アイアンのカーボンシャフト、スチールシャフト どちらが良いのか悩んだりしてませんか?実際にカーボンシャフトかスチールシャフト、どちらが良いのか悩んで、打ち比べましたので、その感想を書きますので、参考にしてください。
ベースとしたアイアン
ブリヂストン TOUR B 202CBP アイアンをベースにしました。
そこそこ飛ばせるし、適度のスピンを発生させてボールを止めることができるからです。
試打したシャフト
ブリヂストン TOUR B 202CBP アイアン をベースに3種類のシャフトを試してみました。昔、若い時はスチールシャフトのアイアンを我武者羅に振ってた時期がありました。だんだんパワーが落ちてきたので、カーボンシャフトにしたのですが、イマイチ思い通りに振れなくてストレスを感じてました。
MCI B65(S) カーボンシャフト
カーボンシャフトなので軽いし、トルクが大きくて撓りが大きいです。ヘッドスピードが遅いゴルファーというよりは、非力なゴルファーに向いてます。どちらかというと、パワーのある女性ゴルファーでも十分に扱えます。シャフトの撓りを活かして、高弾道が打てます。
打ち込むというよりは、フェアウェイウッドのように払い打ちのイメージの方がナイスショットしやすいです。
打ち込もうとするとシャフトが撓ってしまって、シャフトが負けてしまいますので、色々なエラーにつながってしまいます。ですから、払い打ちの方が良いです。
向いてるゴルファー
シャフトが軽いので速く振ることができますし、飛距離アップを目指せます。
スチールシャフトでは重くて飛ばせないというゴルファーに向いてます。
注意点
シャフトが撓り過ぎてしまうので、トゥダウン現象が起きやすいです。また、シャフトが撓り過ぎてしまって、チーピン連発してしまうこともあります。ある程度のパワーもあるゴルファーは、スチールシャフトの方を使う方が賢明です。
また、シャフトが軽いので、ヘッドが効き過ぎてしまって(スイングウェイトが重くなる)打ち難さを感じることもあります。
MCI B65(S) カーボンシャフト スペック
フレックス | シャフト重さ | トルク | 調子 |
S | 61 | 13.0 | 中調子 |
NS.PRO ZELOS 8(S) スチールシャフト
前で紹介したカーボンシャフトとスチールシャフトの中間的な存在の重さとなるシャフトです。こちらのシャフトは、ブリヂストン TOUR B 202CBP アイアンには、標準装着ではなくて、カスタム(特注)となります。一応、軽量スチールに分類されるシャフトです。
向いてるゴルファー
スチールシャフトを初めて使うゴルファーに向いてます。重すぎず、軽すぎない、バランスの良いシャフトです。想像以上に速く振ることができるので、スチールシャフトでも撓ってるのが判るほどです。
注意点
スチールといえでも、軽いシャフトに分類されますので、どうしても腕力だけに頼ってしまいがちで、手打ちになりやすいです。
NS.PRO ZELOS 8(S) スチールシャフト スペック
フレックス | シャフト重さ | トルク | 調子 |
S | 87.5 | 2.2 | 先調子 |
NS.PRO 950GH neo(S) スチールシャフト
アイアンのスチールシャフトといても、950GHというくらいスタンダードになりつつあります。クセが無いので、とても扱いやすいシャフトです。こちらのシャフトは、ブリヂストン TOUR B 202CBP アイアンには、標準装着ではなくて、カスタム(特注)となります。
向いてるゴルファー
シャフトのトルクが少ないので、撓りも少なくなり、弾道のバラ付きが抑えられます。ある程度のパワーのあるゴルファーの場合、しっかりと右手を使ってボールを叩ける(打ち込める)ように打てます。
スチールシャフトが重いからといって、ヘッドスピードが遅くなるとは言い切れません。クラブの重さを活かして、スイング軌道が安定して、重くて、強いボールが打てるようになります。打ち出されるボールも重さがあり、風に負けない強いボールになります。
注意点
パワーが無いゴルファー、打ち方が完成してないゴルファーの場合、ボールが上がり難かったり、飛距離が落ちてしまうことがあります。
NS.PRO 950GH neo(S) スチールシャフト スペック
フレックス | シャフト重さ | トルク | 調子 |
S | 98 | 1.7 | 中調子 |
カーボンシャフト、スチールシャフト どちらが良いか(結論)
自分では、カーボンシャフトの方が向いてると思っていたのですが、スチールシャフトが合っているようです。NS.PRO 950GH neo でも、軽量スチールと言われてます。このまま上達していけば、もう少し重いスチールシャフトが扱えるようになるだろうと思います。
右腕を使いやすい
スチールシャフトの方が右腕を使いやすいです。腕の力だけで打つのはエラーがでやすくなりますが、ヘッドを加速させるには右腕の力を必要とします。スチールシャフトの方が、トルクが少なく、重いので、シャフトが負けずに走ってくれます。
重いクラブの方が全身を使う
軽いクラブよりも重いクラブの方が全身の力を使おうとします。軽ければ腕力だけで簡単に持ち上げてしまいます。重いクラブは腕力だけではなく、背筋、肩の力、脚力を使って持ち上げて振ろうとします。結果的に、クラブを加速させやすくなりますし、スイングが安定してきます。
ヘッドスピードが遅いから、パワーが無いからといって安易にカーボンシャフトのアイアンを使うよりは、上達を見越してスチールシャフトのアイアンを使うのもアリです。