ラウンド中にイライラするという人は多いはずです。そして、イライラするとスコアが悪くなるという人も多いです。こちらでは、イライラをコントロールする方法などを紹介します。
ゴルフでイライラしない方法
ゴルフでイライラしない方法は、難しそうで、簡単です。はじめから、ラウンドする前から、気持ちを切り替えておくことと、自分のショットを評価しないことです。自嘲しない。
(1) 気持ちを切り替えておく
気持ちを切り替えておくことは、とても大切です。週末ゴルフで混雑しており、進み具合が悪いときなどもあるはずです。ベテランゴルファーは、混雑しているとイライラするものです。自分のペースが崩されてしまいますし、リズムがおかしくなってしまうこともあります。
(2) 自分のショットを評価しない
評価しないというのは、良し悪しを判断しない、ジャッジメントしないということです。評価すると、良し悪しを決めたり、もっと良いショットを求めてしまい、思い通りにならなくなりイライラします。
ゴルフラウンドでは、ミスショットは当たり前であり、ナイスショットの方が少ないです。ミスしながらもスコアをまとめるのがゴルフです。そんなことは判っているものの、アプローチでミスって寄せきれなかったり、入れパーのパットが入らないと舌打ちしたくり、イライラすることもあります。これは、自分で自分を評価しているから、ミスしたということを認識して、イライラする訳です。
ですから、最初から評価をしないように考えておくと良いです。当たりが悪くてもOK、アプローチ寄り切らなくてもいつも通り、パターが入らなくても大丈夫、という考えを持つことです。
(3) ミスを自嘲しないこと
アベレージゴルファーでありがちなのが、ミスショットすると自嘲する人は少なくありません。やっぱりダフルと思った~、ここでミスするなて俺はバカだとか、自嘲的なゴルフをするのは良くないです。評価しないことを考えて、なるべく無駄な言葉を吐かずに、笑顔を絶やさずに淡々とゴルフをすることが大切です。
いつものメンバーとゴルフをするとイライラしやすい
友人、知人、いつもの中の良いメンバーでゴルフをするとイライラしやすいというのは、甘えがあるからです。気持ちが通じ合っている仲の良いメンバーなので、自分が少しを愚痴を言ったり、悪態をついても、許されるだろうという甘えがあるからです。初めましての人とゴルフをするときには、愚痴を言ったり、悪態をついたりすることは無いはずです。一度、一緒にゴルフをするメンバーを変えてみると良いです。
ご夫婦とか恋人同士は喧嘩になる
仲の良い関係の究極は夫婦だと思います。ご夫婦でゴルフをすると、結婚をしているからなのか、言い難い事も言えてしまうのか、とても酷い言葉を投げかけたりするのを目の当たりにしたことがあります。夫婦とか恋人というのは、文句を言いやすいということもあり、イライラが爆発しやすいみたいです。
後の組に追いつかれたり、見られていると思うとイライラする
ウィークエンドゴルフで、混雑しており、なかなか前の組が進まないところに、後ろの組に追いつかれて、見られている感じがするとイライラするという人は、意外と多いです。これは、気にし過ぎな感じもあります。混雑しており、進めないけど、後ろから煽られている感じがするので、強制的にラウンドスピードを速くしろという無言のプレッシャーをかけられていると感じてしまうようです。
私の先輩がこれに該当するのですが、かなりイライラします。なるべく気にせずに、できる限り効率よく、遅延しないようにラウンドを心掛けることは大切ですが、必要以上に急ぐ必要はありません。落ち着いて、冷静に、いつも通りにゴルフすることを考えると良いです。
イライラする気持ちを抑える仏教の教え
ゴルフをしていると、どうしてもイライラしていしまうことがあります。イライラしてはいけないと思いながらも、イライラしてしまいます。イライラするというのは自分の中で感受作用が働いているのだろうと思います。その、感受作用にスイッチが入ってしまった原因を探ってみると、けっこうくだらないことだったりもします。
何故、イライラするのか?
