
テーラーメイド Mグローレ ドライバーを今でも使い続けています
現在、私がメインで使用しているドライバーは、テーラーメイドのMグローレ(M GLOIRE)です。
発売されたのは2018年10月ですから、既にかなり前のモデルということになります。最新モデルが次々と発売され、ドライバーの性能も年々進化しているゴルフクラブ業界において、今さら2018年モデルを使い続けているというのも、少々時代遅れなのかもしれません。
それでも、なかなか手放すことができないのが、このMグローレなのです。
使用しているのは標準シャフトのフレックスR。Mグローレらしい軽量設計で、比較的ヘッドスピードが速くないゴルファーでも扱いやすい仕様になっています。
なぜ、今でもこのドライバーを使い続けているのか。
単純に飛距離が出るからというわけではありません。むしろ、現在の自分の身体の状態やスイングに、非常によく合っているというのが一番大きな理由です。
実は、私は心臓の弁膜症でMICS(低侵襲心臓手術)を経験しております。
手術前と手術後では、身体の動きにも変化があり、以前のように素早く身体を動かしたり、瞬発的な動きをしたりすることが難しくなりました。術後の身体の硬さもありますし、年齢的な体力の衰えも感じるようになっています。
現在54歳ですから、若い頃と同じような身体の使い方ができないのは、ある程度仕方のないことなのかもしれません。
当然ながら、ゴルフのスイングにも影響が出てきます。
以前と比較するとヘッドスピードも落ちてきており、無理に速く振ろうとしても、身体が思うようについてこないという感覚があります。
そうした身体の変化もあって、軽量で振りやすく、ボールが捕まりやすいテーラーメイド Mグローレ ドライバーを使い続けているわけです。
Mグローレ ドライバーの最大の魅力はスライスの出にくさと直進性
実際にラウンドで使用していて、一番大きなメリットだと感じているのが、スライスがかなり抑えられるということです。
ドライバーというのは、飛距離も大切ですが、それ以上に左右への曲がり幅が大きくなると、スコアを崩す原因になります。
特にヘッドスピードが落ちてくると、以前のように強く振り切ることが難しくなり、インパクトでフェースが開いてしまうこともあります。
その結果、ボールが右方向へ飛び出したり、途中から大きくスライスしたりすることもあります。
ところが、Mグローレを使うようになってからは、こうした右へのミスが明らかに少なくなりました。
もちろん、すべてのショットが真っすぐ飛ぶわけではありませんし、スイングが悪ければ曲がることもあります。ただ、多少ミスをしたとしても、以前ほど大きなスライスにならず、比較的まとまった方向に飛んでくれる印象があります。
実際のラウンドでもフェアウェイキープ率が格段に高くなりました。
同伴者からも「曲がらないですね」「フェアウェイキープ率が高いですね」と言っていただけることがありまして、自分でもドライバーについては、かなり安定していると感じています。
別に特別なスイングをしているわけでもありませんし、ドライバーの技術が急激に上達したわけでもありません。
おそらく、クラブの捕まりやすさやヘッドの寛容性が、現在の自分のスイングに合っているのでしょう。
Mグローレは、飛距離を追求するというよりも、まずはボールをしっかり捕まえて、安定した方向に飛ばしたいゴルファーにとって、非常に扱いやすいドライバーだと思います。
Mグローレは高弾道が打ちやすいドライバー
もうひとつ、Mグローレの特徴として挙げたいのが、高弾道の打ちやすさです。
このドライバーは、普通に打っているだけでもボールがよく上がります。
自分でも「ちょっと高すぎるんじゃないの?」と思うことがあるくらいで、かなり高い弾道になることがあります。
これは、ヘッドの重心設計などが関係している部分も大きいと思います。
Mグローレは、ボールを上げやすく、捕まりやすいという性格を持ったドライバーです。ヘッドの寛容性もあり、ヘッドスピードがそれほど速くないゴルファーでも、比較的楽に高弾道を打ちやすい設計になっています。
特に私のように、心臓手術を経験して身体の動きが以前より鈍くなり、ヘッドスピードも落ちてきたゴルファーにとっては、このボールの上がりやすさは大きなメリットです。
ドライバーで十分な高さを出すことができなければ、キャリーを稼ぐことも難しくなります。
その点、Mグローレであれば、無理に振り回さなくてもボールが上がってくれます。
