2023/09/24更新
昔のアイアン、最近のアイアンを比較して、ロフト角、ヘッドサイズのことに関して気付いたことを書いていきます。
5番アイアンのロフト角と飛距離
昔のアイアン、5番アイアンの飛距離は約160ヤードくらいでした。
最近の飛び系アイアンの5番アイアンの飛距離は約180ヤードくらいでした。
同じ5番アイアンでも飛距離が異なるのは、ロフト角が違うことと、クラブの長さ(シャフト長さ)も異なります。
昔のアイアンの場合、ロフト角の数字が多くなっており、飛ぶというよりは止めるイメージです。
飛び系アイアンの場合、ロフト角の数字が少なくて、ロフトが立ってますので飛距離が出ます。
ロフト角の違い
例えば、タイトリスト T100 5番アイアンのロフト角は27度です。ゼクシオ12 5番アイアンのロフト角22度です。5度もロフト角に差がありますので、飛距離も異なってきます。このように最近のアイアンはロフトが立っていることが多いので、かなり飛ばせます。
ぶっ飛びアイアンが増えた
昔のアイアンを引っ張り出してきて、最近のアイアンと見比べると不思議なことに気づきます。それは、ロフトです。明らかに最近のゴルフクラブはロフトが立っています。しかも、昔のアイアンセットには3番アイアン、4番アイアンがありました。最近は5番アイアンからしかありません。4番アイアンは単品で別途購入をしなければいけなかったりもします。
アイアンでティーショットするコツ
最近のアイアンは7番アイアンでも、ぶっ飛び!というアイアンが増えてきているように思います。それもそのはずです。7番アイアンなのにロフトが概ね28度 30度だからです。昔はもうすこしロフトの数字が大きかった様に思います。ロフトの数字が小さくなれば、ロフトは立っているので、それなりに飛距離が出ると思います。ロフトだけではなく、高い弾道が打てるような設計がされています。
最近は、ぶっ飛び系のアイアンが増えてきました。7番アイアンだけどロフト角が26°となっています。7番アイアンで180ヤード飛ばせるというアイアンも登場してきました。スペックを確認すると、ロフトが立っていることが殆どです。そして、アイアンクラブの全長が長い場合もあります。番手としては、7番だけど、スペックは、昔の3番アイアンと同じくらいだったりもします。
昔のアイアン ロフト(ロフト角は大体の数字)
昔のアイアンのロフト角です。
昔のアイアンというか、最近のフォージドアイアンも以下のようなロフト角に近いです。
- 3番アイアン ロフト21度
- 4番アイアン ロフト24度
- 5番アイアン ロフト27度
- 6番アイアン ロフト30度
- 7番アイアン ロフト34度
- 8番アイアン ロフト38度
- 9番アイアン ロフト42度
- PW ロフト46度
最近のアイアン ロフト(ロフト角は大体の数字)
ストロングロフト角なアイアン、飛び系アイアンの場合です。
番手ごとのロフト角が異なってきている
いつしか、1番手づつズレてしまっていますね。そりゃ、飛びますよ。飛ぶように感じるはずです。昔のアイアンを使っていて、最近のアイアンを使い出した人は、顕著に飛距離の差を感じるのではないでしょうか? 私もそうでした。 最近のアイアンを使うことで飛距離が出るというのをとても感じていました。ただ、飛びすぎのアイアンというのも困ってしまうこともあります。
飛ぶアイアンは、ロフトがたっている
飛ぶアイアンっていうのは、ロフトの数字が少ないです。一般的に、ストロングロフトと言われているアイアンたちですね。ロフトの数字が少ないと飛ぶというイメージがありますが、ロフトの数字が少ないと低い弾道になりそうなイメージもあります。3番アイアンや4番アイアンを見かけなくなってきましたが、実は最近の5番アイアンは、3番アイアン、4番アイアンと同じくらいの難しさがあるのだろうと思います。
女子プロでは5番アイアンすら抜いてしまって、6番アイアンからしか入れていないという選手が居るということも頷けますね。
ロングアイアンは、別途単品購入必要
最近は、4番アイアン、3番アイアンなどは単品として別途購入をしなければいけなかったりもしますので、アイアンセットを購入しても何だか、余計にコストが掛かってしまっているようにも感じます。と、言いながらも私は単品の4番アイアンは購入していたりもします。ロングアイアンは、とても飛びますし、ランも出ますので、山間のゴルフ場の場合だと転がってくれて距離が稼げます。
話は変わりますが、クラブの特性としてドライバーとアイアンを比べることはナンセンスかもしれませんが、ドライバーのロフトはアイアンとは逆でロフトの数字が大きくなっているように感じます。ロフト12度とかありますし、そして低スピンで高弾道なドライバーとなりつつあります。
