ロフト角が大きいと飛距離アップできる
ーラーメイドグローレF2ドライバーの、純正シャフトGL6600装着、10.5度(S)、11.5度(SR)、11.5度(R)を打ち比べたところ、本当に飛ばせるドライバーのスペックが見えてきましたので、シェアします。シャフトを抜いて、差し替えたりしたのですが、最も飛ばせたのは、ロフト角11.5度、フレックスR、シャフトのトルク4.2、長さ46インチです。
ロフト角が大きいと、打ち出し角度が高くなり、飛距離アップできます。つまり、高弾道が打てた方が飛ばせます。グローレF2ドライバーのロフト角11.5度シャフトフレックスSRが最も飛んでいました。
グローレF2ドライバーのロフト角11.5度の純正シャフトは、フレックスR、フレックスSRしかありません。それが残念です。ロフト角11.5度にフレックスSのシャフトが装着できれば、さらに飛ばせる可能性があります。そこまで、シャフトにこだわるのであれば、カスタムしろってことになりますけど。
ロフト角9.5、10.5くらいで、シャフトフレックスSで、おもいっきり振り回すのが、飛ばすことにはならないということです。ロフト角11.5度の場合は、打ち出した瞬間から高弾道で飛んでいきます。低スピンで棒球とか言いますが、本当に棒球で高弾道というのは、吹け上がった弾道と同じくらい高い弾道で飛ばせます。スピン量が多い人、スライスが多い人は、ボールの着地点にいくと、ボールが着地したと思われるディボットよりも、後ろにボールが置かれていることがあるはずです。それは、スピン量が多いからです。ボールが着地して、バックスピン量でボールが後方へ弾んでしまうということです。
ヘッドスピードとロフト角のマッチングの気付き
色々と試した結果、最近の低スピンが打てるドライバーの場合、ヘッドスピードに応じてロフト角を大きくしておいた方が、高弾道が打てるので飛ばせますし、そのことは周知のことなのですが、ロフト角を大きくして、最初から高い打ち出し角度で打てると、飛ばせます。
ここで、気付いたのが、一般的なヘッドスピードのゴルファーは、ロフト角15度前後がもっとも飛ばせるロフト角だと感じました。テーラーメイドを使う、ダスティンジョン、ローリーマキロイですら、ロフト角が~10度前後となっています。ヘッドスピードが速くて、バックスピン量を減らすことを考えつつも、打ち出し角を考慮したロフト角となっています。世界トップランカーなゴルファーが使用するドライバーのロフト角が10度前後ということは、私のようなアマチュアゴルファーは、ロフト角15度で十分であり、それくらいがもっとも飛ばせます。
ヘッドスピードとロフト角の関係は以下の様になると考えています。
ヘッドスピード 40m/s以下
ロフト角:15度前後が向いている
ヘッドスピード 42m/s以上
ロフト角:13度前後が向いている
ロフト角の影響
ロフト角が小さいと弾道が低くなる
ロフト角が大きいと弾道が高くなる
地クラブとかになると、本当に低スピンで、表記ロフト角と実測値のロフト角に誤差がありませんので、殆どボールが上がらないというドライバーもあります。
ロフト角15度前後って、3番ウッドと同じじゃない?
ロフト角11.5度のドライバーの場合、ロフト角の実測値というのは、13.5度~14度くらいあると思います。となると、それって3番ウッドと同じくらいになるのでは?と思われますが、そうなんです!結局のところ、3番ウッドと同じくらいのロフト角15度くらいが最も飛ばしやすいということになります。長さ46インチ、ヘッド体積460cc、ロフト角は3番ウッドという感じでしょうか。
ボールを上げた方が飛ぶ
アイアンを例えにして考えると、5番アイアンと6番アイアンの飛距離があまり変わらないというのは、ボールを上げることができないことが大きな原因となっているはずです。フェアウェイウッドの場合は、3番ウッドよりも5番ウッドの方が飛ぶというのは、5番ウッドの方が高弾道で打てるからという理由が大きいように感じます。
ドライバーも同じで、ロフト角を大きくして、打ち出し角を高くしておいた方が、キャリーが出せます。ということは、ドライバーも同じことが言えます。ドライバーよりも3番ウッドの方が飛んでいると感じている人は少なくないはずです。私も同じです。であれば、3番ウッドと同じようなスペックのドライバーにすれば飛ばせるということになります。だから、ミニドライバーとか人気があるのだろうと思います。
打ち出し角、スピン量、ボールスピードが大切だと言われてるけど
ドライバー選びで、打ち出し角、スピン量、ボールスピードが大切だと言われていますが、打ち出し角というのは、ロフトのことです。ただ、最近のドライバーというのは、ロフト角の選択を間違えなければ、打ち出した瞬間から高い打ち出しとなります。地クラブのように、低く出て、スピンが発生して伸びあがるというような弾道は打てないと思います。
スピン量に関しては、ヘッドスピードが速いゴルファーこそが、気にする要素だと感じています。ヘッドスピードが遅いゴルファーの場合は、ある程度のバックスピン量が無ければ、ボールが上がらないし、飛距離も落ちてしまいます。
低スピンという功罪
低重心にして、低スピンなボールが打てるというのは、はっきりいってしまうと、ヘッドスピードが速いゴルファーにしか意味が無いように感じます。ヘッドスピードが遅いゴルファー、ヘッドスピードが一般的な普通のゴルファーというのは、ある程度のバックスピン量が無ければ、ボールを高く上げることができません。バックスピン量が発生するからこそ、ボールに揚力を与えることができるからです。ヘッドスピードが遅いゴルファーの場合、低スピンなドライバーを使うと、ボールが上がらなくて、低弾道となってしまい、飛距離を落としてしまうこともあります。
