中部銀次郎さんの名言とヒント


ゴルフ上達に必要なのは、ゴルフ技術だけじゃなくて、考え方を変えること。それを、中部銀次郎さんの書籍で学ぶことができました。上達するためのマインドというものを学ぶことができます。ゴルフ上達のための姿勢を見直すことができれば、もう少しだけ上達できるはずです。

最近は、中部銀次郎さん関連のまとめサイト、他サイトでも中部銀次郎さんのことが紹介されているのを見かけるようになりました。かなり、中部銀次郎さんのDNAが浸透しきていることを感じます。

 

ゴルフ わかったと思うな

ゴルフはスポーツです。少ない打数を競い合うスポーツなのですが、メンタル的な要素が多く、ラウンド中も我慢をしたり辛抱しなければいけないことも多くあります。今日は我慢のゴルフだとか辛抱のゴルフだと言う人もいますし聞いた事のある言葉です。

中部銀次郎さんの書籍に わかったと思うな ラストメッセージ というのがあります。その書籍には、本当に必要な心の鍛錬について語る と記載されており、ナイスショットは不安や欲や虚栄心の無い心が無の状態の時に出る とも書かれています。

心が無の状態といえば、そういったことを専門に取り組んでいる人たちがいらっしゃいます。心を無にするために、欲望、煩悩を振り払うための修行をしている僧侶、修験者の方々。

我慢のゴルフ、辛抱のゴルフ、ときおり使う言葉です。その我慢、辛抱という言葉こそが仏教的要素があるというか、仏教用語というか、既に哲学的であるということです。

我慢とは七慢のひとつ。
慢心してしまうこと。
慢とは思い上がった心のこと。

慢心することは良くないことだと誰もが知っていることです。欲望そのものが悪識に働きかけてしまう状態のことであるとも言われています。我慢は、我は自分、慢は思い上がった心のこと。慢心すると良くないことが起きやすく、後から我慢をしなければいけないことになる、辛抱しなければいけないことになるということを説いていたのだと思います。

辛抱は、字の如く辛いこと。昔は辛棒とも書いたらしいです。棒は長いです。辛いことは長く続くということのようですよ。欲にまみれた思い上がった心を持つと大変なことになるので、きれいな心を持ちましょうと説いたのが心法(しんぼう)であると言われています。辛抱は心法からきています。

心が無の状態をつくりあげるのは、とても難しいです。ゴルフ場でナイスショットのティーショット、今日いち!っていうショットが出て、セカンドショットでグリーンを狙う時なども、もしかしたら慢心している状態なのかもしれません。ドライバーショットが、たまたま良かっただけでグリーンを狙おうなんて思い上がっていないか?ということですね。我慢の慢は思い上がった心のこと。

バンカーに落としたとしても、アゴの高いグリーン方向に向けてボールを出そうとしても、技術的に難しいです。それこそ慢心しているというか、思い上がりなのかもしれません。

自分が出来ないことをやろうとするというゴルフ。それは、スコアへの執着なのかもしれませんが、自分の心のなかにおかしな欲が沸いてきているのかもしれません。

だから、中部銀次郎の書籍のタイトルは わかったと思うな なのかもしれませんね。

中部銀次郎さんの書籍には仏教用語だとか哲学とか、そういったことは記載されていませんが、使われている単語などは、我慢、辛抱、心を無にする、虚栄心、心の鍛錬などなど、仏教という哲学に通じることばかりです。とても奥が深いです。突き詰めていくとゴルフだけではなく、仕事や自分の人生、生き方にも通じる面があります。

また、中部銀次郎さんは ゴルフをするための心の鍛錬 という言葉を使っています。技術ばかりではなく、体力ばかりではなく、心も鍛錬をしなければよいゴルフが出来ないということを言っているのだと思います。それは、ゴルフだけではなく、仕事にも通じます、人の生き様、人生にも通じることなのかもしれませんね。

わかったと思うな 中部銀次郎ラストメッセージ(ちくま文庫)は中古でアマゾンなどで売られています。中古であれば100円くらいです。送料は地域によって異なりますが私は250円程度、合計350円程度で購入ができました。できれば、ちくま文庫さんから出版されている方の購入をおすすめします。

ゴルフは哲学

 

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