グローブライド オノフ 2020年モデル 試打しました
2022/12/26更新
グローブライドのニューモデルあるよ!っていうことで、ちょっと打たせてもらいました。少しずつ進化してるのが判ります。そして、このデザイン性の高い、カラフルなソールを見て、想い出したのが Roddio,ロッディオ です。ロッディオもグローブライド傘下なので、技術提供とかしてるのかもしれませんね。だんだん、ロッディオの雰囲気に近づいてきたという印象です。
今回、オノフドライバーAKA RD5900、オノフドライバーAKA2020年モデル、2種類のヘッドを試打しました。
オノフドライバー AKA RD5900 2020年モデル

従来のオノフアカの新しいラインナップな感じです。
5900はゴーキューマルマルと呼ぶそうです。
HIGH REPULSION KICK RD5900 という専用オリジナルシャフトが装着されてました。REPULSION(リパルション)、これは直訳すると反発という意味です。つまり、弾く、反発するシャフトとい意味が込められてるのだろうと思います。
中元調子のシャフトで、高慣性なヘッドを走らせて、直進性の高いボールを打つという構造となってます。
打ってみた感想
フレックスSで、トルク3.9、47グラム、総重量299グラムです。トルク3.9とは思えないほどに、シャフトが動こうとするので、やや打ち難さがありました。最近の低スピンドライバーとは違って、適度にバックスピン量が発生しやすい印象でした。その方が、左右の曲り幅が減らせる気がします。
シャフトのトルクを減らして、もう少し硬くして、シャフトで弾くようにしたらボール初速がアップして、もっと飛ばせるという潜在能力の高さを感じました。
オノフドライバー AKA RD5900 ヘッド

ヘッドを上から見ると後方の銀色のウェイトが目立ちます。ヘッド後方のウェイトが、慣性を高めてくれて、強いインパクトで打てます。また、ヘッド全体のシェイプがとても綺麗で、美しい流線型となってます。
この流線型により空気抵抗が減らされてるかどうかはメーカー側はうたってませんが、空気抵抗が少なくなる感じがしました。とくにハーフウェイダウンからは、ヘッドがレールに乗って走ってくれる感じがします。
カット打ち基本の私でも、適正なスイング軌道に修正されて適正なインパクトで打てる
感じがしました。

幾つかのカーボン素材を組み合わせて構成されており、カーボン、チタン、ステンレス(ウェイト)という素材が使われてます。軽くするところはカーボンを使用して、強度を持たせるところにはチタンを使用ており、重量的なバランス設計が配慮されてます。
HIGH REPULSION KICK RD5900 シャフトスペック
キックポイントは中元調子となってます。
フレックス | R | SR | S |
シャフト重さ | 44グラム | 46グラム | 47グラム |
トルク | 4.6 | 4.2 | 3.9 |
クラブ総重量 | 295グラム | 298グラム | 299グラム |
オノフドライバー AKA RD5900 向いてるゴルファー
ヘッドスピード38m/s以上で、ある程度のパワーがあって、適度なスピン量を維持しながら直進性の高いボールを打ちたい人に向いてます。
ヘッドを素直に真っ直ぐに走らせることができれば、殆ど曲がらずにストレートボールを打てます。
オノフドライバー AKA 2020年モデル

従来のオノフドライバー AKAが進化した2020年モデルです。
今年は弾道調整機能が搭載されました。
ソールには、3つの溝が入っており、ヘッド全体が撓んで飛ばせる構造となってます。アジャスタブルホーゼル付きで、シャフトの脱着と弾道調整が可能です。優しく打てるということで、弾道調整機能付きのゼクシオという感じがしました。フックフェースが強くて、かなり左方向に飛ぶことが多かったです。
なので、もともと強く打てる人、ヘッドスピードが速い人には、向いてないと思います。ヘッドスピード35~38m/sくらいでボールを捕まえて、高弾道でキャリーとランを出したいという人に向いてるドライバーです。
ヘッド全体

ヘッドを上から見ると、カーボン素材を多用してるのが判ります。かなり軽量なヘッドになってるようです。とても美しい流線型のヘッドです。
ヘッドとシャフトがマッチしてる
ヘッド性能とシャフトがマッチしており、ヘッド性能を十分に引き出せるシャフトとなってます。それもそのはずで、ヘッドもシャフトも社内設計なので、シャフト運動が適切というか、ヘッドに合ってます。
ソールの3つの溝
ソールの溝が私はあまり好きじゃないです。個人的な意見になってしまうのですが、アドレスして、ヘッドを置いて、テイクバックすると、ソールの溝が芝に引っかかってしまうからです。その引っ掛かりが良いという人も居ますが、私は心地良さがありませんでした。
SMOOTH KICK MP-520D シャフトスペック
キックポイントは先中調子となってます。
フレックス | R2 | R | SR | S |
シャフト重さ | 43グラム | 45グラム | 51グラム | 56グラム |
トルク | 6.2 | 5.9 | 5.3 | 4.7 |
クラブ総重量 | 285グラム | 289グラム | 294グラム | 300グラム |
オノフドライバー AKA 2020年モデル 向いてるゴルファー
ヘッドスピード35m/s前後くらいのゴルファーに向いてます。スイングでボールが捕まえられない人、弾道が低くなりがちな人に向いてます。シャフト運動を利用しながら、シャフトで弾くイメージを持って打つことで、思った以上にヘッドが走ってくれます。
どちらのドライバーが良いか?

どちらも特徴がありますので、自分の求める弾道、打ち方に合わせると良いです。
オノフドライバー AKA RD5900
クラブ総重量295~299グラム、元調子のシャフトで高慣性なヘッドを走らせて、直進性の高いボールが打てます
オノフドライバー AKA 2020年モデル
パワーが無くても、弾道調整できるし、ボールを捕まえて、高弾道が打てます