おすすめ! 中古のチッパー、バンカー脱出、アプローチ克服
ウェッジを使ったアプローチ、ショートゲームが苦手だという人は、チッパーを使うと良いです。チッパーの有用性、おすすめチッパーの紹介をしていますので、参考にしてみて下さい。パター感覚で使えるアプローチウェッジがチッパーです。
チッパーとは?
チッパーとは、ゴルフでいうところのウェッジの替わりとなるクラブです。従来のウェッジと何が違うかと言いますと、クラブヘッドの構造が大きく違います。チッパーは、従来のウェッジよりもソール幅広くなっており、芝生の上を滑らせるような形状となっています。つまり、ダフリ難いということです。
簡単にいってしまえば、ウェッジが苦手な人が使うクラブです。パター感覚で使えるので、ダフらずに寄せられます。パターのようにストロークして使えるチッパーの場合は、ライ角がアップライトとなっており、70度くらいになっているモデルもあります。
チッパー、別名 二ブリックと呼ばれています
ウェッジと同じくらいのロフト角で、パターくらいの長さとなっているクラブのことをチッパーと言います。別名、二ブリック、ピッチング・二ブリック と呼ばれています。使い方は、パターと同じようにストロークをする感じですが、アプローチ、ちょっとした寄せに使えます。ウェッジのザックリ、ダフリを防ぐことができるクラブです。
アプローチが苦手だという人
アプローチが苦手だという人は、チッパーを使って転がして寄せると良いです。その場合、ロフト角は35度~45度がオススメです。ボールを上げるのではなくて、低く出して、転がして寄せることに向いています。
バンカーが苦手だという人
バンカーが苦手だという人は、ロフト角が50度以上、54度、56度などのチッパーを使ってバンカー脱出を試みると良いです。バンカー脱出するために使えるチッパーもありますが、バンカー脱出の場合は、サンドウェッジでもチッパーでもあまり変化がありません。しっかりと打てなければ、なかなか脱出ができないことが多いので注意して下さい。
チッパーは、大きく分類して2タイプある
チッパーとひとこといっても、2タイプのチッパーがあります。ウェッジ型とパター型です。
ヘッド形状、構造がウェッジと同じようになっていますが、ソール幅がとても広くなっており、ダフリを減らせる構造となっています。ウェッジ型のチッパーのロフト角:50~58度。従来のウェッジに近いロフト角となっているモデルが多いです。
- ロフト角:50~58度
- ソール幅広くなっている
パターのようにストロークして使うことができます。故に、ライ角がアップライトとなっており、ライ角が70度近いチッパーもあります。パター型のチッパーのロフト角:40~45度。グリーン周りからボールを低く出して転がしやすいロフト角となっています。
- ロフト角:40~45度
- パターの様にライ角がアップライト
グリーン周りから転がして寄せたい
グリーン周り、花道などから転がして寄せるときを想定している場合は、パター型のチッパーがオススメです。パターと同じ感覚で扱えますし、特別な打ち方をする必要はありませんので、簡単です。
- パター型のチッパーがオススメ
- ロフト角は、40~45度くらい
- パターと同じくらいの長さのチッパーを選ぶこと
- 狙える距離は、~50ヤード前後
バンカー脱出にも使いたい
バンカー脱出にも使いたい場合は、ウェッジ型のチッパーがオススメです。ソール幅広くなっているので、バンカーショットでフェースを開かなくても良いです。また、従来のウェッジに近い構造となっていますので、打ち方を変えずに扱えるというメリットがあります。
チッパーでバンカー越えのショットも打てます。ボールを高く上げることができなくてもライナーで低いボールで、バンカー超えのショットが打てます。バンカーを超えるということから、高いボールを打たなければいけないと考えること自体がナンセンスです。余計に難しいアプローチショットになってしまいます。
- ウェッジ型のチッパーがオススメ
- ロフト角は、50~58度くらい
- 従来のウェッジと同じくらいの長さのチッパーを選ぶこと
- 狙える距離は、~100ヤード前後
チッパーは、転がして寄せるときに使うと良い
バンカー脱出にチッパーを使うことは悪い事ではありません。どんなクラブを使うのが良いのかは、あまり関係無くて、結果的にバンカーから脱出できれば良いのですから。初めて、チッパーを使おうと持っている場合は、グリーン周りから転がして寄せるために使うことを考えた方が良いです。たまに、グリーンまで数ヤードの距離からパターで強くストロークして転がしたりすることもあると思います。そういったときにチッパーを使うと良いです。
そして、チッパーを使いすぎると、本当にウェッジが打てなくなってしまうこともあります。ですから、ウェッジの練習もしておいた方が良いです。
レディースゴルファーはチッパーを使ってスコアアップ
レディースゴルファーは、チッパーを使ってスコアアップを望めます。グリーン周りからボールを寄せるときに使うのはウェッジが多いはずです。ウェッジというクラブは、クラブ総重量が重くて、急に打ち難さを感じてしまい、ミスしてしまうという女性ゴルファーは少なくありません。そのようなときこそ、チッパーを使うと良いです。チッパーは、パターのようにストロークする感じで寄せられます。
おすすめのチッパー ロフト角
チッパーで、もっともおすすめできる ロフト角としては、35度~45度くらいのチッパーです。ロフト角35~45度くらいのチッパーの使い道としては、グリーンまで数ヤードという短い距離のアプローチで使う場合です。花道から転がしたり、砲台グリーンを外してしまったときに、転がして寄せたりするときに威力を発揮します。パター感覚で使うことができますので、難しい技術を必要としません。
