2023/02/02更新
ゴルフでつかまるボールを打つという意味、つかまる打ち方の紹介です。
つかまったボールとは
つかまったボール、つかまるボールというのは、右にすっぽ抜けないように、フェース面にボールを乗せて、ターゲット方向に向けて飛ばすことです。自然とフック回転が発生しやすい打ち方です。
スライスボールというのは、つかまっていないから打ち出すボールが右に曲がってしまう。では、つかまるボールはどうなのだろうか? というよりも、そもそも「つかまるボール」、「つかまったボール」というのは何を意味しているのかを明確にしておかないといけないと思います。
つかまったボールが打てれば、真っ直ぐ飛ぶのだろうか?
つかまったボールが打てれば、ドローボールが打てるのだろうか?
つかまったボールの意味は何か追求してみました。
つかまったボールとは
ゴルフクラブの回転運動の外側に滑って抜けてしまうことなく、フェース面で飛球線に向けて方向を定めて、ボールを飛ばすこと。フェース面でゴルフボールを捉まえることができれば、ミート率も高くなり、ボールスピードが速くなり、飛距離アップできます。
つかまったボールは、ドローボールが打てる
不明確ですが、一般的には つかまったボールはフック系のボールが打てる・・・つまりドローボールが打てるというイメージが大きくありますが。つかまったボール・・・ゴルフクラブのフェースがボールをつかまえる事が出来るのかは判りませんが、「つかまる」という表現に近い状態になるのだろうと思います。つかまる は キャッチ ですから、捉える とか 捕える という言葉になります。ゴルフクラブのフェースから手が生えてきてボールをつかまえる・・・そんな漫画の様なことはありませんが。
ゴルフクラブのフェースがボールにヒットした時には、瞬間的にゴルフボールは潰れて歪みます。そして、ゴルフボールが潰れて、元の形状に戻ろうとします。ゴルフクラブのフェースがボールにヒットして、ゴルフボールが潰れた瞬間はゴルフクラブのフェースとボールが接している状態となります。簡単に言ってしまうと、ゴルフボールがクラブのフェース面に張り付いている状態となります。これを、つかまる と呼んでいるのだと思います。
ゴルフボールがクラブのフェース面に張り付いている状態でシャフトを振りぬいていくから、振りぬかれた方向に向かってボールは飛んでいくというメカニズムですね。ということは、飛ばしたい方向へ振りぬく・・・つまりフォロースルーはとても大切であるということが判ってきます。フォロースルーは大切ですが、その前の動作としては・・・飛ばしたい方向へフォロースルーするためには、テイクバックで決まるということですね。
ゴルフボールが潰れた状態でゴルフクラブのフェースに張り付いている、時間が長ければ長いほど強いギア効果が発揮できるだろうと思います。といっても、その時間は1秒も無い程でしょうね。瞬間的なことです。
ならば、スライスボールになってしまう 「つかまっていない」 場合はどうなのか? きっと、フェースにボールが乗ってない(張り付いてない)ということだろうと思います。ですから、ボールも大きく潰れていないということになります。ゴルフボールが置いてあるところをクラブヘッドが通過して、クラブフェースとボールが当たっただけという感じなのだろうと思います。
ドローの打ち方、フェードの打ち方
つかまる打ち方のコツ
つかまる打ち方のコツの基本としては、ヘッドローテーションをさせるということです。ヘッドローテーションをさせるには、左手の甲を飛球線方向に向けるイメージでインパクトさせると、ヘッドローテーションしやすくなります。裏拳で打つと呼んでいます。
ベン・ホーガン、レッドベターのAスイングでも、左手の甲(裏拳)を飛球線方向に向けることで、ヘッドローテーションさせてインパクトでき、つかまったボールが打てると紹介されています。
ヘッドローテーションがキツイとチーピンがでる
あまりにも意図的にヘッドローテーションがキツク入ると、チーピンが出やすくなりますので、注意して下さい。
ベン・ホーガンの提唱するインパクトの形
フェード も ドロー も ボールをつかまえる
上述したことを考えると、フェードと呼ばれるボールが左に飛び出してスライスをする弾道もドローと呼ばれるボールが右に飛び出してフックしてくる弾道、どちらもボールをつかまえることが出来なければ実現できない(難しい)ということになります。
ゴルフレッスンの先生がしきりに つかまったボールを打って・・・と言っていたのは、ボールを潰せという意味もあるだろうし、フェースにボールを乗せるという意味もあると思います。ただ、アマチュアゴルファーがそんな難しい事が直ぐに出来るようになるとは思えません。ということは、フォロースルーをもっと長くしてあげるくらいしか出来ません。それでも、けっこう難しいです。フォロースルーを長くする、飛ばしたい方向にフォロースルーをする・・・クラブヘッドとシャフトを飛ばしたい方向に振りぬいていくわけですが、それに注視しているとボールを押し出している感覚がなんとなくわかってきます。
これが、つかまるボール? ・・・なのかな?
