フェード 打ちやすい ドライバーの特長
フェードを打つとどうしてもバックスピン量が増えて吹け上がってしまいますので、バックスピン量が入り難いドライバーがお勧めです。
重心深度は、浅重心でフェース面寄りに重心が置かれてるドライバーがお勧めです。
フェードが打ちやすいドライバーの場合、元々フェードバイアスが入っておりボールの捕まりが抑えられてるモデルが多いです。しっかりと、自分のスイングでインサイドからヘッドを入れて
ボールを捕まえられる人に向いてるヘッドとも言えます。また、フェードバイアスが入ってるヘッドの場合、直接ボールを自分で叩きにいってフックし難いですし、ぶっ叩いても無駄なスピンが
入り難いですし、曲がらないフェードボールが打ちやすいです。
最近はアジャスタブルホーゼルで重心位置を変更できるドライバーも増えています。ヘッドのソール側に取り恥ずかし可能なウェイトを配置されて、自分好みの弾道に調整できるドライバーも増えています。自分で調整できるドライバーは、とてもオススメです。フェード打ち用にウェイト位置を変更できますし、その時の自分の調子に合わせることができます。
フェードヒッターに合うシャフト
シャフトに関しては、手元調子、中元調子などヘッドが動き難くてコントロールしやすいシャフトがお勧めです。撓りやすいシャフトの場合は、ヘッドが動き過ぎて余計にバックスピンが入ってしまってフェードというよりはブーメランスライスになってしますことがありますので
注意が必要です。
上述したことをまとめると以下の通りとなります。
- 低スピンなボールが打てるヘッド
- フェードバイアスが入ってるヘッド
- 重心深度は浅重心
- シャフトは手元調子、中元調子がお勧め
フェードの弾道は、2種類ある
考え方によっては、フェードという弾道は、2種類の弾道があります。スライスする弾道だけが、フェードではありません。
(1) 緩やかなスライス回転の弾道
(2) ストレート弾道(曲がらないフェード)
自分の弾道傾向を把握して、フェード弾道を打てるようにした方が良いです。もともと、スライス持ちの人が、フェードが打ちやすいドライバーを使えば、スライスしかしません。フック持ちの人が、フェード打ち用のドライバーを使えば、左のミスを抑えながら、ストレートに近い弾道を打つことができます。フェードは、必ずしもスライス回転をさせる訳ではありません。
スライスが多い人
スライスが多い人は、捉まり重視のドライバーを使った方が賢明です。スライスを減らして、直進性を高めることができます。
ドローバイアスが入ったドライバー(スライスしない)
フックが多い人
フック、チーピンなど、左方向へのミスが多い場合は、こちらのページで紹介しているような、フェードが打ちやすいドライバーを使うと良いです。左のミスを減らすことでフェアウェイキープ率も高くなります。
フェードヒッター向け! フェードが打てるドライバーの紹介
フェードヒッター向けドライバーは、フェードを治すのではなく、フェードが打ちやすいモデルのドライバーです。ヘッドの返りを抑えたドライバー、捉まりを抑えたドライバーの紹介です。アウトサイド軌道のカット打ちじゃなくてもフェードボールが打てるドライバーです。
チーピンは、捉まった強弾道となるので、左OBまっしぐらとなってしまうことが多いです。逆にスライスの方は、距離がでないことと、弾道が弱いので助かることが多いです。どちらが良いのかは、自分が目指しているゴルフ次第かと思います。
また、フェードボールの場合、どうしてもバックスピン量が多くなりがちですが、最新モデルのドライバーは低スピンなボールが打ちやすくなっており、フェードでもバックスピン量が減らせますので、飛距離ロスし難いです。
捉まりを抑えられるドライバー、フェードが打ち易いドライバーを紹介します。
テーラーメイド ステルス2 プラス ドライバー
かなりの低スピンなボールが打てるヘッドです。ボールの捕まりも抑えられており、意図的にフェードを打っても無駄に吹け上がらないことが大きなメリットとなりますし、スピン量が少ないからこそキャリーも出せます。
- 装着可能シャフト:Diamana TM50
Tour AD CQ-6
SPEEDER NX GREEN 60
Diamana GT 60 - ヘッド体積:460cm3
- ライ角:可変式
- 長さ:45.25~45.75インチ
テーラーメイド ステルス プラス ドライバー
2022年モデルのドライバーとなりますが、かなり低スピンで強いボールが打てます。ボールを直接叩きにいっても左に飛び難いですし、無駄なスピンが減らせるので吹け上がらないフェードボールが打ちやすいです。
マークダウンして値段が安くなってます。カスタム装着モデルでも値段が安くなってますので、かなりお勧めできます。まだ在庫があるのでチェックしてみて下さい。中古買うより安いです。
Tour AD UB-6、SPEEDER NX 60、Diamana PD 60 装着モデル在庫あります。価格はそれぞれ49,830円(税込)、送料無料です。
ミズノ ST200 ドライバー
ミズノゴルフの世界戦略的、グローバルモデルのドライバーです。ヘッドが2種類あるのですが、ST200ドライバーの方は、かなりボールの捕まりが抑えられており、フック系のミスが多い、叩けるゴルファー向けのドライバーです。
ヘッドスピードが速くて、スイングでボールを捕まえられる人向けのドライバーです。一般的なヘッドスピードのゴルファーが打つとスライスしか打てないくらいに、ボールの捕まりが抑えられてます。
- 装着可能シャフト:Tour AD GM-200 D
