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3番ウッド (スプーン) の方が飛ぶと感じる理由

ドライバーと3番ウッド、つまりフェアウェイウッドの飛距離差を比べた場合、あまり飛距離が変わらない・・・またはウッドの方が飛んでいるということがあります。

 

3番ウッド(スプーン)の方が飛ぶ感じがする

私もそのように感じることがあります。ただ、適切なスイングが出来ていれば、ドライバーの方が確実に飛距離は出ると思います。それが、難しいからティーショットでは3番ウッドをはじめとしたフェアウェイウッドの出番となるのですが。

3番ウッド、またはフェアウェイウッドをティーショットで使ったときに、どうしてドライバーよりも飛ぶと感じるのかを、ゴルフ仲間たちとカフェで色々と議論をしたときに出てきた言葉が興味深いものだったので、少しまとめてみました。

よく耳にするのが、シャフトが短いからミートしやすい・・・つまりミート率が上がるということ。そして、ヘッドが小さいからということ。ヘッドが小さいと重心距離も短くなりますので、ヘッドが返りやすくてボールを捉まえやすいという意味だろうと思います。ただ、それだけではピンとこないというのが正直なところです。

何故なれば、シャフトが短いよりも長い方が自然とヘッドスピードが上がってくれるので飛距離は伸びますし、ヘッドに関しても大きい方がインパクト時のエネルギーが強くなるからボールがよく飛ぶと言われています。ましてや、最近の460ccデカヘッドのドライバーはスイートエリアが広いので、フェイス面の真ん中にボールがヒットしなくても、それなりに飛んでくれます。

3番ウッド (スプーン) の方が飛ぶと感じる理由を探ってみました。

 

シャローフェースだから

フェアウェイウッドは基本的にシャローフェースとなっています。芝生の上からでも打てるようにするための工夫のひとつとも言えます。そして、フェースの高さが低いというか厚みがありません。自ずと重心が低くなるのでボールが上がりやすくなります。シャローフェースの特長としては左右に広さがあるので、左右に打点がブレる場合にも有効的です。

そして、シャローフェースの場合はフェースの高さが低いので、フェース上下の有効打点が狭いので、自然とフェースの真ん中、重心辺り(スイートスポット)で打つことが出来るというのも特徴的です。

シャフトが短くて振り易い、シャローフェースでミートしやすいというのが、大きな特徴であると言えます。

 

シャローバックだから

シャローフェースとなっていれば、自然とバック側はシャローバックになってきます。シャローバックはフェースの後方が薄くなっている形状です。これが、また低重心にさせてくれることを手伝っています。シャローバックだと重心が深くなるタイプが多いというイメージがあるのですが、最近は浅重心なタイプも増えてきています。というよりも浅重心で低スピンとなり、ボールが上がりにくいのを補うためにシャローバックという感じでしょうか。それこそ、ぶっ飛び系スプーンのRBZは、低重心で浅重心です。

シャローヘッド

 
シャローなヘッドの特長としてはフェース面の高さがありません。フェース面が薄いです。ですから、スイートスポットの近く、スイートエリアでボールを打ちやすくなるということが言えます。スイートスポットの近くで打つことが出来れば、自然とミートさせることが出来ます。浅重心にして低スピンにする理由としてはスイートスポットの近くで打つとスピン量が増え過ぎるのを抑えるための工夫なのかもしれませんね。そして、基本的には低重心となっています。

 

低重心で浅重心

シャローフェース、シャローバックでボールは上がりやすくなるのだけど、スピン量が増えてくる。そのスピン量を押させるために浅重心になっている場合が多いですね。ボールが上がり過ぎないように抑制しているとも言えますね。そして、ボールは上がるエネルギーよりも前に飛ぶエネルギーが増えるので、理論としては飛ぶということになりますね。飛ぶというかボールが前に進むというイメージになります。浅重心とは、つまりはフェース側に重心が置かれる形になります。故にボールが上がりにくいという状況になってしまうこともあるので注意が必要ですね。テーラーメイドのRBZスプーンは低スピン過ぎてボールが上がり難かったというレビューが多いのも頷けますね。

 

シャフトが短いから

シャフトが短いとミートしやすいというのはよく聞きます。その理由としては、シャフトが短い方が取り扱いが易しいので、クラブヘッドがアドレス時と同じ様なところに戻りやすいということが言えます。また、シャフトが短いのでスイング時のタイミングも取りやすいのだろうと想像できます。

最近はドライバーもシャローなタイプが増えてきているように感じますね。重心は低くするのが基本なんでしょうね。重心を低くして、そこから重心を深くするのか、重心を浅くするのかということになるんでしょうね。結局はドライバーの方が飛ぶような気がするのですが、3番ウッド(スプーン)の方がよく飛ぶと感じるのは、ドライバーの苦手意識なのかもしれませんね。

3番ウッド(スプーン)のロフト角

3番ウッドのロフト角は、15度が一般的です。USモデルの場合は、13.5度などもあります。最近は、3番ウッドでも低重心で低スピンなボールが打ちやすくなっているので、打ち出し角度を高くするために、15度以上のロフト角を持ったモデルもあります。3番ウッドも高い弾道が打てた方が飛距離アップしやすくなるということです。

ちなみに、私はテーラーメイドのRBZ STAGE2 スプーンを使用しています。ティーショットではとても安定していますし、やめられなくなりますね。スプーンといえども、現代のスプーン(3番ウッド)は、昔に比べてヘッドが大きくなっています。RBZ STAGE2 スプーン と 昔のドライバーを比較 直ドラになる? という記事も参考にしてみてください。昔のドライバーと、現代のスプーンを比べると、ヘッドの大きさがあまり変わりません。

ドライバーを抜いたセッティングの女子プロゴルファーも居ます。ドライバー無しで、ウッドは3番ウッドのみというセッティング という記事で紹介しています。セッティングの参考になると思います。

 

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