スコアを少なくとどめる練習
中部銀次郎さんの書籍 わかったと思うな 99ページあたりに書いてある内容なのですが、胸がドキっとすることが書かれていました。これは練習の仕方からゴルフに対する姿勢に関することが書かれており、ゴルファーとしての可能性というものを追求していこうという内容が書かれています。その末尾に書かれている文節です。
スコアをひとつでもふたつでも少なくとどめる訓練。
我慢するゴルフ。これができなくなったら、その人はおしまいだ。
という内容が書かれています。
その他には以下の様なことが書かれています。
調子がいいときはいい。悪いときは悪い。午前ハーフが43で午後が31だったら、74で2オーバーだったらいいだろう・・・っていう感じ。これでは可能性が感じられない。ゴルフに対する価値観が違えば取り組む姿勢も違うから好不調の波が激しくても割合平気でいられる・・と書かれています。これは競技とか試合に出てるゴルファーに対して伝えようという意味も含まれた言葉だと思います。ですが、ここからアマチュアゴルファーが大切にしなければいけないゴルフに対する姿勢というのを見出すことが出来ます。
スコアのことはあまり関係無いとは思うのですが、自分自身がゴルファーとして、どこまでゴルフというスポーツに真剣に向き合っているのかどうかということを説明しようとしているのかもしれません。我慢のしどころ、耐えるところ、というのはスコアの良し悪しに関係なく、必ずそういった場面に出くわすことがあります。
我慢というか耐えるというか・・・粘るということもありますね。ミスしようとも寄せきって、なんとかパットをねじ込んでいく・・・思い通りにならなくてイライラして、どうでもいいやーという気持ちでゴルフをするのではなく、目の前の1打を丁寧にこなしていく。ですが、どうして思い通りのゴルフが出来ないのかを探求していくと、練習の仕方に問題があるのではないだろうかということに気付きます。練習場では真っ直ぐ飛ばすことができてOKという気持ちになるのではなく、狙って打つこと、目標を決めて打つこと。しかも、中部銀次郎さんの書籍には難しいことが書かれています。
ボールを10発打った。そのうち3発は真っ直ぐ打つことが出来た。他の人は10発打って、4発真っ直ぐ飛ばすことが出来る。どうして、自分だけ3発しか真っ直ぐ打てないのか? その理由を追求すること・・・というような事が書かれています。10分の3 と 10分の4 の差というのは僅差なのかもしれません。たったの1打(1発)の差です。
ですが、たったの1打(1発)の差というのがゴルフ場では、加算されていき大変なスコアになってしまいます。18ホールで1打ずつ差が出れば、18打は違ってくるということになります。それは、技術の差ではなくて、もっと別のところに原因があるのかもしれません。
2016年ウェイストマネジメント フェニックスオープンで松山英樹選手が優勝をしました。リッキー・ファウラーとの一騎打ちのプレーオフでした。ゴルフの技術や飛距離だけであれば、リッキー・ファウラーの方が上だったかもしれません。
ただ、松山英樹選手の粘り勝ちだったと思います。この後、松山英樹選手は今までで最高のパッティングが出来たと発言をしていました。これは、もしかしたら勝ちたいという気持ちがナイスパットをさせたのかもしれませんし、プロゴルファーとしての執着心がそうさせたのかもしれません。
別に私はプロゴルファーではありませんから、相手に勝とうとかそういった気持ちはありませんが、良いスコアでゴルフをしたいという気持ちはあります。これは、ゴルファーなら誰もが持っている気持ちだろうと思います。
ボールを10発打って真っ直ぐ打てたのが3発 と ボールを10発打って真っ直ぐ打てたのが4発 の 違いというのも、もしかしたら気持ちとか執着心とか、そういったところに理由があるのかもしれません。
日々、精進
がんばります