2024/05/22
飛び系アイアン(飛ぶアイアン)という造語ができるほどに最近のアイアンクラブは飛び性能が高くなってます。飛び系アイアン(飛ぶアイアン)の構造や従来のアイアンとの違いを紹介します。
飛ぶアイアンとは
飛ぶアイアンとは、ストロングロフトでロフト角が立っており、シャフトが長く、軽量で速く振りやすい構造となってます。ヘッドスピードが遅くても、体力が無くても一般的なアイアンと同じくらいか、それ以上の飛距離が出せるアイアンクラブです。
飛ぶアイアンというのは、飛び系アイアンとも呼ばれています。
2番手以上の飛距離アップ
従来の7番アイアンでは、飛距離140ヤードくらいですが、飛ぶアイアンの場合は、7番アイアンで160ヤードくらい飛ばせます。飛ぶアイアンを使うことで、従来よりも2番手くらい飛距離アップすることができるという計算になります。
飛び系アイアンもシャフト選びが重要
どんなに飛ぶアイアンだと言われていても、自分のスイングパワーにシャフトがマッチしてなければ飛ばせません。最近の飛び系アイアンと呼ばれるクラブには、軽量スチールに分類されるシャフトが装着されることが多いです。
軽量スチールであれば、ZELOS 7(70グラム台)、ZELOS 8(80グラム台)のシャフトが人気があります。重くなりがちなスチールシャフトでも軽量化することで、速く振りやすくなりますので、ヘッドスピードが速くなり、かなり飛ばせます。
飛ぶアイアン・飛び系アイアンの特徴
基本的には、コンポジット系のアイアンが多いです。コンポジットというのは、複合的という意味があり、飛ぶアイアンでは幾つかの素材を組み合わせた、複合素材となっているということです。
また、飛ぶアイアンのヘッドには硬質で弾きの良い素材が使われてることが多いですし、中空構造となってる飛ぶアイアンもあります。最近は、弾きの良さと飛距離を追求したアイアンクラブが作られてます。アイアンというよりは、殆どユーティリティに近い構造となっているモデルもあります。
最近は、フォージド(鍛造)としながら、打感の良さを残しつつも、飛び系アイアンの要素を取り入れた飛ぶアイアンも増えてます。
低重心+低スピン
最近の飛ぶアイアンは総じて、低重心設計となっており、ボールに対して下からコンタクトしやすくなっており、芝生の上に置かれたボールでも適格にコンタクトしやすくなってます。また、フェースで弾いて飛ばすことから、従来のアイアンと比べて、バックスピン量が少なくなってます。
飛び系アイアンの打ち方のコツ
高弾道で止める
飛ぶアイアンの場合、飛距離を追求するあまりグリーンにボールを止め難くなります。ボールを止めるために高弾道を打って、上から落として止めるというタイプのアイアン多いです。また、高弾道が打てるような設計になってることが殆どです。
飛ぶアイアンのメリット
飛ぶアイアンのメリットとしては、ヘッドスピードが遅くても飛ばせることです。ゴルフ場では、どうしても無駄なチカラが入ってしまって、うまく打てないアイアンショットも、飛ぶアイアンを使うことで、アイアンが飛ばすための仕事をしてくれるので助かります。
今まで、5番アイアン(160ヤード)で打っていたのが、8番アイアン~7番アイアンくらいで打っていくことできます。つまり、難しい5番アイアンではなく、優しく打てる8番アイアン、7番アイアンで打っていけるというメリットがあります。
飛び系アイアンのデメリット
飛び系アイアンのデメリットは、飛び過ぎるので下の番手の調整が難しくなります。8番アイアンなどで、140ヤード以上、160ヤードとか飛ばせるアイアンもあります。そういったアイアンを使った場合、8番アイアンよりも下の番手は何を使えば良いのかセッティングに困ります。80ヤード、90ヤード、100ヤードくらいを狙っていく番手を探すのが難しくなります。
詳しくは、飛ぶアイアンのセッティングの項目で書いてます。
また、かなり低スピンで飛距離性能が高いため、グリーンにボールを止め難くなります。従来のアイアンであれば、適度なバックスピンを発生させるので、飛び系アイアンはスピンが少ないのでボールを止め難くなります。これもデメリットとなります。グリーンに乗せられたかなと思って、グリーンに行ったら、ボールが零れたということが多くなります。
飛び系アイアンは初心者でも打てるか?