ただし、良いことばかりではありません。
私自身、Mグローレを使っていて感じるのは、やはり少々ボールが上がりすぎるということです。
高弾道であることはメリットでもありますが、場合によっては必要以上に高く上がってしまい、前に進む力が弱くなっているのではないかと感じることもあります。
2018年発売のMグローレと現在のドライバー開発コンセプトの違い
Mグローレが発売された2018年頃と、現在のドライバーでは、クラブ開発における考え方も随分と変化してきたように感じます。
以前は、高弾道でボールを遠くまで運ぶという考え方が強く意識されていました。
その後、ドライバーの開発はさらに進化し、高弾道でありながらバックスピン量を抑えるという方向へと進んでいきます。
いわゆる「高弾道・低スピン」という考え方です。
テーラーメイドが追い求めてきた理想的な弾道として、「打ち出し角17度・バックスピン1700回転」といった数値が語られることもあります。
これは、十分な打ち出し角を確保しながら、余計なバックスピンを抑えて飛距離を最大化するという考え方を象徴する数値です。
ただし、17度・1700回転がすべてのゴルファーにとって最適というわけではありません。実際にはヘッドスピードやボール初速、打点、使用するボールなどによって最適な条件は変わります。
現在ではトラックマンなどの弾道測定器も普及し、ヘッドスピードだけでなく、打ち出し角やスピン量、最高到達点、落下角度など、さまざまな数値を分析できるようになりました。
例えば、ヘッドスピード40m/s前後のゴルファーと、35m/s前後のゴルファーでは、最適な打ち出し条件も異なります。
ヘッドスピードが比較的速いゴルファーであれば、打ち出し角14〜15度程度がひとつの目安になる場合がありますし、35m/s前後のゴルファーであれば、より高い打ち出し角が必要になることもあります。
つまり、昔のように単純に高弾道を目指すというよりも、それぞれのヘッドスピードに合わせて、最も効率よく飛距離を出せる弾道を作るという方向に変わってきたのでしょう。
そう考えると、Mグローレのような2018年モデルと、現在の最新ドライバーでは、設計思想にも違いがあることが分かります。
Mグローレはバックスピン量が多く、飛距離をロスしている可能性もある
私がMグローレを使っていて、現在のドライバーと比較したときに少し気になるのが、バックスピン量です。
もともと高弾道が打ちやすいドライバーですから、スイングや打点によっては、バックスピン量も多くなりやすいと考えられます。
ボールが高く上がるということは、それだけキャリーを稼げる可能性がある反面、スピン量が多すぎれば吹け上がるような弾道になり、飛距離をロスしてしまうこともあります。
実際にラウンドしていても、かなり高いところまでボールが上がっていくことがあります。
もう少し低い弾道で、前に強く進んでくれれば、さらに飛距離が伸びるのではないかと思うこともあります。
ただ、ここは難しいところです。
単純にスピン量を減らせば飛距離が伸びるというわけでもありません。ヘッドスピードが落ちているゴルファーの場合、スピン量を減らしすぎることで、かえってキャリーが不足してしまう可能性もあります。
特に私のように、以前よりヘッドスピードが落ちているゴルファーにとっては、適度なスピン量と打ち出し角を確保することも重要です。
最新ドライバーの低スピン性能に魅力を感じる一方で、現在のMグローレが持っているボールの上がりやすさも捨てがたいところです。
Mグローレは飛ぶドライバーなのか?実際には平均飛距離が伸びている
では、Mグローレは飛距離性能に優れたドライバーなのか。
個人的な感想としては、最大飛距離だけで評価するなら、現在の最新ドライバーの方が優れている部分もあると思います。
しかし、実際のラウンドで使用した場合、Mグローレは非常に優秀だと感じています。
その理由は、やはりスライスが少なく、方向性が安定していることです。
ゴルフというのは、毎回完璧なショットを打てるわけではありません。
どれだけ飛距離性能の高いドライバーを使っていても、左右に大きく曲がってしまえば、結局は飛距離をロスすることになります。
OBになってしまえば、当然ながらスコアにも影響します。
一方、Mグローレの場合は、多少ミスをしても大きなスライスになりにくく、フェアウェイに残ってくれる確率が高くなりました。
結果として、セカンドショットを打ちやすい場所にボールを運ぶことができ、次のショットにも余裕が生まれます。
