更新:2024/02/12
全米プロ選手権で優勝してから、さらに2021年 全英オープンでも優勝をしました。一躍有名ゴルファーとなってしまったコリン・モリカワ。ネーミングしてから、東洋っぽい雰囲気があります。コリン・モリカワのスイングの特徴を紹介します。
コリン・モリカワのスイング特徴
日本のゴルフでは、御馴染になっている腰を回転させるスイングと現代的なスイング理論が融合したスイングです。テイクバックでは、しっかりと体重移動させて、右の股関節に乗ります。ダウンスイングからの右膝の寄せ(体重移動)と股関節の回旋(内転筋)が、とてもスムーズです。
コリン・モリカワは、フェードヒッター
コリン・モリカワは、基本的にフェードヒッターです。それも、カット軌道で大きくボールを曲げるというよりはフェースローテーションを抑えて(ボールの捕まりを抑えて)、ストレートボールから落ち際で少しスライスするというイメージです。
トップでは、ヒンジを使っており、右手首の背屈+左手首の掌屈を入れて、インサイド起動からしっかりとフェース面をスクエアに戻してボールを捕まえにいってるのですが、腰を大きく回転させてます。
腰を大きく回転させることで、スイングを止めて(身体を止めて)ボールを捕まえてフック系の球筋を打つというよりは、ボールが捕まりすぎない球筋を目指しているようです。
グリップ(握り方)に関してもウィークに握っており、両肘を締めすぎずに、ボールが捕まりすぎないようにしてます。
下半身の動きが大きい
上半身の動きに目がいきがちですが、下半身の動きが大きく、先行してるので、腕とゴルフクラブが身体に巻き付くように下りてきます。右肘を抱え込むかのように引き付けており、かなりインサイドから打てる姿勢を作ってます。
右肘の引き付けが素晴らしい
意図してるのか判りませんが、下半身の動きが大きいということの影響からか、右肘の引き付けが強いです。股関節の回旋がスムーズで、内転筋が発達しているのだろうと思われます。トップからは、手首の角度は殆ど変化しない状態で、腕とクラブを下してきており、強烈なタメが作られてます。スイングエネルギーを逃がさずに、ゴルフボールに効率よくエネルギーが伝えられるスイングです。
インパクトは、しっかりとハンドファースト
インパクトでは、しっかりとハンドファーストの形が作られており、ボールを叩いて、飛ばせています。このハンドファーストの形を作るために、手首の掌屈・背屈をしてることになります。インパクト瞬間には、既に腰が飛球線を向いており、下半身が完全に回旋している状態となります。これは、女子プロゴルファーにもみられる積極的な股関節の回旋による動きとなります。
フォロースルーは、しっかりとアームローテーションを入れてるのも特徴的です。
トップでバウドリストの形を作る
コリン・モリカワのスイングの特徴のひとつとしては、ヒンジを使ってます。
トップでは出前持ちの形となります。この出前持ちというのは、右手首の背屈+左手首の掌屈となり、最近では Bowed Wrist(手首を曲げる)と呼ばれてます。
ヒンジを使って打つ場合、必ずと言ってよいほどトップの形は、右手首の背屈+左手首の掌屈のBowed Wrist(手首を曲げる)となりますし、ダウンスイングからインパクトにかけてはシャローとなり、インサイドから打ちやすくなります。
フェース面コントロールがしやすくなりますし、インサイドから打ちやすくなるので、安定したショットとなります。
コリン・モリカワのスイングは、下半身の動き、股関節の動作(内転筋)がとても上手いです。スイングエネルギーを効率よく伝えるためにしっかりと体重移動して、クラブを振ってます。この辺り、真似ができるとスイングが良くなるかもしれません。
コリン・モリカワの飛距離など計算
2024/02/12更新
公開されてるスタッツからヘッドスピードをマイルからメートル毎秒に変換して、ミート率からボール初速を計算しました。飛距離も紹介します。2024年シーズンはまだラウンド回数が少ないのでデータ数が少ないので2022~2023年のデータをベースに計算します。
- ミート率:1.493
- ドライビングディスタンス:296.2ヤード
- クラブヘッドスピード:114.26mph
ヘッドスピードをメートル毎秒に変換すると、51.07m/s となります。ヘッドスピードとミート率が判れば、そこからボールスピードを計算します。ボールスピードは 76.24m/s となります。
コリン・モリカワの飛距離など
- ミート率:1.512
- ドライビングディスタンス:296.2ヤード
- クラブヘッドスピード:51.07m/s
- ボールスピード:76.24m/s
日々、精進
がんばります