ドライバーの飛距離が落ちた原因
ドライバーの飛距離が落ちたと思ったら、その原因を見つけて、練習をするとよいです。
寒くなってくるとドライバーが飛ばない
寒くなってくるとドライバーが飛ばないなと感じることが多くなります。気温の影響もあると思います。寒くて、身体が冷えて身体が動かないということもありますが、結局のところ言い訳であり、自分が下手なだけですね。しょっぱなティーショットのドライバーは左へ飛びました。身体が動いてません。そのうちティーショットは、右に行ったり、左に行ったりします。そうなると、フェアウェイに戻すだけで大変ですし、なかなかパーが獲れません。
ということから、スプーン(3番)で打ってみたところ、ボールは左に飛び出して、スライスをして戻ってきました。完全にアウトサイドイン軌道のカット打ちの手打ちです。スプーン(3番)で打ってもコレか・・・と思ってしまいました。アウトサイドイン軌道のカット打ちか、ボールを打ちにいこうとして、身体が左へ移動してしまっているか・・・。
ライバーだけおかしなスイングをしていた
グリーンを狙ったアイアンショット、100ヤード前後のアプローチショットは、良い感じで打てたので、ドライバーだけおかしなスイングをしていたのだろうと思います。良い感じで打てていた時のことを思い起こしてみると、ゆっくりとテークバックをして、ゆっくりとクラブを下ろしてきていました。
それは、グリーンを狙っているからなのかもしれません。グリーン左右のバンカーに入れたくないから、曲げたくない、届くだけでもOKという気持ちで。慎重になっているから、きちんとボールにコンタクトできていたのかもしれません。それを踏まえて、ドライバーも同じ様にゆっくりと振ってみたところ、ナイスショットが出ました。
良いイメージを持ってショットをすること
ゴルフレッスンの先生が良いイメージを持ってショットをした方が良いと言っておりましたが、その意味がやっと判ってきたような気がしました。アイアンとドライバーではクラブの特性が全く違いますが、基本的な動作は同じです。アイアンでのナイスショットをイメージしながら、ドライバーショットを修正できるということを実感しました。となると、スイング作りでウェッジを使ったり、アイアンを使うというのは、とても大きな意味があるということになりますね。
ドライバーでゆっくり振るというのは、チカラを抜くというのではなくて、ゆっくりとテークバックを始めていけば、ゆっくりと捻転をすることができます。ゆっくり捻転をして、トップスイングが作られると、身体に負荷が掛かり早く元に戻りたいという気持ちになりますが、それを我慢します。右脚で踏ん張りながら、クラブをおろしてくれば、自然とクラブが走ってくれて、良い感じでボールを飛ばしてくれる。
とても基本的なことです。
その基本ができなくなってしまうのですから、困ったものです。
ただ、ラウンド中に自分のスイングやショットの精度を考えながらラウンドをするというのは、とても危険ですね。自分ひとりだけ悶々としてしまって、悶々としたままパッティングや次のホールのティーショットを迎えるわけですから。
ドライバーの飛距離が落ちた・・・と思ったラウンドの時に色々と思いついたことをまとめてみました。
軸がブレている
スイング軸がブレてしまっていたら、バックスイングで発生した捻転のエネルギーが逃げてしまい、力強いスイングができなくなってしまいますし、クラブが走りません。飛ばすという気持ちが強くて、軸が左右にブレてしまっていたのだろうと思います。
飛ばそうと思ってチカラが入っている
私の場合は、飛ばそうと思ってチカラが入ると右腕(右手)にチカラが入ってしまうことが多いです。思いっきりアウトサイドインの軌道になってしまいますから、ボールは左に飛び出します。運が良ければ、スライスして戻ってくるという感じです。アウトサイドインからのカット打ちは、ドライバーのフェース面で力強くボールを飛ばしている感覚が全くありません。スライスボールとなってしまいますし、故に飛距離は落ちます。
足腰が使えていない
