2023/08/28更新
比較する意味が無いかもしれませんが、ステルスグローレドライバーとステルスHDドライバーを比較してみました。
ステルスグローレとステルスHDドライバー比較
- ステルスHDドライバー ロフト角10.5度
- 装着シャフト:TENSEI RED TM50(S)
- ステルスグローレドライバー ロフト角10.5度
- 装着シャフト:FUJIKURA SPEEDER NX for TM(S)
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テーラーメイド ステルス HD ドライバーに関してはセール価格 34,870円(税込)、送料込みで販売されてますのでチェックしてみて下さい。
どちらのドライバーも速く振れる
どちらも60層のカーボンフェースでツイストフェースです。従来のチタン合金のフェースより軽量化が図られており余剰重量を重心設計に活かしてます。軽いクラブは速く振れるのでヘッドスピードが速くなります。ステルスグローレドライバー、ステルスHDドライバー、どちらも振ってみるとヘッドを走らせやすくて速く振れてる感があります。ヘッドが軽いので振り安です。それだけで飛距離アップできます。
フェース面の反発能力
フェース面の反発能力としては殆ど同じです。打点がズレてもそれなりの反発力が得られますし、ミート率も著しく悪くなるという感じではありません。だからこそ平均的に飛距離アップできるのだろうと思います。
どちらが飛ぶのか?という問いへの答えはとても難しいです。
ぶっちゃけ、どちらのドライバーも良く飛びます。
ステルス HD ドライバー
ステルスHDドライバーの方がステルスグローレよりもディープフェースになっており、フェースに高さがあります。その影響からなのか縦のギア効果が入りやすく無駄なバックスピンを減らしやすい気がします。ロフト角10.5度でもボールが上がり過ぎるという感じがありませんでしたし、かなりスピン量が少ないです。だけどヘッドスピードが遅くてもドロップしてしまうという感じではありません。それなりの打ち出し角度を確保できる適度の重心深度となってます。
素振りでもわかるのですが振ってみるとヘッドが「ビュン!」と加速してくれますので、わずかですがヘッドスピードが速くなります。これはイナーシャジェネレーター、空力が効いてるのかもしれません。
擦り球となって、ややスライス気味なボールになっても意外と曲がり幅が少ないですし、ランもそこそこ出せます。
ステルスHDはHigh Draw(ハイドロー)が打てるということですが、フック系のミスが連発するほどの捕まる感じはありません。どちらかというとフェース面上でボールが滑ってしまうような擦り球を防いでフェース面の反発力が活かせる、そのためのドローバイアスであると感じました。
ステルス グローレ ドライバー
ステルスグローレドライバーもドローバイアスが入ってますし、こちらも擦り球がでない程度の捕まり具合となってますが、スライスが減らせるドローバイアスというよりは慣性モーメントが高いので打点がズレてもヘッドがブレ難く直進性が高いです。構えてみるとフェース面の向きは少しだけオープンになっておりボールが捕まり過ぎてフック系のミスが防げそうなイメージです。
打点がズレてもミート率が著しく下がることなく低スピンで高弾道が打ちやすいのですが、ややボールの捕まりが甘い感じがしました。右にすっぽ抜けてしまう感がありました。
装着シャフトの撓り戻りを活かしてボールを捕まえるか、自分のスイングでボールを捕まえられる人に向いてます。
ただ、テクノロジーの進化なのか当たり損ないでもけっこう飛んでることがあったので平均飛距離アップはできるはずです。
比較して感じたこと
実際に打ってみて感じたのは、ステルス HD ドライバーの方がボールが捕まりやすいと感じました。ステルス グローレ ドライバーの方は優しく打てるのですが、ボールの捕まりが甘い気がしました。どうしても右にすっぽ抜ける感がありましたし不意に右プッシュが出やすい気がしました。
ボールの捕まりを追求するならばステルス HD ドライバーの方が良いかもしれません。装着シャフトもフレックスRくらいにすれば、ヘッドスピード36~38m/sの人でも十分に扱えると思いました。