中古クラブのシャフト劣化
同じモデルなのに重さと硬さが異なる
今まで使っていた5番ウッドが古くなってきたので、中古で全く同じスペックの5番ウッドを購入しました。ここで気付いたのが、まったく同じスペック、同じメーカー、同じシャフト、同じグリップ、同じバランスであるにも関わらず、中古で購入した5番ウッドの方がシャフトが柔らかく感じるのです。そして少し軽さを感じます。柔らかいから軽く感じるのかどうか判りませんが。これは明らかにシャフトが劣化しているのだろうと思います。
シャフトの振動数に変化あり
気になったのでショップに持ち込んで重さやバランスを計測してもらったところ、クラブの総重量は同じでした。バランスも同じでした。グリップの装着方法も同じらしく、シャフトを差し戻した形跡も無いとのことですから、どちらも標準装備のままということです。そして、シャフトの振動数に変化がありました。劣化していると思われるクラブのシャフトの方が振動数が小さくなっていました。振動数が小さいということは柔らかいということですね。撓るし、捻じれるし・・・という感じです。カーボンシャフトは使えば、使うほどシャフトの撓り戻りの影響によりシャフトが劣化をするということですね。
劣化したシャフトの5番ウッドの方が打ちやすかった
ただ、嬉しいのか・・・残念なのか・・・判りませんが、劣化したシャフトの5番ウッドの方が打ちやすかったりするんですよね。心地よいシャフトの撓り具合となっています。これは、また別の問題なのかもしれませんが。問題ではないですね、自分が打ちやすいと感じているのですから。カーボンシャフトは永久的に使用できるわけではなく、気付かないうちに少しずつ劣化していくということですね。
同じスペック、同じメーカー、同じシャフト、同じグリップ、同じバランスであるにも関わらずシャフトが柔らかく感じるなんて不思議ですが、こういった事もあるんでしょうね。というよりも、当たり前の事なのでしょうね。たまたま、私は同じクラブを所有していて、同じスペックのクラブを中古で購入をしましたので、2本のクラブの違いに気付くことが出来ましたが、比較するクラブが無ければ気付かないでしょうね。とても良い勉強になりました。
中古クラブが悪いと言っている訳ではありませんので悪しからず。クラブを買うといえば中古が多いですし、中古クラブの流通が増えたからこそ良いクラブと巡り合える機会が増えたともいえますからね。
シャフトが劣化していることもある
そういえば、以前このような事がありました。
知り合いのショップでリシャフトをする時には、中古のカスタムシャフトは止めた方が良いですよとアドバイスを頂くことがありますが、その意味が良く判りました。中古であるが故にシャフトが劣化しているので、本来のシャフトの性能が活かされないということをショップの店長は伝えようとしていたのだということですね。人の話を気かな訳ではないのですが、自分がリシャフトをしたくて、中古のシャフトも良いかなと頭の中で思い描いていると、中古のシャフトでリシャフトをしようというモチベーションが掛かってしまうので、耳をかさない自分が居たのでしょうね。
中古のシャフトを使い回すというのは、エコロジーな意味もありますが、シャフトの性能としては100%な状態ではないということが言えます。この辺りを理解しておかないと、後悔するような事になってしまうかもしれませんね。
たわみ効果を持たせているヘッドも劣化する?
そんな事を考えていて思いついたのが、最近のドライバーのことです。最近のドライバーはヘッドにたわみ効果を持たせているモデルが多くなってきました。たわむという事はボールを打ったときにヘッド形状が変形しますし、ドライバーヘッドのクラウン部分にカーボンが使用されているドライバーもあります。
カーボンの反発力や撓りは永久ではありません。
シャフトと同じようにヘタることがあります。
となると、たわみ効果を持たせているヘッドも劣化するのだろうかという事です。劣化するというよりも、劣化が早くなるという言い方の方が良いかもしれませんね。さてさて、この辺りも色々と考えなければいけないのかもしれませんね。
日々、精進
がんばります