2023/08/07更新
ゴルフ会員権の種類は三種類あります。
株主会員権制 と 預託保証金制 と 社団法人制 です。
最近、増えてきているのが「プレー権のみ」のゴルフ会員権です。
株主会員制
株主会員制の場合は、ゴルフ場が株式会社を設立して、その株券を取得するということで会員となり、プレー権が与えられます。株主性の特徴としてはゴルフ場の経営、運営に関して株主総会を通じて物申すことが出来ます。株主になるのですから、ゴルフ場(株式会社)のオーナーは会員という形になりますね。
ですが、実際に株主総会に参加をしているという人は、とても少ないと思います。現実的には、株券を取得してプレー件が与えられる。そして、ゴルフ場が解散となった場合には、持ち株比率によって配当があると言われています。株主会員になっている人が知人で居ますが、株主総会には出たことが無いようです。
預託保証金会員制
預託保証金会員制は、ゴルフ場が定めた金額を預け入れるという仕組みになっており、通常は何年間経過すると返還されるという仕組みになっていることが多いです。お金を預け入れることでプレー券を確保するという感じです。名義変更料などは別途必要になることが殆どです。
バブルの頃には、預託金制度のゴルフ会員権がとても多かったです。決められた期間に預託金が返還できなくなって問題になっているケースもあります。預託金制度は、ゴルフ場側としての資金集めの手法としては、とてもメリットが高いと思いますが、会員権を取得する側としては、少し不安が残りますね。
社団法人会員制
社団法人制の会員というのは知り合いのなかには1人も居ません。とある目的のために社員が集まって設立された団体であり、基本的には公益なので利益追求をしないという団体です。
つまり、ゴルフをしたいという人たちが集まった団体というか組織ですね。社団法人の社員であり、ゴルフ場の会員でもあるという仕組みになるようです。利益を追求せずに、どうするのだろうかと思ってしまいます。
社団法人会員制のゴルフ場は数が少ないです。
プレー権のみの会員
そして、最近増えているのが「プレー権のみ」のゴルフ会員権です。最近では、ゴルフ会員権というとプレー権のみを指していると考えても良いです。プレー権のみとは、そのゴルフ場での優先的にゴルフが出来る権利です。ビジターよりもリーズナブルにラウンドが出来ますし、月例、競技などにも参加が出来ます。優先的にと言っても、そこも微妙な部分があるのが現実です。
ゴルフ場でもゴルフ会員券の宣伝をしていることがあります。当ゴルフ場の会員権は・・・幾らとか。受付で聞くと、「当ゴルフ場の会員はプレー権のみとなっておりますが宜しいですか?」と言われることがあります。「はぁ?」となってしまいますが、ゴルフ会員権=投資、または会員を脱退したときに返還されるような仕組みは無いですよと遠まわしで言っているのだと思います。
ゴルフ会員権を購入して、メンバーになったとして、メンバータイムという制度があるのですが、なかなかメンバータイムでの予約ができないというのも聞いたことがあります。また、ゴルフ会員権を購入してメンバーになれば、いつでもラウンドが出来ると思っていると痛い目にあうこともあります。なかなか、自由にラウンドができないということもあります。
また、最近はメンバーになると、メンバー専用のウェブ管理画面が用意されて、ウェブ上から予約をするという仕組みを取り入れているところが多いようです。1人予約が出来るところもあれば、出来ないゴルフ場もあるようです。
ゴルフ会員権が45万円くらいするけど、クレジットでの分割払いをするという人のために、月額会費制というのを取り入れているゴルフ場もあります。例えば毎月20,000円を36回支払うという形で、36回最後まで支払うと会員権が取得できるという制度のようです。毎月支払うというのは大きな金額を一括で支払えない、または支払いたくないという人には向いていると思いますが、毎月20,000円を支払って、ラウンドすればラウンドフィーが必要になるということで、支払いが重なってしまい結局は出費が多くなってしまいそうな感じがしますね。毎月の分割払いもよく考えないといけませんね。アコーディアさんは、この仕組みを導入しています。
プレー権のみの会員 まとめ
まとめると、プレー権のみのゴルフ会員権を購入すると・・・
- メンバーフィーで安くラウンドが出来る
- 予約はウェブの会員専用管理画面から予約枠をおさえる
- 2サムでも割り増し無しが基本。メンバーに同伴されるビジターは割引されてラウンドが出来る
- 1人予約ができる
- 競技、月例に参加が出来る
安いゴルフ会員権
安いゴルフ会員権は魅力的ですが、会員としても価格に比例して安い扱いをされることが多いようです。安いゴルフ会員権をばら撒いているゴルフ場は、メンバー制のゴルフ場の脱却を考えている可能性があります。つまり、パブリックです。パブリックには成り切れない、セミパブリックなゴルフ場を目指している可能性があります。
とあるゴルフ場では、会員権20万円、名義変更料が50万円の合計70万円+年会費でしたが、セミパブリックを目指し始めてからは、名義変更料が5万円となり、会員権は10万円程度購入ができるという格安ゴルフ会員権となりました。果たして、それが良いのかは判りません。ただ、ひとつ言えるのは、会員としてメンバーとしてのメリットは低いだろうと思います。
私がゴルフ会員権を購入するときに、ポイントとしているのは一ヶ月間に何回競技があるのか、月外があるのかというところです。競技の回数が多いのであれば、気軽に1人でラウンド参加をすることが出来ますので、ゴルフ場に通う頻度が高まりますし、メンバーとしてのメリットがあります。
あと、JGA 日本ゴルフ協会 などに加入しているゴルフ場かどうかということを気にします。JGA 日本ゴルフ協会に加入していないゴルフ場は少ないと思いますが、JGA 日本ゴルフ協会などに加入していないと正式なハンディキャップが取得できません。
この辺りは絶対に譲れない私なりのこだわりと言うか、ゴルフ会員権を購入してメンバーライフを送るゴルファーとしては必要な条件だと思っています。
[golfkaiinken]