Tour AD XC6
Speeder 661 EVOLUTION 6
Diamana ZF 60 - ヘッド体積:460cm3
- ライ角:可変式
- 長さ:45.5インチ
キャロウェイ マーベリック ドライバー
フェードが打ちやすいドライバーといえば、マーベリックドライバーです。
構えた時にヘッドを地面に置くと自然とヘッド後方に倒れやすく、フェース面が開いた状態で落ち着きます。左に飛ばないイメージが伝わってくるので、安心して叩けるという気持ちになります。といっても、フェードするというよりはフックを打とうとしてもフェードが打てるので、スピンが打ち消しあって、曲がらないフェードが打てます。
- 純正シャフト:Diamana 50 for Callaway
- ヘッド体積:460cm3
- ライ角:58度
- 長さ:45.75インチ
テーラーメイド SIM ドライバー 2020年モデル
2020年最新モデルでボールの捕まりが抑えられて、ナチュラルフェードが打てるのは、SIMドライバーです。ソール側に移動式のウェイトが取り付けられており、ボールの捕まり具合を調整できるようになってますが、基本的にはフェードが打ちやすいヘッド構造となってます。かなり、フック系のミスを減らせるドライバーです。
- 純正シャフト:TENSEI SILVER TM50
- ヘッド体積:460cm3
- ライ角:56度
- 長さ:45.75インチ
テーラーメイド M6 ドライバー 2019年モデル
2019年モデルでフェードが打ちやすいのは、M6ドライバーです。USモデルでは、D-TYPEが登場するとのことで、従来のM6ドライバーは、どちらかというとフェードが打ちやすいモデルとなります。実際に捉まりが抑えられており、かなりインサイドから振っても左方向に飛びにくい構造となっています。
フェード打ち用のドライバーの注意点
フェードが打てるドライバーだからといって、常に同じ曲り幅のフェードが打てる訳ではありません。コントロールされたフェードを打つには、ある程度の練習が必要となります。
今現在、使っているドライバーがフックフェースになっている、重心距離が短すぎてヘッドが返り過ぎてチーピンが多いというゴルファーは、フェースを被せ気味でインパクトさせることが上手なゴルファーだといえます。
自分でヘッドを返せるゴルファーが、フェード用のドライバーを使うと、ストレート弾道になるか、少しドロー弾道になることもあります。自分は叩きにいっている、だけどドライバーは、フェードで少しオープンフェースとか、捉まりが抑えられていると、スクエアでインパクトできることが増えます。
異常に重心距離が短くて、ヘッドが返りやすいドライバーじゃなくて、トゥ側に重心が置かれていて、捉まりを抑えられるようなドライバーが、かなり打ち易く感じます。
- 常に同じ曲り幅のフェードを打つのは難しい
- 最近のモデルは捉まったフェードが打ち易い
- オープンフェースのドライバーは、逆にドローが打ち易くなることも
最近の新しいモデルのフェード向けドライバー
最近の新しいモデルのドライバーは、バルジが少なくなっています。少ないというよりは、バルジが無いようなドライバーも増えてきました。バルジというのは、ドライバーのフェース面のトゥ側からヒール側にかけての曲面です。
このバルジがあったからこそ、ギア効果が得られたのですが、最近のドライバーはバルジが少なくなってきていますので、ギア効果が得られ難い構造となっています。つまり、フェードを打とうと思っても、ストレートボールになってしまうことも多いです。それでも、チーピンにはならないので、助かりますが。
バルジが無くなってしまった背景としては、フェース面の反発を強くするための構造を取り入れていることや、打点がズレても曲り幅を減らして、出来る限りストレートボールで打てるような構造が取り入れられているからです。
また、最近の新しいモデルのドライバーは、無駄に低スピンなボールが打てるような構造となっていることもあり、曲げようと思っても、横のスピンが少なくて、曲がりきらないことも多くあります。
ですから、フェードが打ちやすいドライバーで、少し左に向いて打って、ボールが左に飛び出して右に戻ってくるという感じではなく、左方向へ真っ直ぐ飛び出してしまう傾向が強くなっていますので、注意してください。
重心角(重心アングル)が大きいドライバーが増えた
捉まりを重視しているドライバーが多いために、重心角(重心アングル)が大きいドライバーが増えています。重心角が大きければ、ヘッドが返りやすくなるという考えだとは思うのですが、重心角が大きいドライバーというのは、捉まりが良いというよりは、フックを打ちやすいドライバーと言えます。フェードが打ちたいのに、重心角が大きいドライバーを選ぶと、真逆の弾道を打つことになるので、注意してください。
- バルジが無くなって、曲げ難い(コントロールし難い)
- 打点がズレてもストレートに飛ぶことが多い
- 無駄に低スピンで横のスピンも少ないから曲がらない
フェードヒッターのプロゴルファー
フェードヒッターのプロゴルファーとして有名な選手を紹介します。
小平智、宮本勝昌、藤田寛之
海外選手では、最近知名度が上がってきた、ブルックス・ケプカが有名です。ちなみに、フェードヒッターといっても、必ず大きく曲げてくる訳ではありません。チーピン、左を警戒して、左のミスを抑えられるようなクラブを使っていることが多いので、ストレートボールに近いか、少し右に曲がってくるような弾道を打ちます。
宮本勝昌は、かなり曲げてきますね。
日々、精進
がんばります