前の組が遅くて待たされてばかりで、リズムが崩れてしまうから? いや、それともパターが思い通りに入らなかったからかもしれない。どちらかというと、両方だったかもしれない。どちらにしろイライラすることは良くないことです。
自分が嫌だと思うことは苦しいことです。嫌で苦しいと思うことは怒りに変わってしまいます。それこそが煩悩。この世界の一切が苦であるという言葉があります。
イライラせずに居るためには 四諦(したい)と呼ばれている、四つの真理を知っておくと良いです。
四つの真理
この世の全ては苦しいことばかり。思い道理にはいかない。
苦しさいには原因がある。思い道理にならずにイライラすることにも原因がある。
苦しさを滅ぼすことができる。思い道理にならずにイライラするのは執着心があるから。執着を断ち切ること。
イライラせずに穏やかな心で居るための修行。その境地に辿り着くための事をを始める。
世の中は苦しいことばかりで、思い道理になることのほうが少ない。だから、イライラすることが自体が間違っている。イライラするということは、自分が求めていることや望んでいることが思い道理にならないから、イライラしてしまいます。ですから、求めていることや望んでいることに対して強い執着を持たないようにすることが大切ですね。一般的に欲と言われることだろうと思います。欲を出せば、自分が想い描いている通りにしようとるるだろうし、思い道理にならなければイライラしてしまうこともあります。
イライラせずに穏やかな心で居るためには、思い道理にならないことのほうが多いということを理解しておくことが大切なんだと思います。
示・勧・証
四諦(したい)と呼ばれる四つの真理を示・勧・証の三転で考察をしたと言われています。そして如実知見を得て、正しい目覚めに到達するという教えがあります。
頭で理解をすること
頭で理解をして心底納得すること
実際に習得すること
これらを知っておくと色々と自分の心をコントロールすることが出来るようになります。示・勧・証の三転は、問題解決をするためのサイクルとも言えますね。判っているけど出来ない・・・というような人は 示 はできているけど、勧・証 が出来ていないということですね。頭で判っているけど、心から納得をしていないし、習得していないし、実践もしていないからいつまでも身に付かないということになります。
ゴルフも同じ様なことが言えますね。判っているのだけど同じミスばかりをしてしまうことがあります。判っているのだけど・・・判っているけど出来ないというのは、本当の意味で理解をしていないのだろうと思います。
判っているけど出来ない、同じミスばかりをするという人は、考え方を変えて別の方法でトライすると良い結果が生まれるのかもしれないですね。ドライバーでいつもOBするホールがある。今日もOBを打ってしまった。いつも、このホールはOBを打ってしまうから嫌な予感がしていた。案の定OBだった。
ならば、ドライバーで打つのでなく別のクラブで打った方が良い結果を生むかもしれません。ドライバーで打ちたいという欲求こそが煩悩であり自分を苦しめる原因なのかもしれないですね。自分の心、感情をコントロールするために何が欠けているかを知ることが出来ます。
ゴルフというスポーツは出来る限り良いスコアでラウンドをしたいと誰もが思うはずです。ですが、ゴルフというスポーツには見栄、虚栄、欲などが必ず絡んできます。見栄というのは例えばアプローチで、やわらかくふんわりとボールを上げて寄せられるとカッコイイじゃないですか。でも、本当はカッコイイとかじゃなくて、カップに確実に寄せられる方法が賢明であるということです。
適切な見解、適切な言葉、適切な行いをすることで、もっと良いゴルフができるのかもしれませんね。ゴルフというスポーツは本当に奥が深いと思います。
後ろの組の諸先輩と茶店で話をしているときに、そんなにイライラするなんてのは、まだまだ未熟だ。それでは良いゴルフは出来ない。夏ゴルフは塩飴をほお張って黙って待つことだ。オマエが悪いというようなことを言われてしまいました。
混雑しているときは思い道理の時間で進行することはない。それが当たり前。進行が遅延することが当たり前だから、それを受け入れろということ。
思い道理・・・自分が思っている道理、道筋というものが間違っているんでしょうね。
日々、精進
がんばります