本間ゴルフ ビジール 比較 | Be ZEAL 535 / 525 ドライバー比較
本間ゴルフ ビジール
本間ゴルフから、BeZEAL 535 2018年モデルが発売されました。本間ゴルフは、地クラブ並の丁寧な作りとなっており、アスリートモデルなどは重心距離、重心高などの数値を公表しています。
また、本間ゴルフの特長としては、カーボンシャフトの剛性の良さです。新しい素材を取り入れて、振動を抑えたり、撓ったときの潰れなどを軽減してくれる工夫が取り入れられています。2018年モデルのBeZEAL(ビジール)は、さらに進化して、弾きが良さそうなモデルとなっています。
本間ゴルフ Be ZEAL 535 ドライバー 2018年モデル
GROOVE POWER AREA
GROOVE POWER AREA と名付けられた変形スリットが最大の特長です。打点がズレても強い反発が得られる構造となっており、飛距離ロスを最大限に抑える工夫となっています。ソールの写真を見る限り、ヒール寄りにウェイトが配置されていますので、捉まり重視のドライバーとなっていることが伺えます。実際に、重心アングルが深めとなっており、スライスを軽減して、直進性を高める工夫が取り入れられています。
最大の特徴はソールのフェース側に設けられたスリット(溝)です。打点がズレても強い弾きで飛ばせる構造となっています。また、ソールのヒール側にはウェイトが配置されており、捉まり重視となっています。もともと、ビジールは捉まりが良いモデルですが、さらに捉まり重視となっており、スライスを減らして、直進性を高めて飛ばせるモデルとなっています。
EPT-Tech(Efficient Power Transmission Technology)
本間ゴルフの強味は、シャフトの剛性と、シャフトとドライバーヘッドのマッチングにあるように感じます。そのドライバーにマッチングするシャフトを開発しています。撓ったときにシャフトの円筒形が潰れないようにしたシャフトもありました。
今回は、制振材を使用しており、シャフトの無駄な振動を抑えられるようになっています。また、手元重心でありながら、先中調子となっており、自然と手元を引き付けて、ヘッドを走らせることができるようになっています。ヘッドとシャフトのマッチングを考えて開発しているというのは、このあたりは、ゼクシオ(ダンロップ)に近いイメージがありますね。
- 純正シャフト:VIZARD for Be ZEAL 535
- 制振材 EPT-Tech を採用
- ロフト角:9.5、10.5
- 重心角:25度
- ウェイトの重さ:7グラム(交換不可能)
シャフト VIZARD for Be ZEAL 535 スペック
フレックス | 長さ | ライ角 | 調子 | シャフト重さ | トルク | バランス | クラブ総重量 |
S | 45.75 | 59.5 | 先中調子 | 51 | 5.6 | D2 | 296 |
SR | 45.75 | 59.5 | 先中調子 | 49.5 | 5.7 | D2 | 295 |
R | 45.75 | 59.5 | 先中調子 | 48 | 5.8 | D1 | 292 |
本間ゴルフビジール 535 リミテッドエディション
本間ゴルフビジール535リミテッドエディションとは何?ネットで検索をしていて、見かけたことがあるかと思います。本間ゴルフビジール535リミテッドエディションというのは、量販店とのコラボによるOEM商品です。廉価版とも言えます。別の言い方すると、メイドインサカタではありません。酒田工場で、つくったゴルフクラブではありません。中古市場でも、格安で流通しています。
本間ゴルフ Be ZEAL 525 ドライバー 2017年モデル
クラウンのたわみを活かして、低スピンで高弾道が打てる構造となっています。ソール側には、ウェイトが2個取り付けられており、ウェイトを交換することで、重心距離を調整することができます。
- VIZARD for Be ZEAL
- 振動減衰材 Zxion を採用
- ロフト角:9.5、10.5
シャフト VIZARD for Be ZEAL スペック 525
フレックス | 長さ | ライ角 | 調子 | シャフト重さ | トルク | バランス | クラブ総重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
S | 45.75 | 59.5 | 中調子 | 51 | 5.6 | D2 | 297 |
SR | 45.75 | 59.5 | 中調子 | 49.5 | 5.7 | D2 | 295 |
R | 45.75 | 59.5 | 中調子 | 48 | 5.8 | D1 | 292 |
