ゴルフは哲学

個性的なゴルファー | ブライソン・デシャンボー

2023/03/26更新
とても個性的なゴルフをするブライソン・デシャンボー。もともと、注目度を高めたのが全ての番手の長さが同じ(37.5インチ)アイアンでした。スイングも独特でシンプルです。

 

デシャンボーのサイドサドルパッティング

デシャンボーの場合、その個性はパターにあらわれています。それは、サイドサドルパッティングです。カップに対して身体を正面に合わせてストロークをします。美しいアドレスをしていても、教科書通りのストロークでもカップインできなければ意味がありません。

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彼にとって、カップインできるというストロークがサイドサドルパッティングだったんでしょうね。カップに対して正面から構えることができるので、狙いやすそうですね。私も試したことがあるのですが、慣れるには時間を要します。

 

 

デシャンボーのパター

デシャンボーは、2017年からパターを変更しています。シャフトは、今まで通りカーボンシャフトを装着しています。2017年使用パター、2018年使用パターを紹介します。

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2018年 デシャンボーのパター

デシャンボーのパターですが、2017年から変更して、Sik C-Series のパターを使用しています。シャフトは、カーボンシャフトを装着しています。

2017年 デシャンボーのパター

デシャンボーのパターには、カーボンシャフトが装着されているようです。ちなみに、Matrix製のシャフトとのこと。パターにカーボンシャフトを装着したイメージとしては、打感がソフトになりそうな感じがしますね。

反面、ロングパットで強いストロークが必要なときは、カーボンシャフトの特性でもある、大きなトルク、撓りの影響により左や右にミスしてしまいそうなイメージもあります。ですが、シャフトのトルクがあったほうが、無駄な細かな動きを緩和してくれる、緩衝材にもなってくれそうです。好き嫌い別れそうですが、パターのカーボンシャフトは、とても興味深いものがあります。

 

 

デシャンボーのスイング

デシャンボーのスイングは、これまた独特です。肩、腕、クラブまでが一直線になっており、プレーンが1つ。トップスイングは、どことなくベン・ホーガンのコンパクトなトップに似ているようにも感じます。だけど、アドレスでは手元が身体から離れており、独特なアドレスからのスイングとなっています。

モー・ノーマンというゴルファーを知ってますか? モー・ノーマンのスイングとベン・ホーガンと融合させたようなスイングでしょうか? ブライソン・デシャンボー と モー・ノーマン の スイングという記事でも、デシャンボーのスイングを紹介していますので、読んでみて下さい。


デシャンボーのINSTAGRAMより

上の動画のスイングも不思議な感じがしますよね。アドレス時から、既に手元が身体から離れているような感じです。トップスイングは、とてもコンパクトです。スイング全体は、とてもシンプルで、再現性が高そうです。2プレーンとか、縦に上げるとか、そういった複雑なことをしてないシンプルなスイングです。

ブライソン・デシャンボーは1993年生まれの若手ゴルファー

ブライソン・デシャンボーは1993年生まれです。若干、23歳にして自分のゴルフをしやすい、道具選び、スイングづくりを真剣に追求しているというのは、素晴らしいことです。誰かに何かを言われなくても、本能的に今のスタイルになったのかもしれません。だとしたら、それは才能でしょうね。今まで、ゴルフスイングはこうであると言われてきたものが覆されたような気がしました。新しい考え、新しい理論というものが生まれて、ゴルフというスポーツは進化していくんでしょうね。

ジョーダン・スピースもカップを見ずにパッティングをします。これも、独特です。

独特で個性的でも結果が良ければOK。良い結果を導き出すための、自分のゴルフというのを知っているんでしょうね。そして、自分のゴルフをするためのセッティング、打ち方を追求した結果なのだろうと思います。最近の若い選手から、多くの学ぶ点があるように感じます。自分が今まで習ってきたゴルフとは、異なる点が多いから、そのように思うのかもしれません。

 

 

2018年 ブライソン・デシャンボーの飛距離、ヘッドスピードなど

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