
ゴルファーは理屈が多すぎる | とにかく やってみろ
中部銀次郎さんの書籍を読んでいて、ゴルファーは理屈が多すぎる という文節があり、妙に納得をしてしまいました。もっと深く、もっと楽しく。 という書籍に書かれている内容です。
ゴルというスポーツは肉体を使う面、頭脳を使う面と両方ある。スコアメイクのためのマネジメント、ゲーム設計というのは頭脳を使います。頭を使って考える、思考するという領域になります。
スイングというのは肉体を使う領域。
マネジメント、ゲーム設計は頭を使う領域。
肉体を使う領域では、とにかくやってみないと、どの様な理論、理屈を述べてみても意味がないという様なことが書かれています。言うは易い、行うは難しではありませんが、実際に自分の身体を動かしてみないと分からないことが多いし、肉体面の領域だから理論・理屈なんてものは無意味であると書かれています。
とにかく、やってみる。
これって、とても大切なことです。実際に自分がやってみないと判らないことは多いです。自分が実践してみて、実行してこそ、様々なことが分かってきます。試してみて、失敗をすることで、どのようにすると上手くいくのかも判ってきます。最初から上手くできる人なんて居ませんからね。
やってみて、分かること・・・それこそ経験なんだろうと思います。
また、実際にやってみるということは、努力をするという意味も含まれている様に思います。脳内でイメージトレーニングばかりしていても意味が無いだろうし、実際にやってみて、失敗して、上手くこなせるようになるまで繰り返して、努力をするということが大切なんだと思います。
たしかに、理屈っぽいゴルファーって多いかもしれません。
理屈っぽいというか脳内ばかりでゴルフをしているのかもしれません。
理屈っぽいというか、最近では屁理屈な人が多いかもしれませんね。いや、屁理屈というよりは、教えてくれる人の揚げ足をとるような人も居るように感じます。教わっているという立場にも関わらず。語弊があったら申し訳ないのですが、教える側、教わる側の立場はどちらが上とか下とかそういった話ではありません。
仕事でも似たようなことが言えるなと思ったりなんかしてしまいました。
何かしら仕事の指示をだすと屁理屈が多い。
やったことがないから、出来ないかもしれないから、マニュアルに書いてないからなどの理由を述べるという人も居ますよね。理屈ばっかりで仕事が進まなくなってしまい、困ってしまいます。そういった経験をした人は居るのではないでしょうか。
ゴルフも同じようなことが言えるということなんだと思います。
中部銀次郎さんは、丁寧に教えているのに、教わっている側が自分が教えを受けているという立場を全く考えずに、教える側の揚げ足を取るような理屈や屁理屈を言っているようでは、進歩がないだろうし、成長しないだろうし、上達もしない。理屈、屁理屈を言っているということは、教わったことに対して、何かしらの不満があるのか、気に入らない事があるのだろうと思います。
または、不安があるのかもしれませんね。お仕事の話でいえば、与えられた仕事が出来ないかもしれないという不安、そして失敗してしまうかもしれないという不安の方が多くて、不安に襲われてしまって、与えられた仕事がやりたくないという気持ちになっているのかもしれません。
こういったところで、その人の質というものが見え隠れしてきますし、謙虚さと素直さの大切さも判ってきます。
人から教わったことを素直に聞いて、実際に試してみる、実行するという人は、やはり謙虚な気持ちがあるのだと思います。自分の今の能力、知識、経験に満足をすることなく、人から教わったことを出来る限り吸収して、これから活躍する自分の糧としようとします。
ゴルフレッスンでもたまに居ますね、屁理屈な生徒さん。
私が習っているゴルフレッスンにも屁理屈さんが居たりします。たまに先生とバトルっぽい言い合いをしていますが、先生はゴルフを教えることに関してはプロですから、誰よりも長けていますから、同じゴルフ倶楽部のシングルさんよりも人にゴルフを教えるということに関しては長けていますから。そういった人の話を素直に聞いておかないと成長しないだろうし、上達もしません。というよりも、そもそも何故レッスンに来ているのかという根本がおかしくなってしまいます。
でも、ゴルフというスポーツは頭を使うし、身体も使うので、理屈っぽくなるのかもしれませんね。そして、ある程度ボールが打てるようになると、自分だけの独自のゴルフ理論も芽生えてきたりしますから、理屈っぽくなるのかもしれません。
中部銀次郎さんは別の言葉でも表現をしています。
コケの一念 練習をしないだろう、と書いています。
コケの一念とは、諺にもあるのですが、愚か者が一心に何かをやりとげようとするという意味があります。コケの一念練習をしないというのは、愚か者だけど練習をしない、努力をしないという意味なんでしょうね。教わった事が自分にとって良いことなのだけど、教わったことを長く続けて思い通りになるまで練習をするという人が少ないということを言っているのだと思います。
逆にこんな諺もあります・・・一念岩をも通す。
どんなことでも一途にやり続ければ必ず成熟するという意味です。岩の様な障害、障壁があったとしても貫いてでも成功をするだろうという意味です。
中部銀次郎さんの書籍を読んでいると、ほんとうに少しの言葉、文節に色々なヒントが含まれていますので、自分のなかで気付きが多いです。
自分自身、理屈っぽいゴルファーにならないように、とにかく実践をしていきます。
日々、精進
がんばります