低スピンが打てるドライバーは飛ばせない可能性がある
低スピンが打てるドライバーが増えています。殆どのドライバーが、無駄なバックスピン量を減らすための構造が取り入れられています。これが、飛ばせない原因になっていることもあります。低スピンということは、バックスピン量が少ないということであり、ボールに与える揚力が少ないということです。つまり、ボールが上がり難いということです。低スピンが打てるドライバーを打ってみたら、弾道が低い、ボールが上がらないと感じた人は、少なくありません。以前より、弾道が低いと感じたら要注意です。
シャフトによってヘッドスピードは、直ぐに変化する
ロフト角だけではなく、シャフトとのマッチングが重要となります。フレックスSは、トルクが少な目となっており、自分のスイングエネルギーが伝わりやすく、スピーディーなレスポンスが得られ、速く振ることができます。フレックスRは、トルクが多くなっており、シャフトの撓りがスイングエネルギーを吸収してしまうのか、速く振れません。つまり、ヘッドスピードが遅くなります。実際、2ポイントくらいヘッドスピードが落ちます。
シャフトの影響
シャフトが硬くなるとヘッドスピードが速くなる(速く振りやすい)
シャフトが柔らかいとヘッドスピードが遅くなる(速く振れない)
シャフトが軽くなるとヘッドスピードが速くなる(速く振れる)
シャフトが重くなるとヘッドスピードが遅くなる(速く振れない)
シャフトフレックスRの方が飛ぶ理由
シャフトフレックスRの方が飛ぶ理由としては、速く振ることができないので、インパクトが丁寧になるというか、ドライバーヘッドが通り過ぎているだけになってないのだと思います。また、トルクが多いので、撓り戻りが活かされるので、ヘッドスピードが遅くなっても、アタックの強いインパクトで打てるからでしょうね。
ドライバーを買い替えても飛ばない
ドライバーを買い替えても飛ばないと感じる人は、もういちどロフト角、シャフトフレックスを見直してみると良いかもしれません。もしかしたら、もうすこし柔らかいシャフトの方が飛ばせる可能性があるでしょうし、ロフト角もひとつ大き目の方が飛ばせる可能性があります。
軽量ドライバーが人気
最近は、軽いシャフトを装着した、クラブ総重量が軽いドライバーが人気です。軽い方が速く振りやすいですし、フォロースルーもつくりやすくなります。また、1ラウンドの疲労を感じることなく、後半のラウンドでも安定したティーショットが打てます。ゼクシオテンドライバー、オノフ赤ドライバー、Mグローレドライバーなどは軽量ドライバーとして人気がありますし、ヘッドスピードが遅くても飛距離アップを目指すゴルファーにぴったりなスペックとなっています。
テーラーメイド Mグローレ ドライバー
グローレシリーズとMシリーズが融合したMグローレドライバーです。スライスが打てないほどに捉まりが良くなっています。ハンマーヘッド(ソールの溝)とツイストフェース(捻じれたフェース)を搭載して飛び性能も向上しています。
グローレは2年に1度ニューモデルが発表されるということで、2020年までは高い人気が得られるドライバーであろうということが既に推測できるほど完成度の高いドライバーです。
多少、フェースを開いたまま打っても、ストレートボールが打てるほど、スライス回転が発生しません。スライス回転を減らすことは、無駄な曲りを減らすことができるので、それだけで飛距離アップが望めます。
純正装着シャフトが高性能
純正装着シャフトは、Speeder EVOLUTION TM です。これが、軽量でありながらも、頼りなさを感じさせない完成度の高いシャフトなのです。ドライバーヘッドとの相性が抜群です。
実際に使ってみたレビューもありますので、併せて読んでみて下さい。
グローレF2ドライバー
グローレF2ドライバーのロフト角11.5度の純正シャフトフレックスRは、ヘッドスピードが遅いゴルファーに向いています。超高弾道でキャリーを出せます。もしかしたら、高弾道過ぎて飛距離を損しているかもと思うかもしれませんが、飛んでます。いつもの練習場で、届かないところにまでボールが到達していました。レーザーで距離を測ってませんが、10ヤードくらいは飛距離アップしています。テーラーメイドさんに怒られるかもしれませんが、グローレF2ドライバーって、M4ドライバーよりも捉まるし、飛ぶように感じます。ヘッドローテーションを意識しなくても自然とヘッドが返ってくれるし、打ち負けせずに、ヘッドがボールを打ち抜いてくれます。長さも、グローレF2の方がアップライトとなっているので、46インチでも短く感じるし、振りやすいです。というよりも、46インチ無いんじゃないでしょうか。
昔のバーナースーパーファーストと比べても短いように感じますけどね。かなりアップライトとなっており、46インチでも縦に振り下すイメージを持てるので、アイアンを打つときのイメージで打つことができます。
グローレシリーズは、日本人ゴルファー向けのスペックとなっていますので、日本人の体形、日本人ゴルファーのスイングパワーにぴったりなスペックとなっています。テーラーメイドの飛び性能の高さを再認識します。
白ヘッドのSLDR S ドライバーのロフト角12度、14度に似ている、棒球の超高弾道が打てます。
テラーメイド グローレ F2 ドライバー