2023/01/30更新
アイアンは飛べばよいというワケではありませんが、飛んでくれた方が楽です。飛び系アイアンもかなり進化しています。飛び系アイアンの新旧を比較してみると、飛ばせる理由を見つけることができます。ロケットブレイズアイアンとM6アイアンを比較しながら、飛び性能を理解していきます。
飛び系アイアンとは
飛び系アイアンとは、ここ数年で登場した造語です。ストロングロフトで、クラブ長さが長くなっています。飛ぶアイアンとか、飛距離を追求しているアイアンという意味があります。飛び系アイアンに関しては、飛び系アイアン(飛ぶアイアン)2020年 という記事を読んでみて下さい。
ナチュラル・フライヤーを打つ
最近の飛び系アイアンは、低重心で低スピンで高弾道が打てる構造を持たせて、飛距離アップを目指しています。それは、まるでドライバーなどのウッド系のクラブに近いです。低スピンで飛距離を出そうというのは、フライヤーと同じような状態を作り出そうとしているとも言えます。なので、ナチュラル・フライヤーな感じで打てるのが飛び系アイアンなのだろうと考えています。逆説的に言えば、ダウンブローで打てなくても、バックスピンを発生させられなくても、ボールを弾いて高弾道が打てるというのが飛び系アイアンのメリットだと言えます。
低重心構造で高弾道が打てる
飛び系アイアンの最大のメリットは、誰もが簡単に飛距離アップできて高弾道が打てるという点です。もちろんフェース面の反発力があってこそ飛ばせるのだろうとは思いますが、低重心になっていることで、ゴルフボールに対して下の方から拾い上げるかのように打つことができます。つまり、意図してなくてもゴルフボールの下の方にヘッドが入っていくということです。
なので、今まではダウンブローで打ったりして、上から打ち込んでゴルフボールに対してバックスピンを発生させて、高弾道を打っていました。
が、飛び系アイアンはそのような打ち方をする必要がなくなったということです。
飛び系アイアンのデメリット
飛び系アイアンのデメリットは、飛び過ぎとか、縦の距離が合わなくなったとか、そういったところではありません。低スピン過ぎて、バックスピン量が減るので、グリーン上でボールを止め難くなるというのが、最大のデメリットです。なので、最近の飛び系アイアンでグリーンを狙うと、グリーンでボールが転がって、グリーンを零れてしまうことが多いです。
最近の飛び系アイアンは、総じてフェースの反発力が高くなっています。CORを高めて、ボールを弾いて、飛ばすということを着目しています。なので、多少ダフってもアイアンのフェースがボールにヒットすれば、そこそこ飛んでくれるというお助け要素もあったりします。
テーラーメイド ロケットブレイズ アイアン
2012年に発売されたアイアンです。ソールにスピードポケットとい溝を設けて、打点がズレても強く弾く構造となっています。ただ、7番アイアンまでスピードポケットが入っており、8番アイアンからはスピードポケットがありませんでした。なので、7番から下の番手との飛距離差が大きく感じました。当時は、フェース面の反発力も高いということで、話題人気のアイアンでした。
7番アイアンの飛距離目安
- 7番アイアンのヘッドスピード:33~34m/s前後
- 飛距離:148~158ヤード
5番アイアン~9番アイアン ロフト角
番手 | 5番 | 6番 | 7番 | 8番 | 9番 |
ロフト角 | 23度 | 26.5度 | 30.5度 | 35度 | 40度 |
PW~SW ロフト角
番手 | PW | AW | SW | ||
ロフト角 | 45度 | 50度 | 55度 |
装着シャフト
- TM7-113
- KBS C-Taper90
テーラーメイド ロケットブレイズ アイアン 中古
テーラーメイド M6 アイアン
2019年最新モデルのアイアンです。ヘッドが大きくなって、それに比例してスイートエリアが広がっています。ヘッド裏側にスピードブリッジというヘッド剛性をアップさせる構造が取り入れられています。これにより、今まで以上にボールを強く弾くようになりました。とにかく、ストロングロフトで、クラブ長さも長くなっており、完全に飛び系アイアンとなっています。
ロケットブレイズアイアンに比べて飛距離アップできます。それは、ストロングロフトとシャフトが長くなっていることが大きく影響をしているのだろうと思います。ヘッドスピードが遅い人でも7番アイアンで150ヤード以上は飛ばせます。また、低スピンなボールが打てるので、かなりランがでます。トータル飛距離は160ヤード以上となることもあります。
7番アイアンの飛距離目安
- 7番アイアンのヘッドスピード:33~34m/s前後
- 飛距離:155~165ヤード
5番アイアン~9番アイアン ロフト角
番手 | 5番 | 6番 | 7番 | 8番 | 9番 |
ロフト角 | 21.5度 | 25度 | 28.5度 | 33度 | 38度 |
PW~SW ロフト角
番手 | PW | AW | SW | ||
ロフト角 | 43.5度 | 49度 | 54度 |
装着シャフト
- FUBUKI TM6 2019
- REAX85 JP
テーラーメイド M6 アイアン 購入
M6アイアンは最新モデルなので、テーラーメイド公式ネットショップより購入すると良いです。中古でも良いのですが、テーラーメイド公式ネットショップでは、アウトレット価格で購入できますので、中古より安いこともあります。一度、チェックしてみて下さい。
テーラーメイド Mグローレ アイアン
やっぱり飛びます。超ストロングロフト、長目のシャフトで飛び性能が高いアイアンです。今なら、セール価格で格安で販売されてますので、オススメです!
7番アイアンの飛距離目安
- 7番アイアンのヘッドスピード:33~34m/s前後
- 飛距離:160~170ヤード
5番アイアン~9番アイアン ロフト角
番手 | 5番 | 6番 | 7番 | 8番 | 9番 |
ロフト角 | 21度 | 24度 | 27度 | 31.5度 | 6度 |
PW~SW ロフト角
番手 | PW | AW | SW | ||
ロフト角 | 41度 | 47度 | 53度 |
装着シャフト
- Speeder EVOLUTION TM
- N.S.PRO 820GH
テーラーメイド Mグローレ アイアン 購入
ロケットブレイズとM6アイアン、Mグローレアイアンの7番アイアンのスペック比較
これを見れば、どうして飛ぶのかが一目瞭然です。ストロングロフトになっていますし、クラブ長さも長くなっています。
これは、絶対に飛びます。
長さに関しては、カーボンシャフトの長さを記載してます。
モデル名 | 7番アイアンのロフト角 | 7番アイアンの長さ |
ロケットブレイズ アイアン |
30.5度 | 37インチ |
M6アイアン | 28.5度 | 37.5インチ |
Mグローレ アイアン | 27度 | 37.5インチ |
飛び系アイアンというのは、ストロングロフトで、シャフトが長くなっているモデルが殆どです。ロフトが立っていれば、飛ばせます。シャフトが長くなっていれば、ヘッドスピードが速くなって飛ばせます。飛び系アイアンを使うことで、フェアウェイウッド、ユーティリティの存在価値が無くなってしまうかもしれません。むしろ、フェアウェイウッドが苦手な人は飛び系アイアンを使って飛ばした方がミスを減らせる可能性が高いです。
最近、老化現象を感じており、アイアンが飛ばない、上がらないという感じになってきたので、飛び系アイアンは助かります。
日々、精進
がんばります