飛び系アイアンは、初心者ゴルファーでも扱えます。というよりも、スイングができてないゴルファー、非力なゴルファーが使うことで、今以上に飛ばしやすくなるというメリットがあります。ただし、アイアンでのダフリやトップなどのミスショットを減らせる訳ではありませんので、勘違いしないようにしてください。今まで6番アイアンで打っていた距離を8番アイアンで打てるようになるという、飛距離を武器にしたゴルフがしやすくなります。短い番手で打っているアドバンテージを感じることができます。
飛び系アイアンの打ち方
飛び系アイアンの打ち方は、払いうちの方が良いです。飛び系アイアンは総じて、低重心、スイートエリアが広く、フェースの弾きが良いというヘッド構造となっています。低重心にすることでボールにコンタクトしやすくなりますし、低スピンだけど、高弾道が打ちやすくなります。ですから、上から打ち込むようなダウンブローよりも、払い打ちのレベルブローの方が飛ばしやすくなりますし、高弾道が打てます。はじめから低スピンが打ちやすいヘッドなのに、上から打ち込むダウンブローでバックスピンを増やそうとすることがナンセンスということです。
詳しくは、飛び系アイアンの打ち方のコツ で紹介してますので併せて読んでみてください。
今の時代はアイアンも低スピンだけど、高弾道が打てる構造となってます。バックスピンでボールを止めるのではなくて、高い弾道を打って、落として止めるという攻め方になります。
飛び系アイアンはグリーンで止まらない
低スピンが打ちやすいということから、グリーンにボールが止まらない、止め難いという意見もあります。最近の飛ぶアイアンは、高弾道を打って、垂直にボールを落として止めるというスタイルが多くなっており、従来のアイアンよりはグリーンでボールを止め難く感じることもあります。
飛ぶアイアンのセッティング
飛ぶアイアンのセッティングを考える場合、上の番手をどうするか、下の番手をどうするか、どちらかで悩むことが多いです。上の番手を揃えた時、下の番手を揃えたときのことを紹介しますので、参考にしてください。
飛び系アイアンは5番アイアン不要
最近の飛び系アイアンは、5番アイアンがセットに含まれてないことが多いです。それは、6番アイアンまでのセットで十分だからです。6番アイアンですら、メーカーによっては昔の4番アイアンくらいのロフト角となっていることもあり、6番だけどとても飛ばせるからです。
最近の飛び系アイアンの性能を知ってる人は、もう5番アイアンとか使わないという人も増えてます。
上の番手、ユーティリティ、ウッドと合わせる
6番アイアンまでのセットとなっている場合、それより上の番手はユーティリティで補っている事が多いです。5番ユーティリティ、4番ユーティリティ、7番ウッドを入れたりして、番手ごとの距離さを埋めていくことができます。
下の番手、ウェッジを揃える
飛ぶアイアンをセッティングに組み込んだ時に困るのは、下の番手です。ストロングロフトで従来よりも飛ぶアイアンなので、9番以下、PWよりも下の番手、ウェッジなどのセッティングを合わせるのが難しくなります。
例えば、テーラーメイド エムグローレアイアンの場合、PWのロフト角が41度、AWが47度、SWが53度となっており、ウェッジすら飛ばせる雰囲気があります。PWで120ヤードくらい飛ぶけど、AWでは80ヤードくらいしか飛ばせないという、番手間の飛距離差が発生することがあります。
ウェッジの場合、飛ばせるというよりは、しっかりとスピンをかけてボールを止めたいです。となると、ロフト角56度、または58度くらいのウェッジもう1本ウェッジを追加するという考えになります。するとPWを含めて、ウェッジが4本となってしまいます。
飛ぶアイアンを使うとなると、やはり上の番手、下の番手との組み合わせが難しくなりますので、この辺りよく考えてセッティングされると良いです。
PING G730 アイアン
PINGの飛び系ツアーアイアンです。中空構造で超低重心設計となってます。もはやアイアンというよりはアイアン型のユーティリティといっても良いほどです。フェース面が薄く作られておりかなり弾きが良いフェースとなってます。弾いて飛ぶし、高弾道が打てるし、低重心なので芝生の上からでもボールにコンタクトしやすい設計となってます。
7番アイアンのロフト角が27.5度となってます。
タイトリスト T400 アイアン
タイトリストの飛び系アイアンです。ヘッドが大きいのでそれに比例してフェース面も大きくなっており、スイートエリアが広がってます。ソールは厚みがありますので、まるでユーティリティのような形状となってます。これにより低重心となり高弾道が打ちやすくなってますし、ダフリ難さにもつながってます。とにかく優しく飛ばせることを追求したアイアンです。超ストロングロフトとなっており他アイアンよりもかなり飛びます。
