
トム・ワトソンというゴルファー
トム・ワトソンというゴルファーに関しては、細かな事を説明する必要は無いのかもしれないですね。ちなみに、トム・ワトソンは全英オープンに参加するのが今年2015年が最後だそうです。去年2014年に来年まで延長をする(2015年まで延長)という発表がありました。
メジャーな大会では60歳に差し掛かったゴルファーというのは、私たちが一般的に使っている言葉で表現をすると定年になるそうです。ですが、トム・ワトソンは2009年 第138回全英オープン(ターンベリー・スコットランド)では初日からとても好調なラウンドをしていました。最終日は首位にも立ちました。ですが、スチュワート・シンクに並ばれてしまい、スチュワート・シンクとのプレーオフ 一騎打ちをして、あと少しで優勝をするかもという素晴らしい活躍をしました。そして、2位タイとなり5年間の出場権を得ることが出来ました。
当時、トム・ワトソンは59歳でした。もし、トム・ワトソンが優勝をすれば大会史上最年長優勝の記録を142年ぶりに塗り替えるという大変な優勝劇になるということから、ギャラリーも強烈な声援を投げかけていたのが印象的でした。
2009年から5年ということは2014年になります。そのままでは、残念ながら2015年に開催される第144回 全英オープンには出場ができません。
ですが、2009年の活躍が認められたからなのか、主催者のR&A(ロイヤル・アンド・エイシェント・ゴルフ・クラブ)からの特例が発せされ、あと1年だけ出場をする特別な権限が与えられました。そして、2015年今年の第144回 全英オープンにも出場することができるようになったとのことです。この辺りは、トム・ワトソンの人気の高さが窺えますし、ゴルファーとして、人として強烈にリスペクトされているんだと思います。
トム・ワトソンのゴルフラウンドの巧みさとか、ゴルフ技術とかではなく、ゴルファーとしての本当の意味での質の高さというのは、アメリカ、スコットランドでも高く評価されており、いまでも高い人気があるとのこと。だからこそ、今年2015年の全英オープンにも出場が出来るという恩恵が受けられのかもしれませんね。
しかも、2015年今年の全英オープンに出場をすることができれば、40回目の出場となりますので、トム・ワトソンとしてはひとつの節目ともなります。
今年もトム・ワトソンが全英オープンに出場できるというのは嬉しいですし、はやくラウンドをしているところを見たいですね。既に65歳になったそうですが、年齢を感じさせないところは素晴らしいですね。ドライバーの飛距離は約270ヤード、スプーンは240ヤード程度飛ばすそうですよ。とてもカッコイイです。
2009年 第138回全英オープン プレーオフ
この動画は何だか泣けてきます。トム・ワトソンの真面目さというか、優しさというか、そういった目に見えない魅力がゴルフで表現されているような感じがします。
ゴルフはチカラ比べじゃないし、飛距離比べじゃない、経験なのかもしれないですね。もしかしたら、トム・ワトソンは今年こそは優勝をするかも?
全英オープンの楽しみが増えてきました
トム・ワトソン プロフィール
1949年9月4日生まれ
アメリカ出身
使用クラブ:AdamsGolf