最近のドライバーの進化は、目まぐるしさを感じますね。浅重心で低スピンなドライバーが流行したと思ったら、ボールに揚力を与えられなくなるということでロフトアップをしたり。
カーボン素材を使ったドライバーは当たりまえ?
ドライバーヘッドにカーボンを多く使っているモデルも増えてきました。それも、超低重心にするためのアイデアなのでしょう。
といっても、ドライバーヘッドにカーボンを使うのは、最近からではなくて、けっこう昔から使われていたりもします。少し前に、石川遼選手が使っていた、キャロウェイのレーザーホークというドライバーは、ランボルギーニーとの共同開発でつくりだしたカーボン素材を使用していました。2011年のドライバーなのですが、既に超低重心で、低スピンなボールを打つことができました。
ちなみに、ソール側のネック寄りにウェイトが配置されており、ドローバイアスが強いドライバーでした。
カーボン素材を使用した人気ドライバー
カーボン素材を使用したドライバーの代表作といえば、テーラーメイドのM1ドライバー、M2ドライバー、M3ドライバー、M4ドライバー、Mグローレドライバーがあります。また、キャロウェイのローグシリーズもカーボン素材を使用しています。
2018年後半に発売された、スリクソン Z585ドライバー、Z785ドライバーもカーボン素材が使用されています。
ヘッドを軽量化して余剰重量を活かす
メーカーが異なるものの、目指しているのは、低重心化とヘッドの軽量化です。ヘッドを軽くすることができれば、余剰重量を使用して、ウェイトを配置して性格の異なるドライバーヘッドにするために、重心位置を操作することができます。重心距離が長くても、重心角を大きく入れて、捉まりを向上させたりすることができます。
最近のドライバーは、本当の高性能となっています。
低スピンで棒球で飛ばせる
低スピンなドライバーの弾道というのは、バックスピン量が少なくて、棒球と呼ばれる、緩やかな放物線を描いて飛んでいきます。たしかに、昔のバックスピン量が多かったドライバーに比べると、その弾道は明らかに違います。昔のドライバーは、ボールが勢いよく舞い上がっていくように感じました。それは、バックスピン量が多かったからでしょう。
昔のバックスピン量が多かったドライバーと、最新モデルの低スピンのドライバーの弾道の違いを見ていると、最近のドライバーの低スピンというのは、アイアンでいうところのフライヤーみたいな弾道を目指しているのだろうかと感じました。
アイアンでのフライヤーというのは、ボールとアイアン・フェースの間に芝生や草が挟まってしまって、思うようなバックスピンが得られずに、想像以上に飛んでしまって、グリーンをオーバーしてしまったり、ランが多く出てしまって、グリーン奥まで飛んでしまったというような弾道です。
低スピンなドライバーが目指すのはフライヤー?
最新モデルのドライバーは、アイアンのフライヤーのような弾道を目指しているのかもしれませんね。
たしかに、低スピンだといわれるドライバーを使い始めてから、ボールがランディングしてからは前に転がってくれることが増えました。ボールを前に飛ばしているのですから、ボールが着地してからも前に転がるのが当たり前・・・とは思うのですが、私の場合はスライス打ちですので、スピン量が多く発生します。
ドライバーショットを終えて、ボールの着地点に行くと、ボールが着地したであろう場所にディポットができあがっており、その後ろ側にボールが置かれていることがありました。つまり、ドライバーのスピン量が多かったので、ボールが着地した場所よりも、ボールが後ろに転がってしまうという、なんとも恥ずかしい状況になっていることがありました。
アイアンでバックスピンを掛けられないのに、ドライバーではバックスピンをかけられるという、なんとも恥ずかしいボールばかり打っていたなと思います。
ただ、最近の低スピンなドライバーは、殆どが前にボールが転がってくれますので、これだけでも飛距離アップはできているかもしれないと思わせてくれます。メーカー側が訴求している、スピン量を減らして飛距離アップ というのは、まんざらではありませんね。それも、キャリーではなくて、ランにも影響が出るとなると、適切なスイングができれば、もっと飛距離アップを目指せる希望が見えてきます。
最新ドライバーは、たしかに進化してきています。ですが、打音だけは、昔のドライバーの方が心地よい金属音をしていたように思います。
3月に入って暖かくなってきましから、ゴルフに行く回数が増えそうですね。
今シーズンは、スコアも大切にしたいですが、1ヤードでも飛距離アップできるよう練習を重ねていきたいと思います。
日々、精進
がんばります