7番アイアンのロフト角が26度となってます。
テーラーメイド ステルス HD アイアン
テーラーメイドの軽量アイアンで中空構造となった飛ばせるアイアンです。ソールに厚みがあり、ヘッド後方に重心位置が置かれており、アイアンでありながらシャローヘッドな設計となってます。超高弾道が打ちやすく、アイアンというよりは中空構造のユーティリティに近いです。
7番アイアンのロフト角が30度となってます。
テーラーメイド ステルス アイアン
フェースの弾きが良いのですが打感が柔らかくなり、心地よいフィーリングで打てるアイアンです。本当にフェース面の弾きが良くなってますので、当たり損ないでも飛びます。更には今まで以上に低重心となってますので高弾道が打ちやすくなりました。7番アイアンのロフト角が28度となっており、めちゃくちゃ飛びます。アイアンの飛距離が落ちてきた人、アイアンで飛ばしたい人に向いてるアイアンです。
PING G430 アイアン
PINGの最新モデルのアイアンです。とにかく飛びます。7番アイアンのロフト角が29度となってますので、従来のアイアンの5~6番くらいの飛距離で飛ばせます。飛ばせるだけではなく、かなり低重心となってますので高弾道が打てます。高弾道を打って、ボールを落として止めるというアイアンです。ヘッドも大きいですしブレードも厚みがあり当たり負けしない、強いインパクトで打てるアイアンです。初心者でも扱える優しく飛ばせるアイアンです。
PING G425 アイアン
G430アイアンが登場してから少し値段が安くなりましたのでお勧めできるアイアンです。低重心でボールにコンタクトしやすく高弾道が優しく打てるアイアンです。7番アイアンのロフト角が30度となってますので超高弾道が打ちやすく飛距離もでます。ソールに厚みがあるのでソールを滑らせて払い打ちするとナイスショットしやすくなります。
スリクソン ZX4 アイアン
スリクソンの飛び系アイアンです。7番アイアンのロフト角が28.5度となってます。ゼクシオっぽいというか、スリクソンっぽくないアイアンです。完全に飛距離を追求したアイアンとなってます。スリクソンの他モデルのアイアンと組み合わせて、コンボアイアンにするとかも良いかもしれません。
ヘッドは中空構造となっており、弾いて飛ばす設計となってます。
- 7番アイアンのロフト角:28.5度
- 素材:SUS431、タングステンニッケルウェイト
テーラーメイド NEW P790 アイアン(2021)
スピードフォームが進化して、SpeedFoam Airとなり、軽量化を図りつつフェース面の反発力が高くなってます。中空構造となっており、フェース面を薄くしており、打点がズレても強い反発で飛ばせます。USモデルとなりますが、P790 UDIも用意されており、2番アイアン、ロフト角17度もあります。
- 7番アイアンのロフト角:30.5度
- 素材:軟鉄(鍛造)、タングステンウェイト、クロモリ鋼[4140](鍛造)
GelongD IX-001 アイアン
フォーティーンの飛び系アイアンです。 市場に存在しない、競技志向の飛び系。ゲロンディのアイアンというべきか、フォーティーンがマジで飛び系アイアンを作ったら、こうなりましたって感じの飛ぶアイアンです。黒色のヘッドが渋い、玄人好みの落ち着いた雰囲気のあるヘッドです。
従来の飛び系アイアンと違うのは、キンキンする感じがありません。だけど、弾いて飛ばせます。他の人と使ってるクラブが被りたくない人、飛ばしたい人、程よい打感で飛距離を取り戻したいゴルファーに向いてます。
装着シャフトは、70グラム台のFT-70iカーボンシャフトとなります。
- 7番アイアンのロフト角:26度
- 素材:S35C(鍛造)、ハイパーeメタルフェース
ミズノ JPX 921 ホットメタル アイアン
ミズノのニューモデルのアイアンです。進化して、今までよりも飛び性能が高くなったアイアンです。アイアンのクオリティには、定評のあるミズノが開発した、飛び系アイアンです。大き目のヘッドに、幅広ソール、そして広いスイートエリアを持っており、ボール初速を高めて、飛距離アップが狙えます。フェースの素材は、ありがちなステンレスではなく、クロムブリデン鋼を使用してます。7番アイアンのロフト角29度となってます。
飛び系アイアンといえば、スピン量が少なくて、グリーンにボールが止め難いイメージがありますが、ミズノ JPX 921 ホットメタル アイアンは、飛び系アイアンでありながら、適度なスピンが発生して、止めやすくなってます。
- 7番アイアンのロフト角:29度
- 素材:クロムモリブデン鋼(4140M)
