さてさて、前回の続きになりますが、20代後半ゴルフ女子と鉄板焼きに行ってきました。
いわゆる「デート」と言い切るほどのものではないかもしれない。
ただ、お互いの距離感を少しだけ縮める時間としては、とても大切なひとときだったと思う。
人と人の関係というのは、会話だけで深まるものでもない。
同じ空間で、同じ料理を口にして、同じ時間を共有する。
それだけで、言葉以上の情報が自然と伝わってくる。
昔は「飲みにケーション」なんて言葉が当たり前に使われていた時代もありましたが、
今でも、食事というのは最高のコミュニケーションだと思っている。
共通点はゴルフだけという関係
20代後半ゴルフ女子とは、職場も違うし、共通の知り合いもいない。
これまでの自分の人生の流れの中に、一切登場してこなかったタイプの人。
ある日突然、ぽんと現れたような存在だ。
だからこそ、お互いに慎重になるのは当然だと思う。
表面上は穏やかに会話をしながらも、心のどこかで「この人はどんな人物なんだろう」と測っている。
唯一の共通点は、ゴルフ。
それ以外は、ほぼ未知数。
でも逆に言えば、余計な先入観がない分、フラットに向き合える関係でもある。
鉄板焼きという選択
今回、食事の場所に選んだのは鉄板焼き。
静かすぎず、うるさすぎず、目の前で料理が仕上がっていくライブ感がある。
会話が途切れても、鉄板の上の音や炎が自然と間を埋めてくれる。
距離を縮めたいけど、近づきすぎるのはまだ早い。
そんな微妙な関係には、ちょうどいい空間だと思った。
待ち合わせは店で、という気遣い
待ち合わせは、お店に直接集合。
寒い中で待たせたり、微妙な時間差で気まずくなったりするのも避けたかった。
余計なストレスを減らすことも、大人の余裕のひとつだと思っている。
知り合いの店だからこその安心感
今回のお店のマスター(店長兼オーナー)は、実は友人。
事前に「20代後半のゴルフ女子を連れて行く」ということは伝えておいた。
彼女にも、「鉄板焼きは炎も上がるし、油も跳ねるし、煙もあるから、カジュアルな服装でラフな感じでいいよ」と伝えてある。
気合を入れすぎないで来てほしかったし、こちらも構えすぎずに過ごしたかった。
先に店に入り、いつもの流れ
当日は、私の方が少し早めにお店へ。
まだ彼女は来ていない。
料理も、もちろんオーダー前。
マスターに、「この金額でいい感じに調整して出してくれればいいから」と、4万円を渡した。
余ったら次回で。知り合いの店では、いつもこんな感じだ。
お金の話をその場で細かくしなくて済むのは、精神的にも楽でいい。
彼女の登場と、隣同士の距離
しばらくして、彼女が到着。
オープンキッチンのカウンター席に、自然な流れで二人並んで座る。
向かい合うよりも、隣同士の方が距離は近いのに、どこかさりげない。
肩が触れるほど近いわけでもないが、気配は常に感じる、そんな距離感。
想像以上にラフだった服装
正直、彼女の服装は思っていた以上にラフだった。
デニムに、ベージュのトレンチコート。
派手さはないが、清潔感のあるカジュアルさ。
どこか女子大生のような雰囲気すら漂っていて、年齢を聞いていなければ、もっと若く見えたかもしれない。
でも、それがいい。
無理に「女」を演出していない感じが、かえって素の可愛さを引き立てていた。
鉄板の音と、最初の一杯
鉄板の上では、野菜や魚介類が焼かれ始める。
油がはじく音、立ち上る湯気。
「飲む?」と聞くと、
「少し飲みます」と控えめな返事。
二人で生ビールをオーダー。
ところが、彼女は意外にも飲めるタイプで、
一杯目をあっという間に空にしてしまった。
そのギャップが、少しだけ色っぽく感じた。
横顔に目がいく理由
隣に座っていると、どうしても視界に横顔が入ってくる。
彫りが深く、目鼻立ちがはっきりした顔立ち。
光の当たり方で、表情の陰影がくっきり出るタイプ。
若いというだけで可愛い、というのは本音だが、それ以上に、表情の一つひとつが柔らかい。
食べている仕草、グラスを持つ指先、ふとした瞬間の視線。
そういう何気ない所に、年齢差を忘れさせる魅力があった。
ゴルフから人生の話へ
会話の中心は、やはりゴルフ。
スコアの話、コースの話、
ゴルフ場での出来事。
ただ、自然な流れで話題は少しずつ深くなっていく。
仕事のこと。
将来のこと。
結婚についての考え。
やりたいことはある。
でも現実は、そう簡単には動かない。
今より上に行きたい気持ちはあるのに、自分の非力さを感じる瞬間も多い。気づけば婚期という言葉が現実味を帯びてきて、「このまま何も変わらなかったら」という不安。女としての賞味期限、そんな言葉を口にする時の彼女の表情は、少しだけ寂しそうだった。
今を楽しむ理由
不安、焦り、孤独感。
取り残されてしまったような感覚を、誰しも一度は味わうものだと思う。
彼女は、それを振り払うように、「今」を楽しもうとしているように見えた。刹那的というほどではないが、先のことを考えすぎず、目の前の時間を大切にしている感じ。
それが、今夜の彼女の魅力でもあった。
時間は静かに、確実に過ぎていく
鉄板焼きのコースは、気づけば終盤に差しかかっていた。
話して、食べて、飲んで。
時計を見ると、思っていた以上に時間が経っている。
店を出ると、ほろ酔い加減。
このままもう一軒行くか、どうするか。
そんなことを考えていたら、彼女の方から、「明日は朝が早いので、そろそろ」と、やんわりと切り出してきた。
先に線を引くようでいて、どこか「続き」を残す言い方。
ああ、これはきっと、次があるかもしれないからこその言葉だな、と思った。
今夜は、ここまででいい
無理に引き止める理由もない。
今夜は、このくらいがちょうどいい。
そう思えた。
余韻が残るくらいで終わる方が、次につながる。
別れ際の言葉がすべて
「美味しかったです」
「ありがとうございました」
「また誘ってください」
「ゴルフも行きましょう!」
そう言って笑う彼女。
「うん、わかったよ。おやすみ。」
その一言で、この夜は終わった。
というわけで、
20代後半ゴルフ女子との鉄板焼きデートは、
静かに、そして確かに距離を縮めた夜でした。
次があるような彼女の返事だったが、実際は次があるかどうかは、まだ分からない。
でも、悪くない余韻だけは残っている。
続くかもしれないけど、終わるかもしれない。
連絡が途絶えやすい時期だと思うのでここをどう乗り切るか。
