが、その理由としてはゴルフボールにバックスピン量を与えて、高弾道を打とうとしているからです。つまり、バックスピン量で高弾道を打つということです。そのために、ダウンブローで打つ、上から打ち込むという打ち方が必要とされてました。
最近のアイアンは払い打ちが良い
最近のアイアンクラブは、ソール幅が広くなってますし、もともと低重心に設計されています。フェース面でしっかりとゴルフボールを打つことができれば高弾道が打てます。なので、ダウンブローで打つ、打ち込むというような打ち方は不要ということです。
また、飛び系アイアンの場合、打ち込んで打つよりは、払い打ちの方がアイアンの性能を活かせます。詳細は、飛び系アイアンの打ち方のコツを読んでください。
飛び系アイアンの打ち方のコツ
アイアンの打ち方で初心者がミスする理由
簡単にいってしまえば、手打ちになっているからです。腕(手)のチカラだけで、アイアンクラブを持ち上げて、腕(手)のチカラだけで打とうとしています。すると、アイアンクラブがゴルフボールにヒットするまえに手首のコックが解けてしまって、ゴルフボールの手前でダフってしまいます。
すると、ゴルフボールは少ししか飛びません。これが、初心者にありがちなアイアンのミスです。しっかりと、下半身を使って、捻転をして、肩の回転でアイアンクラブを持ち上げられるように練習することが必要となります。
アイアンの弾道が低い
初心者ゴルファーの場合、アイアンショットでは低弾道が多くなります。このような場合も腕(手)で打っているからであり、アイアンクラブが加速してないからです。また、腕(手)だけのチカラでゴルフボールを直接打とうとしているので、アイアンクラブが真上から入ってくるので、ロフトが立っており、低い弾道になってしまいます。