
優しいドライバーの選び方
2023/03/25更新
ゴルフクラブの選び方のヒント
先日、ゴルフレッスンの先生と色々とディスカッションをしている時にゴルフクラブの選び方のヒントになるようなお話を聞くことが出来ました。ディスカッションといっても、談笑しているだけなのですが、そういったゆるい雰囲気の中で会話をしているゴルフレッスンの先生の会話には色々なヒントがあります。
ゴルフレッスンの先生は、ゴルフスイングなどのゴルフ技術を教えてくれます。その先生が考えるゴルフクラブの選び方などを話してくれるというのは、大きなヒントがあります。
- ゴルフクラブ選びの基本は簡単なクラブを選ぶこと
- 難しいクラブよりは扱いが簡単なクラブを選ぶこと
簡単なクラブが良い
簡単なクラブが良いという言葉は耳にした事があります。ならば、初心者用のクラブでも良いのだろうか? と考えてしまいますが、初心者用クラブが自分にとって良いクラブなのかどうかは判らないとのこと。初心者用クラブ=簡単 というイメージがありますが、初心者用のクラブは軽量だったり、ロフトが大きすぎたり、実は今の自分には難しいクラブになってしまうこともあるとのこと。
つまり、初心者用クラブ=簡単 だけど、自分に合うのかどうかは別の問題であるとのこと。
というよりも、先生は初心者用クラブというのは無いのでは・・・という考えを持っているらしく、初心者用クラブ=簡単 というイメージだけであって、簡単ということはシャフトが撓りやすいとか軽量であるとか、ドライバーでもロフトの数字が14°だったりとか、そういった優しいスペックになっているだけであるという考えを持っているようです。
そして、簡単なクラブといっても何が簡単なのかはゴルフクラブを使う側のゴルファーが感じることなので、一概に簡単であるとは言えないとのこと。
何を基準にゴルフクラブを選ぶのか
では、何を基準にゴルフクラブを選ぶのかというと寛容性のあるクラブを選ぶのが良いとのこと。そういえば、確かにミスヒットに寛容性のあるドライバー・・・とか、そういった謳い文句を見たことがありますし、聞いたこともあります。何に対して寛容性があるのかを知る事が大切であるとのこと。
ドライバーであれば、飛ばしたいという気持ちから振り回してしまう。となると、スイートスポットを外して打つことが多くなる。ならば、スイートスポットを外して打っても、ある程度は飛んでくる寛容性のあるドライバーが良いとか・・・そういった考えでゴルフクラブを選ぶと良いとのこと。
アイアンでダフってばかりでスコアメイクが出来ない。ならば、ソールの厚いアイアンを使って芝生の上を滑るようなアイアンを選ぶとか、ダフルということはコックが解けるのが早いかもしれないので、シャフトの重さを確認するとか・・・そういった考えでゴルフクラブを選ぶ方が賢いとのこと。
つまり、最近のゴルフクラブはドライバー、アイアン、ウッドなどはとにかくミスヒットに寛容性があるとのこと。その寛容性が何処にあるのか? ドライバーはヘッドが大きくて、スイートエリアが拡いとか、アイアンはキャビティバックでヘッドが大きいとか・・・そういったゴルフクラブが優しさ(寛容性)を発揮するところを知っておくことが必要。
そして、ドライバーに関しては面白いお話が聞けました。
最近のドライバーはヘッド体積が460cc のデカヘッド
最近のドライバーはヘッド体積が460cc のデカヘッドとなっています。ヘッドが大きいから、フェース面を広く確保することができて、スイートエリアを広げることも出来る。ヘッドが大きいと、ヘッドが重くなるから、スイングで勢いをつければ慣性が働いて打ち負けし難いし、想像以上に直進性が高まる。真っ直ぐボールにヒットすれば真っ直ぐ飛ぶ。最近のドライバーはフックフェースになっていることがあるので、真っ直ぐ打てば真っ直ぐ飛ぶ。または、ほんの少しだけフック(ドロー)になります。これも、最近のドライバーの特徴である寛容性のひとつですね。
