更新:2022/06/02
G425シリーズは、G425MAX、G425LST、G425SFT 3種類のヘッドがあります。その中でも高慣性のG425MAXドライバーを試打しました。PING G425 MAX ドライバーを試打しましたので、その感想を書きますので、参考にしてください。
PING G425 MAX ドライバーの特徴
まずは特徴から紹介します。
実は、今まで PINGのゴルフクラブを使ったことも、打ったことがなくて、今回が初めてでした。高慣性モーメントでヘッドがブレない、当たり負けしない、直進性の高さがウリとなってるとのことです。
つまるところ、重心距離が長くて、重心深度が深いので、ヘッドの直進性が高い(高慣性)ということです。逆に言えば、コントロール(操作)できないとも言えます。
ヘッド後方にウェイトが取り付けられており、深重心で重心も低くなってます。ヘッド形状も相当なシャローとなっており、打ち出した瞬間から高弾道が打てそうな雰囲気を持ったヘッドとなってます。故にバックスピン量が増えるんじゃないかな~という気持ちもありました。
PING G425 MAX ドライバー 試打したスペック
ロフト角10.5度で、シャフトを2種類試しました。
装着シャフトは2種類試しました。ALTA J CB SLATE と PING TOUR 173-65 です。どちらも、PINGオリジナルのシャフトです。そして、どちらも60グラム台のシャフトです。
ALTA J CB SLATE カーボンシャフト
フレックス | シャフト重さ | トルク | キックポイント |
X | 60グラム | 4.4 | 中調子 |
PING TOUR 173-65 カーボンシャフト
フレックス | シャフト重さ | トルク | キックポイント |
S | 61 | 3.4 | 中元 |
試打した感想
シャフト2種類試打しました。
PING TOUR 173-65(S)試打の感想
打ってみた感想:中元調子なのでフックを打とうとして真っ直ぐ飛ぶ感じでした。そして、高弾道でした。打ち出しからいきなり高弾道が打てます。
はじめは、PING TOUR 173-65(S)61グラム、トルク3.4を装着して打ってみまし。ツアー用のかなりハードスペックなシャフトが振れるのか心配でしたが、意外と簡単に振れました。というよりも、かなり振りやすかったです。
スピン少な目の高弾道が打てました。強く叩くように打とうとすると、ややフックが強く入る傾向がありましたが、殆どシャフト通りの弾道で打ててました。高弾道で、捕まり過ぎずに、スピン量少な目で、フック系のミスを抑えて打てます。
中元調子なので、フックが強い人に向いてるかと思います。また、私のようにヘッドスピード40m/sくらいの人でも十分に扱えます。むしろ右手でボールをしばこうとする人には、動きにくいシャフト(硬い)なので打ちやすいかと思います。
PING TOUR 173-65(S)シャフトは、かなり人気があるみたいで、今のところ欠品になってるという情報もあります。購入される人は、早めの方がよさそうです。
ALTA J CB SLATE(X)試打の感想
打ってみた感想:中調子ということもありハーフウェイダウンからヘッドが加速してくれるので、ややボールがつかまりやすかったです。ですので、フック系のボールが打ちやすいです。こちらも高弾道でした。
次に、ALTA J CB SLATE(X)60グラム トルク4.4 を装着して打ってみました。こちらの方が、微妙に飛ばせてる感じがしました。それは、中調子のシャフトなのでシャフト運動が大きくて、かなりアッパーで打ててる感じでした。測定してませんでしたが、バックスピン量が多く感じました。
高弾道で打てるというのは、重心深度が深いので、バックスピン量が増えやすい傾向にあるのは仕方がないかもしれません。それは、PINGのフィッターしてくれる係りの人も言っておりました。
Tour173-55(S)
後からシャフト単体で購入した Tour173-55(S)ですが、こちらも振動数が高くて、かなり硬いシャフトです。ですが、50グラム台後半の重さとなっており、カルカタな
シャフトに分類されます。軽いので速く振れるし、トルクが少ないので捩れることがありませんし、かなり反応が速いシャフトです。
スカイトラックのデータ
ヘッドスピード 40m/s くらいで210~220ヤードくらい飛ばせるというデータとなりました。打ち方の問題もありますが、スピン量も少なく、打ち出し角度に関してもそれほど悪い数値ではありません。
計測したPING G425 MAX ドライバー スペック
