テーラーメイド MグローレとグローレF2 ドライバー比較
Mグローレ ドライバー と グローレ F2 ドライバーの打ち比べレポートをシェアします。Mグローレの前作モデルが、グローレF2ドライバーとなりますので、どれほど進化しているのかチェックできると思ったので、ゴルフコースで使ってきました。
Mグローレ、グローレF2 どっちが飛ぶ?
どっちが飛ぶのか? その結果としては、グローレF2よりも、Mグローレの方が、約8ヤード~約12ヤード飛んでました。
きっと、Mグローレの方は、クラブ総重量が軽くて、勢いよくフォロースルーを作れていたからだと思います。とにかく、軽くて振りやすいです。そして、スライス回転を減らせます。ドロー回転(フック回転)が入ることで、ボールが着地してからも、かなり転がってくれるので、ランを稼ぐ事ができます。あとは、ハンマーヘッド(ソールの溝)の反発力がスゴイです。
Mグローレはボールスピードが速い
ボールスピードが速くなります。特許技術だからなのかツイストフェースばかりが大きく紹介されている感がありますが、ハンマーヘッド(ソールの溝)の反発力は本当に弾きが良いです。ボールスピードが速くなっていることを実感します。
テーラーメイドMグローレ ドライバーは、ヘッドスピードが35m/s~40m/sくらいまでの人が最大飛距離を出せるドライバーです。
軽量ドライバーは、必ずしもシニア向けとは言い切れない
Mグローレを打ってみて思ったことは、軽量ドライバーは、必ずしもシニア向けとは言い切れないということです。Mグローレドライバーは、ヘッドとシャフトの相性がとても良いです。シャフト性能も高いので、物足りなさを感じません。純正シャフトでスピーダーが装着されていますが、剛性のあるシャフトです。
軽くて振りやすい
Mグローレドライバーは、軽量ドライバーです。持ってみると、軽くて驚きます。一般的には、軽量ドライバーはシニア向けドライバーとか非力なゴルファー向けというイメージがありますが、必ずしもそうだとは言い切れません。290グラム~300グラムくらいのドライバーを使っているゴルファーが、もう少し軽いドライバーを使うと、速く振ることができるからです。
速く振ることができるということは、ヘッドスピードが速いということであり、ボールスピードも速くすることができます。はっきりいってしまえば、一般的なゴルファーは、軽量ドライバーの方が、無駄なチカラを入れることなく、速く振ることができるので、メリットがあるということです。言い方を変えれば、今使ってるドライバーは、もしかしたら重いかもしれないということです。
Mグローレ 飛距離測定
測定器 PRGR RED EYES を使いました。バグが出ることもありますが、これしか用意できませんでしたので。
- ヘッドスピード 40m/s
- ボールスピード 60.6m/s
- ミート率 1.51
- 推定飛距離 253ヤード
253ヤードは飛び過ぎだと思いますが、220~230ヤードくらいは飛んでいると考えられます。ヘッドスピード40m/s で 220~230ヤードくらい飛ばせれば十分です。
グローレF2は、ヘッドが効いてる
グローレF2ドライバーの方は、ヘッドが効いており、きちんと捻転して振らなければいけません。少しでも、振り方が悪いとキャストしてしまって、クラブが加速し難くなってしまいます。これが原因で、Mグローレに飛距離負けした感じです。MグローレもグローレF2ドライバーも、どちらも飛び性能は高いです。
ゴルフコースで使ったスペックは、以下の通り
– | Mグローレ ドライバー | グローレF2 ドライバー |
ロフト角 | 10.5度 | 10.5度 |
純正シャフト | Speeder EVOLUTION TM | GL6600 |
フレックス | SR | R |
シャフト重さ | 約47グラム | 50グラム |
トルク | 5.0 | 4.2 |
バランス | D4 | D3 |
クラブ総重量 | 約278グラム | 287グラム |
MグローレとグローレF2は、似ている点が多い
ソールを見比べると、どちらもネック軸寄りにウェイトが配置されており、ドローバイアスが入っているのが判ります。また、どちらも重心角(重心アングル)が大きく入っていますので、とても捉まりが良くなっています。もともと、捉まったボールが打てる人は、フックが強く入ってしまうので、注意して下さい。

Mグローレは、カーボンが使用されていますので、ヘッドのカラーリングとしては違いがあるものの、ヘッドを上から見ると、ヘッド形状がそっくりです。ヘッドが後方に伸びており、シャロー形状で、重心深度が深くなっていることが伝わってきます。Mグローレドライバーの方が、ヘッドを置いてみると少しだけオープンになっている感じがします。

フェースは、Mグローレの方がディープな感じがします。Mグローレ、グローレF2 どちらもドローバイアスが大きくはいっており、捉まりがめちゃくちゃ良いです。そして、どちらもフェースの素材がフォージドとなっているので、打感も打音も良いです。
Mグローレドライバーは、やっぱり捉まる!
グローレF2ドライバーは、グローレシリーズの中でも捉まるモデルです。ですが、Mグローレの方が更に捉まり易くなっています。Mグローレは、捉まるというか、スライス打てません。普通に打って、自然とドローが打てます。なので、少しフェースを開いた感じで、インパクトさせても、ストレートボールが打てます。別の記事にも書きましたが、日本未発売のD-TYPEドライバーに近い捉まりやすさです。D-TYPEドライバーの購入を考えているのであれば、Mグローレか、グローレF2にした方が良いかもしれません。
ハンマーヘッドの反発力が凄い!
M3ドライバー、M4ドライバーにも搭載されている、ハンマーヘッド(ソールの溝)ですが、これが本当に反発力が凄いです。ボールスピードが速くなります。ヘッドスピードが遅くても、打点がズレても、強い反発力で飛ばせます。反発力が高いので、計測器でも、平均ミート率が高くなる傾向にあります。飛距離アップできる秘密は、ハンマーヘッドの反発力にあるのではないだろうかと考えています。
テーラーメイド Mグローレ ドライバー
2018年10月26日発売。
テーラーメイド Mグローレ ドライバー 試打動画
テーラーメイド グローレF2ドライバー
2016年に発売されたモデルで、グローレの中でも捉まりが良くて、弾きも良いドライバーです。コスト抑えて、捉まえて、飛ばしたい人にオススメできます。
グローレF2ドライバーとMグローレドライバーを比べてみて
どちらも捉まりが良くて、弾くし、飛距離アップが望めるドライバーです。ソールの溝やツイストフェースの有無など大きな違いがあります。また、クラブ総重量が異なります。グローレF2ドライバーの方が若干重め、Mグローレドライバーは軽量です。
大きな違いとしては
– | グローレF2 | Mグローレ |
ソールの溝 | スピードポケット | ハンマーヘッド |
フェース面 | 従来通り | ツイストフェース |
クラブ総重量 | 290グラム前後 | 280グラム前後 |