BeZEAL 535 / BeZEAL 525 シャフト比較
シャフトスペックを確認してみると、とてもゼクシオに近いイメージがあります。今までゼクシオを使っていた人に向いているモデルです。両モデルに装着されるシャフトのスペックは、殆ど同じです。ただ、含有されている素材が異なりますので、シャフトの微妙な撓り具合を感じるでしょうね。
シャフト VIZARD for Be ZEAL 535 スペック(2018年モデル)
フレックス | 長さ | ライ角 | 調子 | シャフト重さ | トルク | バランス | クラブ総重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
S | 45.75 | 59.5 | 先中調子 | 51 | 5.6 | D2 | 296 |
SR | 45.75 | 59.5 | 先中調子 | 49.5 | 5.7 | D2 | 295 |
R | 45.75 | 59.5 | 先中調子 | 48 | 5.8 | D1 | 292 |
シャフト VIZARD for Be ZEAL スペック(2017年モデル)
フレックス | 長さ | ライ角 | 調子 | シャフト重さ | トルク | バランス | クラブ総重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
S | 45.75 | 59.5 | 中調子 | 51 | 5.6 | D2 | 297 |
SR | 45.75 | 59.5 | 中調子 | 49.5 | 5.7 | D2 | 295 |
R | 45.75 | 59.5 | 中調子 | 48 | 5.8 | D1 | 292 |
BeZEAL 535 / BeZEAL 525 性能比較
どちらも捉まりが良くて、高弾道が打てます。535ドライバーの方が、ミスヒットに強いですし、フェースの弾きも強いです。トゥ側、ヒール側でヒットしたときにボールが曲がってしまっても、ソールの溝 GROOVE POWER AREAの効果でボールが戻ってきます。
モデル名 | 特長 | 構えやすさ | フェースの弾き感 | 捉まりやすさ | 弾道高さ | 飛距離 | 総括 |
BeZEAL525 | 低重心+深重心+高打出し+捉まる 優しく飛ばせる4点セットを備えている | スクエア 構えやすい | 良い弾き | とても捉まる スライス減らせる | 高弾道 | 優しく飛ばせる | 捉まり抜群・高弾道・直進性 安定したティーショットを求めている人に向いてます ヘッドクラウンは黒色 |
BeZEAL535 | 低重心+深重心+高打出し+捉まる 優しく飛ばせる4点セットを備えている ソールの溝 GROOVE POWER AREA搭載 | スクエア 構えやすい | 前作よりも弾きが良い | めちゃくちゃ捉まる スライス出ないのでは?と思うほど | 高弾道 | 優しく飛ばせる 曲り幅減らせるので、それだけで飛距離アップできる | 前作より進化しているのを感じる 捉まり抜群・高弾道・直進性 安定したティーショットを求めている人に向いてます ソールの溝 GROOVE POWER AREA でボールが曲がり難い(戻ってくる) ヘッドクラウンは紺色 |
本間ゴルフは、シャフトにも拘りがある
以前より、本間ゴルフはシャフトに特徴があります。少し前ですと、ヤーン(YARN)と呼ばれる素材を取り入れて、シャフトが撓るときに、シャフトの円筒が潰れないようにしたりというシャフトがありました。
BeZEAL525のシャフトには、Zxion という素材を取り入れて、インパクトの衝撃を抑えて、ヘッドのブレを軽減しています。BeZEAL535のシャフトには、EPT-Techという制振材が取り入れられています。
ドライバーの進化は、ヘッドだけではなく、シャフト剛性の進化があってこそです。その辺りを考慮したゴルフクラブ作りをしているということが伺えます。
本間ゴルフ ビジール 525 レディース
ビジール 525 レディース用ドライバーもあります。とても軽量となっていることと、構えやすいヘッド形状となっています。また、捉まりが良い構造となっていますので、スライスを減らすことができます。また、打点がズレても弾きの良いフェースとなっていますので、ミスヒットに強いドライバーとなっています。
- VIZARD for Be ZEAL レディース フレックスL
- 調子:中調子
- ヘッド体積:445cc
- ロフト角:11.5度
- ライ角:60度
- クラブ総重量:269グラム
- シャフト重量:43グラム
- バランス:B9
- シャフトトルク:6.4
ビジール 535 ドライバーは、イ・ボミも使う!