- 装着シャフト:PING TOUR 173-65(S)
- ロフト角:10.5度
- ウェイト位置:ニュートラル(真ん中)
シャフト性能の影響か、打ち方の影響か意外とフック系のスピンが入りやすいイメージがありました。
弾道測定器のデータからしても、曲がる要素が見当たりません。ボールが捕まる傾向にあります。
PING G425 MAX おすすめのシャフト
様々なシャフトが用意されてますが、173-65(S)が良い結果でした。
スイング軌道が安定するので、打点がブレ難く良い結果が得られます。
その他、TOUR173-55(S)も打ちましたが、軽くて硬くて、安定して速く振ることができました。
スイング軌道を安定させて、ブレないティーショットを目指すのであれば、173-65が良いです。
軽く硬い(カルカタ)シャフトで速く振って飛ばしたいのであれば、173-55がお勧めです。
試打した感想 まとめ
PING G425 MAX ドライバーのヘッドは重いので、やや硬めのシャフトでも撓りやすくなるとのことで、相性が良いのは硬めのシャフトとなります。
高MOI(高慣性)とのことで、ヘッドの挙動がとても安定しており、ハーフウェイダウンからインパクトにかけて、ヘッド(フェース面)がスクエアに戻りやすい印象がありました。故に曲がらない、直進性が高い、まっすぐ飛ぶと言われてるのでしょう。ボールが曲がらなければ、その分だけキャリーアップできますので、飛距離アップにつながります。
PINGオリジナルシャフトの相性が抜群
今回、試打した感想としては、ヘッドとPINGオリジナルシャフトの相性が抜群なので、むしろカスタムシャフトじゃない方がヘッド性能が引き出せるかもしれません。そして、ヘッドスピード40m/sくらいの人にお勧めできるのは、PINGオリジナルシャフトです。
私でも60グラム台のシャフトが打ててました。以前、流行したハンマーバランスまでとはいきませんが、勝手にクラブの重さで力強くインパクトまで走ってくれる感じがあります。
PINGオリジナルシャフトで、今使ってるシャフトよりも1つランクを上げてみて、少しハードなシャフトを使ってみると良いかもしれません。
重くて硬いシャフトになってしまいますが、硬いということはトルクが少ないので、ヘッドの無駄な動きを抑えられますので、バックスピン量が減らせるし、打点ズレも少なくなります。
結果としては、飛ぶというか、高MOI(高慣性)で曲がらないので飛距離アップができるということです。
シャフトに関しての感想
今回、PINGのフィッティングの人がチョイスしてくれたシャフトがドンピシャで合ってました。
なんと!驚き! PING TOUR 173-65(S)、ALTA J CB SLATE(X) を装着して試打させてくれます。私は、それほどパワーがあるタイプではないのですが、重くて硬いシャフトの方が合ってると診断されました。
PING TOUR 173-65(S)、ALTA J CB SLATE(X)という今までに打ったことないようなハードスペックなシャフトだったのですが、とても快適に振れました。やや重さはあるものの、重いシャフトの方が更に慣性モーメントが高くなり、ヘッドが真っ直ぐに加速する感触がありました。
フレックスSが一般的という風習がありますが、もう少しハードなスペックのシャフトを試してるのも良いです。ある程度、重さがある方が、インパクトも重くなりますし、スイング軌道が安定しますし、ヘッドがスクエアに戻りやすいです。
今現在は、PING TOUR 173-65(S)という重くて硬いシャフトを使用してます。
上の測定データもPING TOUR 173-65(S)で打ったものです。
PING ALTA J CB SLATE、TOUR173-65 シャフト比較・考察
PING TOUR 173-55 シャフトがおすすめ!
PING TOUR 173-55 は、50グラム台で長さが45.25インチとなっており、短く感じますし、無駄なトルク(撓り)を抑えて、シャープに振ることができます。
トルクが少ない分、ヘッドのブレが抑えられるので、さらにミート率が高くなりますし、力強く叩くことができます。
キックポイントがが、中調子なので撓りやすく感じるかもしれません。
PING TOUR 173-65 シャフト
さらに重くて硬いシャフトです。パワーのあるゴルファーに向います。
重くて硬いですが、一般的なヘッドスピードのゴルファーでも扱えます。
PING G425 MAX ドライバー 中古購入
PING G425 MAX ドライバー ヘッドのみ
ヘッドのみ販売もあります。
既にシャフトを持ってる人に向いてます。