ゴルフは哲学

パッティングはカップをオーバーするかショートさせるか

パッティングはオーバーさせるのか、ショートさせるのか、どっちが良いのか? どうやらジャストタッチでストロークをして、次のパッティングでカップインさせられる位置にボールを運ぶ方が良いです。

 

パッティングはカップをオーバーするかショートさせるか

パッティングではカップをオーバーさせるのか、またはカップの手前でショートさせるのか、どちらが良いのかというパッティングのお話ですが、それはどちらでも良いのかもしれないですね。

私はオーバーさせるのか、ショートさせるのか、どちらかと言われればカップをオーバーさせる方ですし、今でもカップをオーバーさせるくらいのタッチでパッティングをしています。そして、返しのパットを・・・という考え方です。

ですが、ハーヴィー・ぺニック氏の書籍を読んでから少し考え方が変わってきました。

今まではボールがカップに届かなければ、ボールはカップに入らないからという考えがありましたし、ネバー・アップ、ネバー・イン( never up, never in ) という言葉が脳裏に焼きついていました。どこで憶えてきたの判りませんが、その言葉が自分の中にありました。オーバーさせることよりもショートさせることの方が悪いという考えを持っていました。そして、少しカップをオーバーして、返しのパットでカップインをさせるという考え方です。

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カップの位置で止まるくらいのタッチでパッティングをするように

ハーヴィー・ぺニック氏の書籍では、ハーヴィー・ぺニック氏がデイヴィス・ラブのカップをオーバーしてしまうパッティングを見て、ボールをカップの位置で止まるくらいのタッチでパッティングをするようにと促します。

返しのパットが必要な場合、3パットしやすい?

カップに届かなければボールは絶対に入らないけど、ボールがカップを通り過ぎても入らないということは当たり前だというボビー・ジョーンズの言葉を引き出して、カップの手前からのパッティングよりも、カップを通り過ぎてしまったボールをカップの向こう側から入れようとするときほど3パットが起きやすいのだという論証となったと紹介しています。

カップをオーバーして、返しのパットで入れるというのは、3パットとなる可能性があるということから、カップを通り過ぎてオーバーをさせる程のタッチではなく、カップと同じ位置にボールが止まるようにパットをした方がチャンスが来る確立が高まると諭しています。

カップと同じ位置にボールが止まるようにパットをするということは、もしかしたらカップに入るかもしれないし、カップを大きく通り過ぎることもないので、ボールはカップの近くで止まる。ということは、次のパッティングでは確実にカップインさせることが出来るという考えなのでしょうね。きっと、カップと同じ位置にボールを止めるパッティングは、ショートしたとは言わないのだろうと思います。カップを狙っているというか、入れつもりでパッティングをしているか、ボールが素直にカップに入るほど滑らかなタッチのことを意味しているように感じます。

ボールがカップを通り過ぎてしまうと、返しのパットが必要となります。

返しのパットのラインは難しい

ボールがカップを通り過ぎてしまって返しのパットが必要になるということは、最初にパッティングした方向の反対側から芝目やラインを読まなくてはいけなくなるので、カップインさせるために仕事が増えてしまうという考え方も出来ます。ですから、実は返しのパットというのは難しいのかもしれないですね。でも、カップを通り超えたボールを見ていれば、返しのパットのラインは読めるという人も居ますし、その意味はとてもよく判ります。

それでも、ボールがカップを少し通り過ぎて、オーバーさせて返しでカップインをさせるのが得意だというゴルファーもいるでしょうし、カップの少し手前でボールが止まるようなタッチでパットをして2ストロークで確実にカップインをさせるのが自分のパッティング・スタイルだという人も居るはずです。

ネバーアップ・ネバーイン
never up, never in
届かなければ入らない
オールウェイズアップ・ネバーイン
always up, never in
いつも行き過ぎて決して入らない

 

ジャストタッチのパッティング・ストローク

ハーヴィー・ペニック氏がカップの位置にボールが止まるようにパットをするようにと諭したとおりのパッティングをしたら、デイビス・ラブは優勝をしたとのこと。それは、3パットを減らすことができたのか、バーディ・パットを沈めることができたのか、パーパットが確実になったのかは書かれていません。ただ、チャンスが来る。

ボールがカップを通り過ぎたとき、ボールがカップの手前で止まったとき、その間にカップがあるんだということですね。通り過ぎず、手前過ぎず、調度良い距離でボールを転がす。

ゴルフ基本的には手前から攻めるのが鉄則と言われています。それは、マネジメントです。手前から攻めるという言葉はティーグランドからグリーンにボールを乗せるまでのことを意味しているように感じるのですが、どうやらパッティングにも通用する意味も含まれているように感じます。

手前から攻めるゴルフ、もういちど考えてみようと思います。
もちろんパッティングもです。

ですが、カップにボールが届かなければ入らないし、カップを通り過ぎても入らない。これは当たり前。

 

カップと同じくらいの位置にパットする

カップと同じくらいの位置にパットするというのは、カップをオーバーさせない、しかもショートさせない、だけどカップインするかどうかという、距離感でパッティングをするということです。つまり、1メートル弱圏内にボールを寄せるというイメージとなります。いいえ、30センチ圏内かもしれません。大きくオーバーさせず、ショートさせず、次のパットでカップインさせるために、ジャストタッチな繊細なストロークを心掛けることが良いという意味です。言葉で説明するのは、簡単ですが、やってみると難しいです。

日々、精進
がんばります

 

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