アプローチが苦手という人は、転がしてつかえるチッパーを使ってみると良いです。実際にグリーン周りというのは、芝生が薄くなっているライが多くありますから、ウェッジを使うのは、とても難しいのです。ロフト角の数字が小さ目のチッパーは、転がして寄せるにはピッタリです。チッパーを使ってみようと考えているひとは、パター感覚で使えるチッパーがおすすめです。
チッパーの選び方、チッパーのロフト角
チッパーの選び方としては、自分がどのような使い方をするかによって決めることが大切です。グリーンまで、数ヤードのアプローチでダフってミスをすることが多いというのであれば、パター型のチッパーが良いです。パター型のチッパーで転がして寄せることができるからです。バンカーなどにも使用したいと考えているのであれば、ウェッジ型のチッパーを選ぶと良いです。ロフト角も大き目のチッパーがオススメです。
- ゼクシオ シーアール (XXIO CR 2010)
- オデッセイ X-ACT 2011
チッパーを使うとき
芝生が枯れている時節や芝生が剥げてしまって地面がうっすらと見えているようなライでのアプローチは難しいです。ザックリやってしまう可能性が高いです。なので、いつもはユーティリティを使ったり、フェアウェイウッドを使ったりして転がし重視のアプローチを心がけています。けっこうソールが滑りやすく出来ていますからねザックリしないので、思い通りの距離を狙うことが出来ます。
ということで冬場や芝生が育つまではチッパーを使ったりなんかしています。チッパーには、かなり助けられていますし、ボールを上げるだけではなく転がして寄せるという大切を再認識させてくれるクラブです。
- 転がして寄せたいとき
- グリーンカラーとラフの境目からの寄せ
- グリーン周りの芝生の薄いライからの転がし
アプローチというのは、必ずしもウェッジを使わなければならないという決まりはありません。最優先するのは、カップに寄せることであり、1パットでカップインできるところまで寄せること。もっと良いのは、そのままカップインできることです。ウェッジを使うとか、チッパーを使うとかは、あまり大きな問題ではありませんし、そんなことを気にしていたらスコアメイクできません。
チッパーの使い方
チッパーの使い方は、とても簡単です。パターのようにストロークをするだけです。従来のウェッジのように、打ち込もうとしたりする必要がありません。グリーン周りからの寄せのときには、チッパーがあると助かることが多いです。チッパーを使っていて、カッコ悪いとか下手くそに見えるとか言われることがあるかもしれませんが、ゴルフは結果が全てです。スコアをまとめてくれば良いのです。
チッパーを使ってもダフルこともある
ウェッジが難しいからということで、チッパーを使ってもダフることもあります。右手にチカラが入ってしまうと、ボールの手前でダフることがあります。それは、パターでダフってしまうのと同じ症状です。なので、チッパーを使えばダフリが修正できるという訳ではありません。打ち方が悪いのは修正されません。
同伴者に嫌味を言われた
初めてラウンドをした人が、私のチッパーを見て、一言。
チッパーなんて使うんですか?
それってアレじゃないですかー?
アレって? なーに?
アレという言葉の後ろに接続されるのは、邪道だとか、アプローチが苦手なんですか? とか、そういう言葉に繋がるんだろうと想像が出来ました。
周りの人に何を言われても自分のゴルフをしたいですからね、そんな茶々は気にせずにチッパーを使いましたよ。なんか腹が立ったので、グリーン周りの転がしは全てチッパーを使いました。グリーンまで15ヤードという距離もチッパーを使いました。なかなか、良い転がりでした。とくに、ほんの少しだけグリーンを外してしまったけどパターだとラフが邪魔で転がらないだろうし、ウェッジだと強弱の調整が難しいし、どうしようかな?と思う様な状況のなかでチッパーは威力を発揮してくれます。
横峰さくらちゃんだってチッパー入れるとか入れないとか言っていましたからね。
どうも、チッパーに対する誤解が多いように感じますね。
チッパー=かっこ悪い
チッパー=ルール不適合
そんなイメージがあるのだと思います。
というよりもチッパーというネーミングが悪いのかもしれないですね。もう少し別のネーミングするか、普通にウェッジとかにしても良いのかもしれませんね。
ちなみに、チッパーに関するルールも定められています。最近、販売されているチッパーの殆どは、SLEルール適合モデルが多くなっていますので、あまり気にされなくても大丈夫です。チッパーの販売ページに、SLEルール適合、不適合が記載されています。
チッパーは適合クラブ? JGA
ゴルフというスポーツはマナーとかルールを尊重して、自分なりのゴルフをしようとか言っていますが、人が使っているクラブを見て嘲笑するのはどうかなと思いますし、スコアがまとまれば、ルールに適合しているクラブであれば、どのようなクラブを使おうが問題ないと思います。使っているクラブが邪道だとか、初心者向けのクラブだとか少し変わった風習があったり、けっこう理不尽なことが多いと感じるのもゴルフの魅力かもしれませんね。
こういうった話は、ティーショットでドライバー使うとか使わないとか、そういったスコアに関係のないところの議論になるので、あまり大きな意味を持たないと思います。自分が良いスコアメイクができるクラブを使うことが大切だと思います。
おすすめ! 中古 チッパー
市販されているチッパーの殆どは、ルール適合となっています。パター感覚で寄せられるので、とても便利ですし、アプローチでのミスを軽減してくれます。スコアメイクの手助けとなります。ダンロップ(ゼクシオ)のチッパー、クリーブランドのチッパーなどがあります。自分のゴルフマネジメントに合わせて選ぶと良いです。中古ですから、価格も安くなっています。プロギアも扱いやすいチッパーを作っていますので、おすすめです。
ゼクシオ シーアール (XXIO CR 2010)中古