飛ぶアイアンはゴルファーとして助かる面もありますが、ロフトの数字が小さくなり、ロフトが立ってくると、やはり難しさを感じてしまいます。
7番アイアンでも、もしかしたらロフトは6番アイアン並みだったりするかもしれませんし、5番アイアンでも、4番アイアン並みのロフトかもしれません。自分が使っているアイアンのロフト、特性を深く知るということも大切なことだと実感しました。
だけど、不思議なのは・・・5番アイアンという表記で4番アイアン並みのロフトはスムーズに打てるのですが、4番アイアンという表記がされているアイアンは、うまく打てないんですよね。これは、きっと見た目だけで判断をしているのだと思います。5番アイアンは打てる、4番アイアンは打てないと自分の中で勝手に思い込んでしまっているのかもしれませんね。それは、自分の中で勝手に苦手意識というか、「このアイアンは難しいぞ」と構えてしまうからなのかもしれませんね。
でも、4番アイアン並のロフトとなっている5番アイアンが打てるということは・・・4番アイアンが打てる、そして扱えるスイングがあるということですよね。
ということは、ストロングロフトのアイアンは、そのゴルファーの潜在能力を引き出しているとも言い換えることができますね。4番アイアンは打てないけど、4番アイアン並みのロフトの5番アイアンは打てるのですから。つまりは、4番アイアンが打てるということ。ロングアイアンも打てるようなスイングを持っているということですね。
この辺りにもゴルフ上達のヒントが隠されているような気がします。
そういえば、私が、まだ30才代の頃には、アイアンだけでラウンドをしてスコア80台出すぞとか、無謀なことをやっていたことを思い出しました。テーラーメイドのV721 midsize という、当時は名器だったアイアンがありまして、それを使っていました。懐かしいです。3番 9番 そして AW SW PW もセットでしたね。
たまにアイアンしか使ってはいけないという特殊な競技とかコンペにお誘いを受けることもありますので、どんなゴルフでも楽しめるようにしておきたいと思いますし、実際のラウンドでもアイアンを使う頻度は高いですから、いつまでもしっかりと振り切れるようにしておきたいなと思っております。
ストロングロフトのデメリット
ストロングロフトのアイアンのメリットは、飛距離が出せるという点です。これに尽きます。ストロングロフトのデメリットは、各番手のアイアンクラブのロフト角が少なくなっている(立っている)ので、下の番手とのバランスが悪くなります。5番アイアンから9番アイアンまでが、ストロングロフトとなっており、その下に従来のウェッジを入れていくと、9番アイアンとウェッジとの飛距離差が大きくなってしまい、9番アイアンとウェッジの飛距離差を埋めるためのウェッジが必要になることがあります。
昔のアイアン、最近のアイアン 比較
V721 MIDSIZEアイアン(5番アイアン) と RocketBladezアイアン(5番アイアン)の比較した写真もアップしておきます。やはりヘッドの大きさが明らかに違いますね。やはり、新しいモデルのゴルフクラブを使うということは、それなりにスコアを縮めてくれる役割を担ってくれているということを感じますね。
テーラーメイドのV721 midsize は名器でしたね
今でも自宅にあります。
ですが、最近のアイアンと比べるとヘッドは小さいし・・・難しそうです
▲左が V721アイアン。右側がRBLADEZアイアンです。やっぱりV721アイアンはヘッド全体が小さいですね。当時は革新的なアイアンでしたけどね。
▲左がRBLADEZアイアンです。右側がV721アイアンです。フェースの大きさは全く違いますね。V721アイアンはとても小さなフェースとなっています。ですが、フェース面が小さいということはラフでのショットで有効的な感じがしますね。
ヘッドの大きさ、フェイス面の大きさ、ネックの長さも明らかに違いますね。時代と共に進化してきたんだな?ということが窺えますね。進化と共に失ったものもあるのでしょうか? さてさて・・・
5番アイアンの必要性
最近、5番アイアンを抜いて、6番アイアンからのセッティングが増えてきています。必ず、5番アイアンを入れなければならないという訳ではありません。
5番アイアンの代わりにユーティリティを入れる
5番アイアンは、難しくて、打ち難いので、代替クラブとしてユーティリティを入れている人も多いです。その場合、5番アイアンを抜いて、ユーティリティにするので、6番アイアンからのセッティングとなります。5番アイアンを抜いたセッティングは、最近では珍しくありません。
自分のゴルフをしやすいセッティングを見つけるのが賢明です。
日々、精進
がんばります