デビッド・レッドベターのAスウィングの紹介です。
デビッド・レッドベター Aスウィング 日本語版
デビッド・レッドベター Aスウィング 日本語版の書籍が発売されていましたので購入してみました。ゴルフに関しては、私よりも熟練な先輩方が多いでしょうし、レッドベターならアスレチックだなというイメージを持って頂けるだろうと思います。
レッドベター=アスレチック、今までのアスレチック・スイングは体重移動しっかりのスイングで、それは2軸スイングでした。ジム・マクリーンも2軸スイングでした。
今回は、また異なるスイングの教科書です。
AスイングのAは Alternative の略で、代替案 とか もうひとつ別の という意味が含まれてます。つまり、今までのアスレチックとは別のスイング、代替のスイング というようなニュアンスで Alternative Swing 略して Aスウィング と名付けられているようです。
デビッド・レッドベターのAスイング
レッドベターのAスイングに挑戦してみると、アドレスして、クラブフェースはボールに向いている状態のままで、テークバックしてきます。それは、シャットに引いて、縦に上げて、インサイドから振るボディーターンという感じです。なんとなく・・・ループスイングですね。フォロースルーをあまり考えなくて良い感じがするので、それだけでもシンプルな感じです。
私は、もともとループスイングっぽい感じだったので、気持ち悪さを感じる事がないのですが、そうではない人は、気持ち悪いスイングになってしまうかもしれませんね。ジム・フューリックのスイングにも近いイメージがしますね。
シンプルだからこそ再現性が高いのだろうと思います。
Aスイングと最近のドライバー
レッドベターのAスイングは、シャットに上げて、シャットに振るということができます。ですから、自然とループスイングっぽい動きになります。最近の新しいモデルのドライバーなどは、打点ズレが発生してもギア効果が最適化されるようになっていますので、レッドベターのAスイングと相性が良いと思います。特に、テーラーメイドのツイストフェースは、Aスイングのようにシャットに打てることで、ツイストフェースのギア効果が最適化されるはずです。
というよりも、最近の新しいモデルのドライバー、デカヘッドでヘッドローテーションがし難いドライバーに合わせた打ち方として、レッドベターのAスイングが登場したとも言えます。
Aスイングの基本的な動作
ざっくりとAスイングの基本的な動作を紹介します。さらに詳しく知りたい場合は、書籍を購入して勉強してみて下さい。Aスイングに合う人、合わない人が居ます。簡単に言ってしまえば、ループスイングっぽくなるので、余分な動きが増えるという人も居ます。色々と試してみて、良いと思える動作を取り入れると良いです。
グリップ
左手がストロググリップに近いスクエアグリップ、右手がウィークグリップになっています。
テイクバック
アドレスをした状態のまま、フェースをシャットにしてテイクバックします。ゴルフクラブが立ち上げるようにトップスイングに向かいます。
トップスイング
右脇を締めたコンパクトなトップスイングとなります。これにより、テイクバックからトップスイングにかけて腕とゴルフクラブの移動距離が短くなるとのこと。
ダウンスイング
ダウンスイングは、ループスイングのようになります。テイクバックとは逆にシャフトが寝ながら下りてきます。トップスイングのときのシャフトの位置とダウンスイングのシャフトの位置の差がAスイングのプレーンとなります。自然とオンプレーンで打てます。
インパクト
オンプレーンで下りてきたゴルフクラブがゴルフボールを打ち抜きます。ビハインドザボールの姿勢ができていれば、自然と腕の入れ替えが行われてフォロースルーが作られます。
Aスウィングを習ったプロゴルファー
レッドベターのAスイングを習ったプロゴルファーには、リディア・コ、ダニー・ウィレットなどが居ます。どちらも有名選手です。実際のスイング動画もありますので、チェックしてみて下さい。
どことなく、ジム・フューリックの変則的なループ・スイングとまではいきませんが、少し似ているようにも感じます。
The Leadbetter Golf Academy YouTubeチャンネル
デビッド・レッドベター
1952年生まれ
イギリス人
ニックファルド、ニックプライス、アーニーエルスなどを成功に導いたティーチングプロ。ミッシェル・ウェ、リディア・コ、ダニー・ウィレットなどのプロゴルファーが、レッドベターに習っていたりもします。
まだまだ、読みきれていませんし、実践しきれていませんが、慣れてくると良さそうな感じがします。ゴルフスイングは、縦の動きと横の動き(回旋)が組み合わさっていることを再認識できます。また、脇を締めることの大切さが判ります。しばらく、練習してみます。