テークバック、バックスイングで右脚でしっかりと踏ん張っていないから、クラブをおろしてくる時には、左足の踏ん張りも無くなってしまい、なんともいえない非力なスイングになってしまいます。テークバックからバックスイング、ダウンスイングまで右脚を踏ん張っておくことで、クラブは自然と加速してくれます。自分で振ろうとしなくても、クラブが加速してくれます。中部銀次郎さんの書籍にも 右脚を強くしておけば、クラブが加速して、強く弾く・・・ というようなことが書かれていましたが、たしかにその通りです。
身体が浮いている
飛ばそうと思っているからこそ、急いでしまいます。直ぐに頭が上がってしまって、飛球線を向こうとしてしまいますから、身体が浮いてしまって、スライスボールしか打てません。
胸の前から腕が外れている
手でクラブをあげて、手で戻そうとしているという典型的な動作ですね。腕が常に胸の前に置かれている状態にしておかなければ、手(腕)だけが先走ってしまうので、ナイスショットなんて絶対に打てません。飛ばそうと思っているから、気持ちが先走ってしまい、手(腕)が走ってしまっているのだろうと思います。
上述したことは、どれも基本的なことであり、出来て当然であり、出来てなければいけないことばかりです。基本的なことなのに、ゴルフ場ではできなくなってしまうというのは、何か問題があるはずです。練習場ではできるけど、ゴルフ場ではできない・・・ゴルフはそういうものかもしれません。
飛ぶ人は年齢や老化に関わらず飛ぶ
先日のラウンドで、たまたま、組み合わせになった人が64歳というベテランの人でした。アプローチとパターが、とても上手な人でした。しかも、飛ぶ人です。64歳とは思えないほど、飛ばしてきます。
私と同じくらい飛びます。いえ、私よりも飛んでいました。年齢が64歳だから飛ばないと思っていたわけではありませんが・・・ティーショットのドライバーで打ち放たれたボールは勢いがあり、よく飛んでいました。
飛ぶ人は何歳になっても飛ぶ
64歳というベテランの人が、「 同じくらいの年齢でボクより飛ぶ人は居ない 」と 豪語しておりましたが、本当にそうだろうなと思いました。
64歳ベテラン・ゴルファーの言葉から得られたヒントとしては、飛ぶ人は何歳になっても飛ぶということ。そして、飛ぶからこそ、飛ばす努力、飛ばす工夫、飛ばす練習を長年続けているということです。
飛ばない人は、飛ばす努力をしていても、途中で諦めてしまうから、ショートゲームなどを重点的に練習をしてしまう。だから、飛ばなくてもショートゲームがうまくて、スコアをまとめこれるようになる。それは、それで良いけど・・・飛ばなくなってしまう・・・というか、スイングの老化が早くなってしまうという自論をお持ちでした。
何歳になっても深い捻転ができるように、柔軟性のある身体づくりをしているようです。
ショートゲームを磨いていく・・・だからスイングが老化する?
ショートゲームを磨いていく・・・だからスイングが老化する、飛距離が落ちる・・・この意味は、良く判りませんでしたが、このように解釈をしました。
飛距離が出ないから、最初からレギュレーション通りにボールを運ぶことを諦めてしまう。ボギーオンを目指しているから、刻むこともいとわない。刻んでスコアがつくれるようになると、どこでも刻むようになってしまう。いつの間にか、飛ばすことをしなくなってしまう・・・という意味だろうと解釈をしました。
それは、ショートゲームを磨くから、練習すから飛ばなくなるのではなくて、刻もうとするから、飛ばすということをしなくなってしまうからという意味なのだろうと思います。
刻もうとする=ボギーオン狙い=ショートゲーム・・・これは言葉を替えると積極性の無いゴルフとも言えますし、飛距離勝負のゴルフではありません。もちろん、ゴルフは飛距離合戦ではありません。
ショートゲームが巧みであれば、飛ばなくてもスコアをまとめてくることができます。私も飛ばすこととは、別でショートゲームを磨いていきたいと考えています。
飛ぶ人の言葉は、皆似ている
飛ぶ人に、なぜ飛ぶのかを聞くと、返ってくることは似ています。
- 昔は自分も飛ばなかった
- 180ヤードくらいしか飛ばなかった
- フルスイングをしていれば慣れてくる
- 手首を使う
- 背中を使って飛ばす
- 脚で踏ん張る
- パワーよりも柔軟性
・・・などなど
やはり、何事も努力が大切なのだろうと感じました。もともと、飛ぶ人も飛ぶ努力をしていること、飛距離を維持するために努力をしているんだということがわかってきました。
日々、精進
がんばります