冬になるとゴルフから少し距離を置いてしまう理由
冬のゴルフは、どうしても行きたくなくなる。理由は寒いし、グリーンは凍っているし、なかなか良いスコアも出せないからだ。
降雪や積雪の影響でゴルフ場がクローズする日も増え、最近はラウンドに出ていない。
その代わり、練習だけは欠かさず続けている。
打席に立つ時間は短くても、頭の中からゴルフが消えることはない。
20代後半ゴルフ女子をラウンドに誘わなかった理由
そんな中で、20代後半のゴルフ女子をラウンドに誘うのは、少し違う気がした。
寒いし、コンディションも読めない。
気を遣わせるだけかもしれない、という思いが先に立った。
シミュレーションゴルフを見送った、大人の判断
室内のシミュレーションゴルフも一瞬は頭をよぎったのだが、まだそこまで近い関係ではないと思ってしまった。意外と遠慮がちな自分。密室で2人、黙ってスイングを繰り返す時間は、距離を縮めるどころか、妙な緊張だけを残しそうだなと思ったからだ。
今は軽い誘い方のほうがちょうどいい
今は、もっと軽くていい。一緒に同じ時間を過ごして、同じものを見て、少しだけ会話が増えれば、それで十分。そう思ったので、シミュレーションゴルフに誘うのはやめておいた。
カフェとゴルフショップを目的にした週末の約束
ということで、「カフェ行きながら、ゴルフショップでも行ってブラブラ散歩しようか?」と誘ってみた。
返事はあっさりと、「行きたいです」だった。
時間制限のある週末デート
週末だし、もう少し長く一緒にいられるかと思ったが、その日は家族と夕食の予定があるらしい。それまでの時間なら会える、ということになった。ただ、時間制限があるほうが、かえって予定を組みやすいとも思う。
敬語がつくる微妙な距離感
合流して、街を歩く。冬の空気は冷たいが、人通りは多く、どこか落ち着かない。
「この辺りはよく来られるんですか?」
相変わらず丁寧な敬語。
距離を測るような話し方が、逆にこちらの意識を刺激する。
まだ慣れていないのか、それとも年齢差を意識しているのか。タメ口に切り替えるタイミングを探りながら、あえて一線を保っているようにも感じる。敬語の使い方が、妙に上手だなと思った。
ゴルフショップを一緒に歩く時間
目的地は、ビームス ゴルフ、ジュン アンド ロペ、BANDEL、ゴルフ5プレステージ名古屋店など、ゴルフショップが並ぶ駅前のビル。店内に入った瞬間、少しだけ彼女との距離が近くなる。
キャディバッグが並ぶコーナーで足を止める。
BEAMS、アルチビオ、レザレクション、VESSEL。
ブランドごとに雰囲気が違い、自然と会話も増えていった。
「これ、可愛いですね」に感じた大人っぽさ
「これ、可愛いですね」
そう言ってバッグに触れる仕草が、妙に大人っぽい。
たしかにアルチビオのキャディバッグは良い感じだった。グリーンでヒョウ柄ぽい雰囲気
最近は何か買うにしても、Amazonや楽天などネットで済ませてしまうことが多い。だからこそこうして、同じ場所で、同じものを眺めながら他愛もない話をする時間が新鮮だった。シューズやウェアもひと通り見て回る。
内心では、「欲しいって言われたら、買ってあげてもいいかな」なんて思いながらも、そんなことを口にするほど、まだ距離は近くない。
それが、今はちょうどいい。
何も起きないスタバの時間が残した余韻
ひと通り店内を見終えたあと、自然な流れでスタバへ向かった。カウンターに並んで注文する、その何気ない時間さえも不思議と落ち着いていて、肩の力が抜けている自分に気づく。
席に座り、コーヒーを飲みながら他愛もない話を続ける。ゴルフの話から始まり、仕事の話、そして少しだけ踏み込んだプライベートな話へ。会話は途切れることなく流れていった。時折、ふっと視線が合うのだが、どちらからともなくすぐに外れてしまう。その一瞬が、妙に意識に残る。
踏み込まなかったからこそ残ったもの
特別なことは、何も起きない。けれど、何も起きないからこそ、この時間には独特の余韻があり、無理に何かを起こそうとしない大人の距離感が心地よかった。
彼女が何度か時計に目をやるのを見て、そろそろだなと察する。「今日はありがとうございました」そう言って微笑み、最後まで敬語を崩さないまま、彼女は駅の方へと歩いていった。
踏み込みすぎることもなく、触れることもない。それでも、確かに同じ時間を共有し、同じ空気を感じていたという感覚だけが、静かに残る。
冬のゴルフと、悪くない週末
冬のゴルフはオフシーズンかもしれない。
けれど、こういう週末の過ごし方も悪くない。
そんなことを思いながら、ひとり帰路についた。
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