短い距離のアプローチ、ウェッジの打ち方コツ
2023/10/07更新
短い距離のアプローチ、ウェッジの打ち方コツを紹介します。30ヤード、50ヤードくらいは打ちやすいけど、2ヤード、4ヤードくらいという短い距離はとても難しいです。こちらのページでは、数ヤードという短い距離のアプローチのコツ、ウェッジの打ち方のコツを紹介します。
短い距離のアプローチ、ウェッジの打ち方のコツ
短い距離というのは、数ヤードという距離です。チップインされるかどうかという距離で少しだけボールを上げるというアプローチショットをイメージしてます。実は、数ヤードという距離のアプローチが最も難しいですし、ミスしやすいです。
打ち方コツ
打ち方のコツとしては、ウェッジのリーディングウェッジをゴルフボールと芝生の間に滑り込ませるイメージです。なので、ウェッジのバウンスを滑らせるというが芝生に接しますので、一般的に言われるダフるというイメージに近くなりますが、本当はダフってるワケではなく、バウンスを滑り込ませてるということです。
ザックリというのは、リーディングエッジが刺さってしまうことです。
リーディングエッジが刺さることは、ダフりではありません。
クリーンに打つとか、ボールを上げようとして掬って打とうというイメージは不要です。
フェース面の向きを変えないようにするために右手首の背屈(角度)を維持したまま身体の回転でボールにコンタクトできると良いです。
ダフリが多い場合
アプローチでダフってしまことが多い人は右手首の背屈を維持したまま身体の回転でウェッジのヘッドを滑り込ませてみるとイメージを持つと良いです。そうすることでフェース面の向きが変わり難くなりますし、手首が伸びてしまうキャストを防ぐことができます。
ウェッジのバウンスを滑り込ませる
ウェッジのバウンスをゴルフボールと芝生の間に滑り込ませる。その為、ウェッジのバウンスが芝生に接してしまうのでダフってるというイメージに近いけど、これが正解です。バウンスを滑らせて、リーディングウェッジをゴルフボールと芝生の間に滑り込ませることができれば、ゴルフボールはウェッジのフェース面を滑って(フェースに乗って)ロフト角通りの高さで上がってくれます。ポイントとしてはボールを直接打とうとするのではなくボールの少し手前にウェッジのヘッドを落として飛球線方向に送り込むというイメージになります。
フェース面の管理としては2通りあります
ハンドファーストで打つ
ハンドファーストで打つ場合、ロフトを立ててフェース面をそのままボールにコンタクトさせます。
ボールを低く打ち出されて、ランニングアプローチになります。
フリップに打つ
フリップの場合、バウンスを滑り潜らせてフェース面が上を向くように打ちます。
ボールを上げやすく、上げて止めることができます。
短い距離のアプローチでも体重移動する
テイクバックして、戻す時には踏み込んで、インパクト前で止めるようにするとウェッジの重さで加速してくれます。そして、ボールの手前にバウンスを滑り込ませていくと、気持ちよく滑り抜けてボールが打てますし、程よい高さで寄せられます。
バウンスを入れるので、やや外側から入れるようにすると滑り込んでくれます。真っ直ぐに入れようとすると、真っ直ぐにするのが難しくて、トゥ側が引っかかったりしてトップしやすくなります。
なので、短い距離のアプローチというのは、スタンス幅を狭くしてるものの、狭いスタンス幅の間で体重移動をしてます。揺さぶるという表現だと誤解を招くかもしれませんが、体重移動をしなければウェッジを振ることができません。
はじめから、少し外側からバウンスを効かせるように打つというか、落とす感じです。アイアンショットも同じでヒール側のバンスを効かせるように、少し外から入れると滑って抜けやすいです。アイアンの場合、フェースの真ん中よりも少しヒール近くでボールが打てて、感触の良いショットになります。
そして、距離が短くなるほどにパワーが必要で、力が必要となります。8ヤードよりも、1ヤードのアプローチの方が力を入れてます。理由は、飛ばさないようにするために力を入れて、遅く打って、短い距離を狙いたいからです。
イメージはシャローに打つこと
イメージとしては、シャローに打つ、緩やかな入射角度をイメージすると良いです。なので、シャローイングというのは、ウェッジなどの芝生の上から打つ場合に適してる打ち方であると言えます。
ダフるという意味が違う
短い距離のアプローチショットでは、ダフらせなければアプローチショットになりませんし、ボールを上げることができません。一般的には、ダフリというのは悪いことだというイメージが強いですが、そんなことありません。短い距離のアプローチで、ウェッジを使った、少しボールを上げたいのであれば、わざとダフらせる必要があります。
ザックリというのは、リーディングエッジが刺さってしまうこと。
リーディングエッジが刺さることは、ダフりではない。
バウンスをボールと地面の間に滑り込ませるイメージなので、自然とウェッジのバンスが地面(芝生)に接するので、ダフって正解かと考えてます。これがダフるという日本語で表現することが適切なのかどうか判りません。
ゴルフ練習場の人工マット
ゴルフ練習場の人工マットの上で練習をしていると、どうしてもウェッジでクリーンにボールにコンタクトしたときの心地良い音がしていた方が、ゴルフが上手そうに感じるのは事実ですが、それが勘違い?なんじゃないかと思ってます。
人工マットにウェッジのバウンスがヒットすると、ドンと鈍い音がするので、その音がしないように優しくボールにコンタクトするという打ち方をしてる人が多いように感じます。それって、ウェッジでボールを撫でてるだけであって、打ってませんし、フェース面のミーリング摩擦、ロフト角も使えてない打ち方となります。
アプローチは力を抜いて優しく打つは間違い
アプローチは、優しく打つ
ダフらないように打つ
チカラを入れない
という印象が強く、それは一理あります。
短い距離のアプローチは微妙に力を必要とします。
飛ばさないための力が必要となります。
ドライバーなどは、飛ばすために力を抜きますし、
無駄な力を抜いた方が速い動作ができるので、飛距離が出せます。
短い距離のアプローチ(ウェッジ)の場合、飛ばさないために力を必要とします。どれくらいの力を入れてるのかというのは、感覚となるので言葉(文章)で説明することは難しいですが、身体全体、腕などもドライバーよりは力を入れており、ウェッジが加速しないように調整をしてるイメージです。
なので、逆に飛ばすためのドライバーは、力を抜きます。その逆で、飛ばさないウェッジ(アプローチ)は、力を入れます。
腕の力も使う
私は、むしろ逆でけっこうチカラ入れてます。 ウェッジが完全に持ち上がらない程度、8時くらいまでのスイングでは、ほとんど右手のチカラで上げて、右手で下げて、右手のチカラに頼って打ってます。
ウェッジが持ち上がって、立ち上がるくらいのスイングの場合は、下ろす時は左手になります。右手で上げて、左手で下げるというイメージになります。右手が下になるくらいの小さなスイングは、上げるのも下げるの右手主導でやってます。これは他のクラブにも共通するかと思います。
意外と、アプローチでクリーンに打ててる、ダフってないと思って打ててるのは、ウェッジでボールを撫でてるだけで、打ってない可能性があります。アプローチは練習しただけ、必ず身になりますし、スコアを縮める武器になります。
日々、精進
がんばります