という感じが判ってきます。
インパクト時のボールの潰れ方
The Moment of Impact. An Inside Look at Titleist Golf Ball R&D
上の動画はタイトリストのインパクト時のボールの潰れ方によるボールスピードの違いです。ボールスピードが速いほど、ボールが大きく潰れるのが判ります。つかまるボールには直接的には関係がありませんが、ボールの潰れ具合を知る事が出来ます。
ボールの潰れ具合によってボールスピードが変化します。
動画の40秒あたりから登場するのは以下の4種類の潰れ方です。
- 120mph = 約53.63m/s
- 135mph = 約60.33m/s
- 175mph = 約78.21m/s
- 160mph = 約71.51m/s
ボールを潰すというのは、意外にも飛ばすことに関しては重要な要素であることが判りますね。
ボールを潰せばフェース面に乗るのか、つかまる のかと考えていくと、柔らかいボールの方が良さそうなイメージが沸いてきます。ただ、柔らかすぎるボールは潰れ具合が大きくなってしまい、逆にバックスピン量が増えてしまうかもしれませんね。とりあえずボール選びは後回しにして、つかまるボールを打つ ためのフォロースルー、フェース面にボールを乗せるイメージを大切にして練習に取り組もうと考えています。つかまるボールを打つ・・・簡単に言いますが、簡単にはできないかもしれませんが頑張ります。
ゴルフの打ち方で面を使う
レッスンラウンドに行ったのですが、面を使ってください! 面を使うイメージを持ってくださいと連呼されました。言ってることはなんとなく判るんですけどね、なかなか出来ないのです。
面を使ってドロー、フェードを打ち分ける
今は、面を使う練習をしています。
どうやら、私の場合、ゴルフ場ではゴルフクラブをボールに当ててるだけになっているようです。ゴルフクラブをボールに当てないと、ボールは飛ばないのですが、クラブの面 つまりフェース面を使えてないというか、ゴルフクラブのギア効果が使えてないようです。
これは、面だけのイメージなのですが、イメトレみたいなことができます。10円玉とマッチ棒1本。マッチ棒が無ければ割り箸とか。
置かれた10円玉をボールに見立てて、棒で押してあげます。マッチ棒か割り箸が10円玉に接触するときに、斜めになっているか、真っ直ぐになっているか。斜めになっていると、その斜めになっている方向に向かって10円玉が転がります。これが、スライスとかフックなどの回転になります。
(1) 真っ直ぐの場合
棒を真っ直ぐにして、ボールに見立てた10円玉を押してあげると、真っ直ぐ進んでいきます。ゴルフでいうところのスクエアですね。
(2) 左に傾けた場合(閉じた場合)
棒を少し左に傾けて、ボールに見立てた10円玉を押してあげると、10円玉は棒に沿って左回転をします。ゴルフでいうところのフック回転が発生します。フェース面が閉じているというイメージですね。ボールが捉まるというのは、これでしょうね。
(3) 右に傾けた場合(開いた場合)
棒を少し右に傾けて、ボールに見立てた10円玉を押してあげると、10円玉は棒に沿って右回転をします。ゴルフでいうところのスライス回転が発生します。フェース面が開いているというイメージですね。スライスボールは、フェース面が開いている可能性が高いということになります。フェース面だけが原因ではないと思いますが。ボールが右に抜けた感じも、これでしょうね。
(4) アイアンやウェッジなど
棒をロフト角だとイメージすることもできます。アイアン、ウェッジを横から見たイメージです。ボールはフェース面を伝って回転していきますから、バックスピンが発生します。ロフト角が大きければ、バックスピンも多くなるということです。
(1)~(3) は フェース面が開いている、閉じているというのはボールに対して横の面の使い方になります。スライスしたり、フックしたりというのは面が開いているか閉じているか。 (4)は縦の面の使い方になります。ウェッジのフェース面がうまく使えていれば、自然とボールは上がるし、自然とバックスピンが掛かるということです。それが出来ないのは面が使てないから。ですから、ゴルフは横と縦の面をうまく使わなければいけないということになります。面がうまく使えてないから、スライスしたり、チーピンしたり、ボールが上が難かったりということになります。
面を使えるようになると
面が使えるようになると、アイアンやウェッジの精度は良くなると思いますし、ボールがフェース面に乗るという感覚がなんとなく判ります。きっと、しっかりと打てる人はゴルフクラブがボールにコンタクトして、ボールがフェース面を伝っていきながら、飛ばしたい方向へフォロースルーを向けて、放り投げていくんでしょうね。メカニズムは判るのですが、行うは難しです。
面がうまく使えればドライバーは、ボールを捉まえられる
面がうまく使えればドライバーは、ボールを捉まえられるはずです。ボールを捉まえたフェードというのも打てるようになるそうです。私は、そういった難しい打ち方はできないですが、実際のところ打つときの面に関しては深く考えていませんでした。ただ、速く振る、強く振る、クラブヘッドがボールの置いてあるところを通過すれば飛ぶ、くらいにしか考えていなかったというのもあります。正直なところ左足下がりのショットが連続するようなところだと、細かなことを考えられなくなってしまって、とりあえずクラブをボールにぶつけておけば飛ぶという感覚になってしまいます。
ただ、ゴルフスイングは面だけではなく、線もあります。スイング軌道です。内側から入ってきたり、外側から入ってきたりします。スイング軌道+面の使い方ということになります。もう少し面がうまくつかえて、フォロースルーを長く出せれば、スライスが減って、スライスが減った分だけ飛距離が伸びるんじゃないのかなと思っています。しばらく練習をしてみます。
最近のドライバーは捉まり重視
最近のドライバーは、捉まり易さを追求しており、フェースでボールが滑って擦り球にならないような構造を持たせています。ドローバイアスを入れて、捉まりを良くすることで、フェース面の反発力を存分に活かすことができます。ドローバイアスの入ったドライバーは、捉まり重視となっており、スライスが出難いです。なので、フェース面の反発力を活かして飛ばせます。
スライスしないドライバー | スライス減らしたい人必見
つかまるドライバーの紹介
いつも通りのゴルフスイングでも、つかまるドライバーがあります。重心角(重心アングル)が大きい、捉まるドライバーの紹介です。
日々、精進
がんばります