日本人が本当に飛ばせるドライバー 5モデル
日本人が本当に飛ばせるドライバーは、どれかと聞かれたら、直ぐに思いつくのは、3つあります。その2モデルを紹介しつつ、理由なども説明をしていきます。日本人が本当に飛ばせるドライバーというよりは、日本人に向いているドライバーという言葉の方が適切かもしれません。いいえ、日本人が結果を出せたドライバーの方が合ってるかもしれません。
テーラーメイド M3 ドライバー 440
松山英樹が使い始めてから、注目度が高まっているドライバーです。ヘッド体積が少し小さくなっており、それに比例してい、重心距離が短いということから、捉まりが良いドライバーとなっています。併せて、ソールのYトラックにより、ウェイトを移動させて、重心位置を調整することができますので、自分の好みの弾道調整ができます。
松山英樹が使い始めたのは、テーラーメイドM3ドライバーのヘッド体積440ccのモデルです。その他、ヘッド体積460ccのモデルもあります。ちなみに、2018年全米オープンで優勝したブルックス・ケプカは、テーラーメイドM3ドライバー460ccを使用していました。
テーラーメイド M4 ドライバー
ウェイトを移動させるYトラックが付いてません。とてもシンプルなヘッド構造となっています。ツイストフェースという捻じれたフェースにより、ギア効果を最適化して、無駄な曲りを減らしてくれます。そして、ハンマーヘッドというソールの溝が取り付けられており、反発力が凄いです。M4ドライバーの飛び性能を担っているのは、ハンマーヘッドでしょうね。テーラーメイド曰く、反発係数0.80超えをマークするとのことです。
スリクソン ZR-30 ドライバー

2008年9月発売
松山英樹が海外で初優勝したときに使っていたのが、ZR-30ドライバーです。日本人の体形、パワーに合わせた構造となっているからなのか、とてもバランスの良いドライバーヘッドです。登場してから、10年近く経過するドライバーですが、既に低スピンなボールが打てて、コントロールもしやすくなっており、ドライバーヘッドの重心位置設計が素晴らしいモデルです。スリクソンのモデルの中でも扱いが難しいモデルに位置付けられていました。
キャロウェイ グレートビッグバーサー 2015年モデル

2015年10月発売
このドライバーを使って、松山英樹は海外で優勝をしています。それも、1回だけではなく、何度も優勝しています。ウェイストマネージメントフェニックスオープン2016年、2017年二連覇をしました。日本人が使って飛ばせるドライバーの代名詞と言えます。
松山英樹が使っているから良いドライバーだと決めつけるのは、おかしな話かもしれませんが、実際に日本人である松山英樹が使って、そのドライバー使って、海外の試合で結果を出しているのですから、悪いドライバーだと思う方がおかしいはずです。
しかも、グレートビッグバーサー2015年モデルは、どちらかというとアベレージ向けのモデルとなっており、とても優しいドライバーに位置付けられていました。ペリメイターウェイティングシステムを搭載しており、ウェイトを移動させて、重心位置を調整できる構造となっています。これは、GBBEPICに引き継がれています。グレートビッグバーサー2015年モデルは、中古でも購入できますし、難しいモデルではありませんので、良いところを取り入れる意味で、真似しやすいですね。
プロギア RS-F ドライバー 2017年モデル

2017年6月発売
小平智選手がUSPGAツアーで初優勝しました。その時に使用していたドライバーが、プロギア―のRS-Fドライバーのプロトタイプです。市販されているモデルとは、仕様が異なるようですが、ベースとなっているのは、RS-Fドライバーです。プロギアのドライバーは、フェース面の弾きが強くて、打点ズレが発生しても、ボールを弾き飛ばしてくれて、自分が思っているよりも飛んでいることがあります。
小平智のセッティング | PRGRサイト
プロゴルファーが使っているから良いドライバー?
新しいモデルが登場して、プロゴルファーが試打した感想で、打ちやすい、とても簡単なモデルだという感想を残すことがあります。鵜呑みにすると大変なことになります。プロゴルファーが言うところの、打ちやすい、簡単なモデルだというのは、私のようなアマチュアゴルファーにとっては、難しいモデルということです。もともと、ゴルフ技術のステージが違うので感想も違ってくる訳です。
上で紹介した3モデルは、ZR-30ドライバーは、難しいモデルに分類されるかと思いますが、グレートビッグバーサードライバー2015年モデル、プロギアRS-Fドライバーは、けっこう優しいモデルに分類されます。グレートビッグバーサーは、スライスが多いアベレージゴルファー向けの優しいモデルとなっています。優しいというのは、打ち方を変えたりしなくても、打てるということです。優しい=飛ばせるというロジックとなります。自分にとって、本当に飛ばせるドライバーは、どんなモデルなのか見つけるヒントにもなるかと思います。プロゴルファーが使っているゴルフクラブには、色々とヒントが詰まってます。