パター感覚でアプローチできる
パター感覚でアプローチができるゼクシオのチッパーです。2011年モデルです。滑りやすいソール形状がミスを軽減させてくれます。ロフト角は、35度、45度がありますので、自分のゴルフマネジメントに合わせて選べます。重さは約545グラムとなっており、けっこう重くなっています。クラブの重さで慣性をつけて、ボールを転がし寄せるというイメージです。デメリットは重すぎるという点でしょうか。クラブ2本分の重さですから、その重さがどのような影響が出るのかを考えておくと良いです。ただし、重い方が、手で調整したり、手で打ちにいこうとする動作を防いでくれます。
ロフト角:35度、45度
長さ:34インチ
ライ角:71度
重さ:約545グラム
オデッセイ X-ACT 2011 中古

パター感覚でアプローチできる
オデッセイのチッパーです。どちらかというとパターに近いウェッジとなっています。オデッセイのパターのフェース面に取り付けられている、インサートが取り付けらており打感はパターに近いです。パター感覚でアプローチができますので、ダフりの心配がありません。20ヤード、30ヤードくらいまでなれば、距離感が合わせられれば、このチッパーで寄せられます。
ロフト角:37度、46度
長さ:35インチ
ライ角:70度
重さ:約330グラム
SMART SOLE スマートソール 2.0