つまり、最大飛距離が伸びたというよりも、ミスショットを含めた平均飛距離が安定し、実際のラウンドでの使いやすさが向上したという感じです。
これは、カタログスペックや計測器の数値だけでは分からない部分だと思います。
ドライバーの飛距離を考えるときには、ナイスショットしたときの最大飛距離だけでなく、実際のラウンドでどれだけ安定して飛ばせるかということも重要なのではないでしょうか。
54歳、心臓手術後のゴルフではクラブ選びも変わってくる
若い頃であれば、少々重たいクラブでも振り回していたかもしれませんし、シャフトの硬さやヘッドの性能など、飛距離を伸ばすことを中心にクラブを選んでいたかもしれません。
しかし、現在は少し考え方が変わってきました。
心臓手術を経験し、身体の動きにも変化が出てきたことで、以前と同じようなスイングをすることが難しくなっています。
身体の硬さもありますし、瞬発的な動きも以前ほどできません。
そうした状態で無理にヘッドスピードを上げようとしても、必ずしも良い結果になるとは限りません。
ゴルフは18ホールを回るスポーツですから、ドライバーだけでなく、ラウンド全体を通して身体に無理のないプレーをすることも大切です。
そのため、現在はクラブの重量や振りやすさ、ボールの捕まりやすさなどを重視するようになりました。
Mグローレの軽量設計と捕まりやすさは、そうした現在の自分にとって非常にありがたいものです。
もちろん、心臓手術後だからといって、すべてのゴルファーが軽いクラブを選ぶべきということではありません。あくまでも私自身の身体の状態やスイングに合っているという話です。
最新ドライバーに買い替える必要はあるのか?
2018年モデルのMグローレを使い続けていると、当然ながら最新ドライバーも気になります。
現在はヘッドの素材やフェースの構造、重心設計など、さまざまな部分で技術が進化しています。
以前よりもミスヒットに強く、ボール初速を維持しやすいモデルも登場していますし、低スピンと高弾道を両立させるための設計も進化しています。
そう考えると、Mグローレから最新モデルに買い替えることで、飛距離が伸びる可能性は十分にあると思います。
ただし、実際には最新モデルにすれば必ず飛距離が伸びるというわけでもありません。
クラブの重量、シャフトの硬さ、ヘッドの重心位置、ロフト角などが自分に合っていなければ、かえって打ちにくくなることもあります。
私自身、軽いドライバーを長く使ってきたこともあり、少し重量が増えただけでも振り心地が変わってしまいます。
以前と同じように振れない現在の自分にとっては、クラブの性能だけでなく、実際に振ったときの感覚も重要です。
最新モデルに買い替えるのであれば、単純に新しいからという理由ではなく、Mグローレよりも安定して打てるか、スライスが増えないか、無理なく振れるかという部分を確認したいと思っています。
結論:Mグローレは現在の自分に合っているドライバー
結局のところ、テーラーメイド Mグローレ ドライバーは、飛距離性能だけで評価するクラブではないと思っています。
確かに2018年モデルですから、現在の最新ドライバーと比較すれば、技術的に劣っている部分もあるでしょう。
高弾道になりやすく、場合によってはバックスピン量が多くなって飛距離をロスしている可能性もあります。
それでも、スライスが明らかに減り、直進性が高く、フェアウェイキープ率が良くなったという実体験があります。
そして何より、現在の自分の身体の状態でも無理なく振ることができるという点が大きいです。
54歳になり、心臓手術も経験し、以前のような身体の動きができなくなってきたからこそ、クラブに求めるものも変わってきました。
以前なら飛距離を最優先に考えていたかもしれませんが、現在は安定してフェアウェイに運べることの方が価値があるように感じています。
もちろん、まだまだ飛ばしたいという気持ちはありますし、少しでもスコアを良くしたいという欲もあります。
ただ、無理をして飛距離を追い求めるよりも、自分に合ったクラブを使って、安定したゴルフをする方が今の自分には合っているのでしょう。
Mグローレは、そんな現在の自分を支えてくれているドライバーです。
2018年モデルでも、まだまだ現役。
最新モデルに負けないくらい、フェアウェイキープ率という点では頑張ってくれています。
飛距離は欲しいけれど、曲げたくない。
そんな54歳のアマチュアゴルファーの本音としては、もうしばらくMグローレに頑張ってもらおうと思っています(笑)。