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ブリヂストン TOUR B 202CBP アイアン
ボディには軟鉄を使用して、7番アイアンまでは、フェース面はクロムモリブデン鋼を使用したアイアンです。8番アイアンから下の番手は、オール軟鉄となっており、適度にスピンが発生しやすくなってます。
強烈なストロングロフトというワケではありませんが、それなりに飛ばせる構造となってます。やはりフェースで弾いて飛ばすアイアンなので、ボールを止める性能に関しては、やや欠けるイメージがあります。
トータル的にバランスが良く、日本人が打ちやすい設計となってます。
- 7番アイアンのロフト角:30度
- 素材:軟鉄(S20C)、クロムモリブデン鋼
テーラーメイド P790 Ti アイアン 限定モデル
もともとUSモデルで販売されてましたが、日本国内でも限定販売することとなりました。軽量チタン素材を使用して反発力の高いヘッドです。余剰重量を活かしてタングステンウェイトを配置してます。それにより超低重心で高弾道が打ちやすくなっており、慣性モーメントも高く、打点ズレが起きても強いインパクトで飛ばせる構造となってます。中空構造なので、ユーティリティのような飛び系アイアンです。
アイアンのボディ、フェースもチタン合金で構成されており、まるでドライバーのような弾き感で飛ばせるアイアンです。
- 7番アイアンのロフト角:28.5度
- 素材:チタン [9-1-1 ti] + タングステン / チタン [6-4 ti]
テーラーメイド SIM MAX OS アイアン
2020年 最新モデルのアイアンです。飛ばすことにベクトルが向けられたアイアンです。7番アイアンのロフト角が26度となっており、超ストロングロフトとなってます。低重心で芝生の上からでもボールにコンタクトしやすいですし、低スピンで飛ばせます。グリーンでボールを止め難いですが、飛距離不足を感じてるゴルファーにとっては強い味方になります。
ヘッドも大きくなって、スイートエリアが広がってます。アイアンというよりは、ユーティリティっぽいスピード感のあるヘッドとなってます。見た目的にも飛びそうです。
テーラーメイド M6 アイアン
スピードブリッジというヘッド剛性を高める構造を取り入れており、意外とグースが強く入っているアイアンです。だけど、捕まり過ぎないフェードが打ちやすいアイアンです。低重心でボールを拾い上げるかのようにコンタクトして高弾道が打ちやすいです。バックスピン量が少なくて、棒球で高弾道が打てます。7番アイアンのロフト角が28.5度となっています。
キャビディバックが特殊な形状となっているので、振ると空気を切る笛のような音が鳴ります。気になる人は嫌かもしれません。とても軽いアイアンなので、ヘッドを効かせて振らないと当たり負けするかもしれません。しかし、本当によく飛びます。
M6アイアン詳細紹介
テーラーメイド Mグローレ アイアン
とても軽量なアイアンです。テーラーメイド独自の飛び性能が詰め込まれたアイアンとなってます。ドライバーと同じで、ボールの捕まりが良いので、フェース面の反発力を活かして飛ばすことができます。加齢と共に飛ばなくなってきたゴルファーに使って欲しいアイアンです。7番アイアンのロフト角が27度となってます。
エムグローレアイアンは実際に試打して、打ってみましたが、本当によく飛ぶアイアンです。ヘッドスピードが遅くても高弾道で飛ばせますし、今までのアイアンよりも2番手くらい飛びます。飛びすぎ要注意のアイアンです。
Mグローレアイアン詳細紹介
キャロウェイ エピック フォージド スター アイアン
ヘッドの見た目的には難しそうなアイアンに思いますが、意外と簡単に優しく飛ばせるアイアンです。キャロウェイの今までのアイアンの中でも相当な低重心が図られており、低スピンで高弾道が打てるようになってます。また、スイートエリアが広がっており、打点がズレても飛距離が落ち難く直進性も高いです。7番アイアンでロフト角26度となってます。
エピック フォージド スター アイアンを試打しましたが、打ちやすくて、よく飛びます。超低重心となっているので、アドレスの時はソールを少し浮かせて構えても良いかもしれません。ダウンスイングからインパクトにかけては、かなりヘッドが下方向に引っ張られる感じがするからです。
ゼクシオ クロスアイアン
ゼクシオテンアイアンが発売された、その後に登場したアイアンです。アイアンと名付けてますが、打ってみるとユーティリティに近い感触です。飛距離性能を重要視しており、7番アイアンのロフト角が25度という超ストロングロフトとなってます。ワイドソールでタングステンウェイトを内蔵しており、低重心でボールにコンタクトしやすくなってます。とにかく、飛びます。