本間ゴルフのアベレージ向けシリーズビジールですが、2018年シーズンイ・ボミちゃんが実戦で使用するとのことです。ビジール535ドライバーは、実際に打たせてもらいましたが、全体的にバランスの取れたドライバーとなっています。どうしても、ゼクシオと比較されることもあります、本間ゴルフのオリジナルのアイデア、飛び性能が詰め込まれています。
イ・ボミちゃんは、ドライバーショットで右へのミスが多かったと言っていましたが、ビジール535ドライバーで、右へのミス、スライスを減らすことができたので、実戦で使用しようと決断したのだろうと思います。
私も打たせてもらって、とても気に入っているので、買おうかと考えています。ちょっとミスショットして、早打ちしちゃった、身体が開いちゃったと思っても、意外にも真っ直ぐ飛んでくるところが気に入っています。ちょっとしたミスを減らすことができれば、2打~3打くらいはスコアを縮められるかなという考えを持ってます。
イ・ボミちゃんがビジール535ドライバーに装着しているシャフト
2018年シーズン、イ・ボミちゃんは、ビジール 535 ドライバーを使う予定とのことです。ビジールの人気が一気に高まるでしょうね。
実際に、私もビジール535ドライバーを打たせてもらいましたが、とにかく全体的に安定したドライバーとなっています。捉まりが良いですし、弾きも良いです。とにかく、重心角が多く入っており、ヘッドの返りが良いというか、インパクト瞬間にフェースが開くような挙動を抑えてくれるので、スライス回転を減らすことができます。
純正シャフトではありませんので、注意して下さい。さすがに、トルクが少な目のシャフトを装着しています。長さは、判りませんでした。今までのセッティングからすると、45.5インチのシャフトを装着していたことが多いので、2018年も45.5インチだろうと思われます。
VIZARD EX-A 55 フレックスR スペック
イ・ボミちゃんは、VIZARD EX-A 55 (R) を装着しています。
ヘッドスピードは、平均44m/s~45m/sくらいです。
トルク | 4.35 |
振動数 | 256 |
重さ | 54.5 |
チップ径 | 8.6mm |
バット径 | 15.3mm |
調子 | 中調子 |
シャフト情報|本間ゴルフ公式サイト
重心角が大きいと捉まる理由
重心角は、重心アングルとも言われます。重心角は、捉まりの良さに大きく影響してきます。どうして、捉まるかというとゴルフスイング時のドライバーのフェース向きがスクエアから開いて、スクエアに戻りながら、閉じていくという、動きをするからです。
スクエアが0度~トップスイングを作って90度開く~インパクトで0度でスクエアに戻る~フォロースルー、フィニッシュに向けて閉じるという動作をします。ですから、重心角が25度となっていれば、ドライバーヘッド(フェース)の開閉を自分で操作する度数が65度と少なるから、楽に捉まるという訳です。重心角25度入っていれば、クラブが25度分ヘッドターンをしてくれるということです。ですから、重心角が大きければ、ヘッドターン(フェースローテーション)が楽にできるようになります。
また、インパクト瞬間というのは、ドライバーヘッドがボールにヒットする衝撃でフェースが開きやすくことも抑えてくれます。最近のドライバーの殆どは、重心角が20度くらいとなっていますが、深重心にしたりすることで、フェースが開きやすい傾向にあります。
重心角が25度
それほど、驚くことではないのかもしれませんが、最近のドライバーの中では、重心角が大きく入っているドライバーです。完全に捉まり重視のドライバーとなっており、誰が打ってもスライスしないのではないだろうかと思うほど、捉まります。叩きにいけるゴルファーにとっては、チーピンの要素にしかならないかもしれません。ドライバーショットが安定しない人にとっては、スライスを減らすことができますので、安定したティーショットが目指せます。