バンカー脱出を簡単にさせてくれます
クリーブランドのチッパーです。ソールが幅広となっており、バンカーからの脱出が簡単にできます。バンカーからの脱出し易いクラブかもしれませんが、バンカー特有の打ち方ができないと、脱出できませんので、注意してください。それなりのコツは必要です。
スマートソールが進化した、2017年モデル スマートソール 3.0 2017年モデルもあります。
プロギア R45 wedge(チッパー)

バンカーショットも打てるプロギアのチッパーです。ソール幅広くなっていますので、わざわざフェースを開いてバンカーショットする必要がありません。また、アップライトとなっていますので、縦振りがしやすくなっており、精度の高いアプローチが実現できるチッパーです。
ロフト角:45度
長さ:35インチ
ライ角:67.5度
重さ:485グラム
プロギア R55 wedge(チッパー)

プロギアのチッパーです。グリーン周り、バンカー脱出、ラフからのアプローチなどなど、様々なシチュエーションからのアプローチを簡単にしくてるチッパーです。とても人気のあるチッパーです。ロフト角が55度となっており、従来のウェッジ感覚で使えますので、打ち方を変える必要がありません。
ロフト角:55度
長さ:35インチ
ライ角:67.5度
重さ:485グラム
フォーティーン H030 ウェッジ


フォーティーンの風変わりなヘッド形状のウェッジです。チッパーというよりは、ウェッジに分類されます。ですが、特殊なヘッド形状から判るように、ダフっても滑ってくれるという構造となっています。ウェッジを使ったアプローチの最大のミスは、ダフリ、ザックリです。このミスを減らすことができれば、スコアを縮めることができるはずです。
シャフトは、カーボンとスチールのどちらか選択ができます。中古市場では、品数が少なくなっていますので、自分に合ったスペックが見つけられるか判りませんが、とても良いウェッジです。アプローチが苦手な人、女性ゴルファーなどにも向いています。
チッパーを使うことには、抵抗があるという人に向いているウェッジです。ウェッジの優しさを追求したモデルとなっています。
フォーティーン C030 ウェッジ


フォーティンのウェッジです。こちらも、チッパーというよりは、ウェッジとなりますが、特殊なソール形状となっています。ソールに溝が入っているような形状となっており、フロントソール、バックソールに分割されています。ソールが分割されていることで、フロントソールがヘッドを深く入り込ませる役割を果たして、バックソールは潜らずにヘッドを跳ねる役割となっています。
従来のウェッジですと、エッジが芝生に打ち込まれると、芝生に沿って深く潜り過ぎてしまいダフってしまうことがあります。そのような深く潜り過ぎを防いでくれます。また、バンカー脱出も容易にしてくれます。
ロフト角:51度(4)
ロフト角:56度(6)
DYNAMIC GOLF(スチールシャフト)
NS.PRO 950GH HT(スチールシャフト)
FT-61w(カーボンシャフト)
チッパーを購入する時の注意点
チッパーを購入するときの注意点としては、どのような使い方をするのかということを明確にしておくことが大切です。ウェッジが苦手だから、チッパーを使うという考えで間違いではないのですが、どのようなシチュエーションで使うのかということを考えておくことです。
グリーンまで50ヤード前後の距離をパター型のチッパーで打っていくというのは、できるとは思いますが、従来のウェッジを使った方が賢明です。となると、パター型のチッパーで寄せられる距離は、10ヤード~20ヤードくらいです。グリーン周りからの短い距離のウェッジでのザックリを減らすためにチッパーを使うと良いです。
また、バンカー脱出用のチッパーもあります。たしかにソールが幅広となっており、脱出し易いのですが、バンカーから脱出できるような打ち方、打ち込み方ができなければ、バンカーからのホームランは無くなりません。
この辺りを考えてチッパーを選ぶと良いです。
ちなみに、私はクラブ競技などのときには、パター型のチッパーを使うことが多いです。冬の枯芝であれば、花道からパターで強めにストロークをして転がせるのですが、夏はラフが深くなりますから、ほんの少しでもボールを上げらたいからです。
日々、精進
がんばります