ブリヂストン ツアーB JGR HF3 アイアン
HFシリーズの中でもっともヘッドが大きく、フェース面も拡大されており、スイートエリアが広くなってます。ソールが広くなっており、滑りやすく、優しく打てるアイアンです。ヘッド内部のフェース面裏側にディンプルフェースという、凹凸が施されており、反発力を高めてます。
ヘッドの素材は軟鉄となっており、軟鉄の柔らかい打感と飛び系アイアンの要素が融合した新しいタイプの優しく打てるアイアンです。フェース面で弾いて飛ばすよりも、競技志向のゴルファーでも使ってみて、違和感があまり無く使えます。
PING G710 アイアン
PING 2020年モデルの飛び系アイアンです。ヘッドが黒色で引き締まった雰囲気のアイアンです。中空構造として、フェースの撓みをうみだす設計となってます。7番アイアンのロフト角が28度となっており、飛び系アイアンらしい、ストロングロフトになってます。
ヘッドのトゥ側とシャフト先端部分にウェイトを配置することで、高慣性を発生させて打てるようになってます。当たり負けせず、勢いよく振り抜いて、飛距離ロスし難い飛ばせるアイアンです。
7番アイアンのロフト角は28度です。
タイトリスト T300 アイアン
タイトリストのアイアンとは思えないほどに優しく打てるアイアンです。飛び系とは言い難いですが、よく飛ぶアイアンです。打ってみると判るのですが、慣性モーメントが高いので、強いインパクトでフェースで弾いて飛ばせるアイアンです。7番アイアンのロフト角が29度となってます。
飛び系アイアンの7番のロフト角比較
飛ぶアイアンとして人気があるモデルの7番アイアンのロフト角と長さの比較表を作ってみました。これで、どれくらいストロングロフトなのか、長さは何インチなのかを知ることができます。
カーボンシャフトとスチールシャフトで長さが異なることがありますので、こちらではカーボンシャフト装着時の長さを記載してますので、参考にしてください。
モデル名 | 7番アイアンのロフト角(度) | 長さ(インチ) |
テーラーメイド P790 Ti アイアン |
ロフト角:28.5 | 長さ:37.0 |
テーラーメイド M6 アイアン |
ロフト角:28.5 | 長さ:37.50 |
テーラーメイド Mグローレ アイアン |
ロフト角:27 | 長さ:37.50 |
キャロウェイ エピック フォージド スター アイアン |
ロフト角:26 | 長さ:38.00 |
キャロウェイ エピック スター アイアン |
ロフト角:26 | 長さ:37.5 |
キャロウェイ ローグ スター アイアン |
ロフト角:27 | 長さ:37.5 |
タイトリスト T300 アイアン |
ロフト角:29 | 長さ:37 |
ゼクシオ クロスアイアン |
ロフト角:25 | 長さ:37.5 |
ヤマハ インプレス UD+2 アイアン |
ロフト角:26 | 長さ:38 |
どのアイアンが最も飛ぶか?
上の表の7番アイアンのスペックからして、もっとも飛ぶのはゼクシオクロスアイアンです。実際に打ちましたが本当に飛びます。ロフト角25度なので、当たり前のように飛びます。ただし、もともとパワーの無い人向けに作られてるので、装着されるシャフトがソフトスペック過ぎます。軽くてスイング軌道がブレやすくなります。
その他、エムグローレアイアン、キャロウェイエピックフォージド、ヤマハUD+2アイアンが飛ばせます。エムグローレアイアンは優しく、簡単に飛ばせます。キャロウェイのエピックフォージドアイアンは、やや難しさがあるように感じました。スイートエリアが広いのですが、しっかりと振りきらないとボールが捕まりにくいと感じました。
飛ぶアイアンの選び方
飛ぶアイアンの選び方を紹介しますので、参考にしてください。
7番アイアンロフト
飛ぶアイアンの特徴しては、ロフトが立ってる、ストロングロフトとなってます。メーカーカタログやネットで検索して、7番アイアンのロフト角を調べます。
7番アイアンのロフト角が、27~30度であれば飛ぶアイアン(飛び系アイアン)です。ボールを止めることを考えてるアイアンの場合、7番アイアンのロフト角が34度前後となります。
ロフト角が立ってるアイアンを選ぶと良いです。
使用されてる素材
使用されてる素材のことは難しいかもしれませんが、アイアンヘッドに使用されてる素材が軟鉄以外であれば、飛ぶアイアン(飛び系アイアン)である可能性が高いです。
アイアンヘッドの素材にスチール、クロムモリブデン鋼などが使用されてるアイアンを選ぶと良いです。
フォージドというのは、軟鉄を使用したアイアンです。完全な飛び系アイアンでは無い可能性があります。