ドライバーの擦り球になる原因と修正方法の紹介
更新:2022/06/02
スライスになりやすいドライバーの擦り球のメカニズと修正方法の紹介です。擦り球になってしまうのは、ボールの置く位置とカット打ち(アウトサイドイン軌道)が大きく影響しています。
ドライバーショットで擦り球のメカニズム
ドライバーショットで擦り球となりスライスしてしまう原因は大きく2つあります。
(1) ボールの置く位置が外側過ぎる
(2) 極端なアウトサイドイン軌道
この2つの要因が重なって擦り球となりスライスになってしまいます。ドライバーショットではボールの置く位置が左足側過ぎる(外側過ぎる)と擦り球になりやすいです。併せて、極端なアウトサイドイン軌道でドライバーヘッドがゴルフボールに向かってくると、カット打ちとなり、予定してない大きなスライスボールとなります。
これが、ドライバーショットで擦り球&スライスになってしまう原因であり、メカニズムです。
擦り球とは
擦り球とは、アウトサイド軌道でフェースが開いてカット打ちになったときにフェース面でボールを擦るようにインパクトしてしまい、ボールにスライス回転が発生してしまいスライスボールになってしまうことです。
ドライバーショットでの擦り球のデメリット
ドライバーショットで擦り球になってしまうと、なんといってもスライスになってしまい、OBが増えてしまう可能性があります。OBリスクが増えるということは、大叩きの危険性もあるということで、スコアをまとめられないのは、基本的にはティーショット(ドライバーショット)に左右されているところが大きいといえます。
擦り球 自体は悪では無い!
実は、擦り球自体は悪ではありません。ドライバーショットでは、擦り球は悪ですし、スコアを大きく崩してしまうOBリスクが増えます。だけど、バンカーショットでは、擦り球になるような打ち方必須です。ゴルフに慣れてる人であれば、もう判るかと思いますが、ドライバーショットの擦り球とオープンフェースでカット打ちするバンカーショットというのは、打ち方の原理は殆ど同じです。
バンカーショットでは、ウェッジのフェースを開きます。そのまま打つとボールが右方向に飛んでしまうので、オープンスタンスに構える訳です。オープンフェースで外側からカットに打つことで、ボールは真っ直ぐ飛ぶという訳です。
(a)スイング軌道、(b)フェース面、(c)スタンス向き この3つが打ち出される方向を決定しているということです。
ドライバーでスライスが多いのは、擦り球になっていることが多いのですが、それはティーショットでバンカーショットのような打ち方をしようとしているということになります。一度、自分の打ち方をチェックしてみると良いです。
擦り球を修正する方法
擦り球を修正するには、ゴルフボールの置く位置を少し中にする擦り球にになって、スライスが多い場合、ボールの置く位置を少しだけ中に入れてみると良いです。左脚の太腿くらいまでボールを中に入れてみると良いです。
はじめは、ボールが近く感じて、窮屈感がありますが、ドライバーのフェース面真ん中でゴルフボールを打ちやすくなります。また、インパクトした後、飛球線方向に向けてドライバーヘッド(フェース)を押し出しやすくなりますので、擦り球とスライスを予防することができます。
フェースが開いてるとスライスする
適切なボール位置となっていても、ドライバーのフェースが開いた状態でインパクトすれば、スライスしやすくなりますので、注意してください。適切なボール位置で、フェースをスクエアにしてインパクトすることで、ストレートボールが打ちやすくなります。
ドローバイアスの入ったドライバーを使う
どうしてもスライスが修正できない場合、ドローバイアスの入った、ボールの捕まりやすいドライバーを使うのもアリです。インパクトにかけてヘッドが返りやすくなっており、スライスが減らせます。
オープンスタンスで打つ
ボールの置く位置を変更したり、打ち方を変えるのが嫌だという人の場合、今のボール位置、今の打ち方のままで、少しだけオープンスタンスにします。いつも通りの外側からドライバーを振って、インサイド(左側)にドライバーヘッドを抜くように打てば、ボールは少し左に飛び出して、スライス回転が掛かって真ん中に戻ってきます。つまり、なんちゃってフェードが打てます。打ち方を変更するよりは、いつもスライスが打てるようにしておいた方がスコアはまとめやすくなります。
もっとも危険なのは、左に飛ぶし、右に飛ぶし、どこに飛ぶか判らないというのが危険です。
擦り球はスライスして飛距離も出せないので、本当は修正した方が良いです。
ただ、修正するのに時間を要することもありますので、自分のリズムで始めていくと良いです。
日々、精進
がんばります