基本的には真っ直ぐ立って、真っ直ぐクラブを引いて、真っ直ぐクラブを戻してくる・・・これでボールは真っ直ぐに飛ぶ。ただ、真っ直ぐに飛ばせないのはスイングが歪んでいるからであり、その原因はもしかしたらゴルフクラブが自分に合っていないのかもしれないとのこと。とくにはシャフト。シャフトを変えるだけでヘッドスピードが速くなることもあるし、スイングリズムが整うこともあるほど、シャフトは重要。ゴルフクラブ=シャフト と バランス であると考えても大きな間違いは無いとのこと。
勉強になりました。
初心者用のクラブを使う方が良い | いいクラブ、いい道具
友人のシングルさんからもらったドライバーを持ちながら、これが打てれば一人前と言われました。たまに芯を食うと凄い飛ぶんですよ・・・というような会話からはじまるのですが、自分にとって いいクラブ いい道具 に関するヒントが書かれています。
中部銀次郎さんは20歳前半の頃はロフト9°のドライバーを使っていたとのこと。そして、いつしか体力の衰えを感じてボールが上がりにくいと感じた時期があり、ボールを上げようとするとミスショットをするという状況に陥ったとのこと。
そして、ロフト10°のドライバーを使い始めたとのこと。
それから、どれほど年月が経過したのかは分かりませんが、年齢的な問題からなのか、また体力の衰えを感じて、次にはロフト11°のドライバーに変えたとのこと。そういったことを経験しながらも、ついにはロフト12°のドライバーを使っていたと説明されています。
初心者用のドライバー
ロフト12°といえば初心者用のドライバーなのでは? と同伴者が突っ込みます。中部銀次郎さんはロフトの問題ではなくて、自分が打ちやすいクラブが最も自分にとって いい道具であり いいクラブであると説明をしています。
ここで感じるのはやはりドライバーのロフトに関する見栄というものを感じますね。そして、人間は年月の経過と共に体力が衰えていくという悲しい現実が見えてきます。悲観的になっても仕方がありません。大切なのは何年も前に使っていたロフト9°のドライバーが今現在は打てない・・・というのは当たり前のことなんだろうと感じます。加齢と共に衰えていきますから、ロフト9°のドライバーが打てなくなるのは当たり前です。
ゴルフクラブ選びの見栄
見栄というのは・・・ロフト8°のドライバーを使っていると聞けば、何故か不思議なのですがスゴイなと思ってしまいますし、そのゴルファーは飛ばすんだろうなと感じてしまいます。ロフト8°のドライバーを使っているゴルファーがどうしてスゴイと思ってしまうのか・・・それはロフト8°のドライバーを私が使いこなせないからです。そして、一般的にはロフト8°のドライバーといえば、難しいクラブの部類に入ります。実際に使っているゴルファーを見たことがありません。
難しいクラブをわざわざ使うのが良いのか?
難しいクラブをわざわざ使うのが良いのだろうか・・・ということですね。もちろん、ロフト8°のドライバーを使い続けていれば、いつかは打てるようになるかもしれません。ですが、たまにしかナイスショットが出ないようなドライバーではスコアメイクは出来ません。
ロフト8°などのロフトの数字が小さくて打つのが難しいドライバーを使うことで、俺は凄いゴルファーなんだと自己満足に浸ることもゴルフの楽しみだと思います。それは、自由ですから、これは否定してはいけないと思います。ですが自己満足とスコアは別ですから。
自分にとって いいクラブ、いい道具
ただ、自分にとって いいクラブ、いい道具、しっかりとスコアメイクをしようと考えているのであれば、今現在の自分の体力やスイングスピードに伴ってロフトの数字にも変化が現れるだろうし、ロフトの数字が大きくなることが恥ずかしいことではないということを中部銀次郎さんは説いているのだと思います。ロフトだけではなくシャフトに関しても同じ様なことが言えると思います。シャフトのフレックスは Sを使っていたとしても、本当はフレックスRの方が合っていることもあります。シャフトのフレックスSを使っている方が、何故だか強く振れる自分を感じるのだと思いますが、それこそが間違いだということですね。
とくに私たちのようなアマチュアゴルファーのなかでは、何故か知りませんが、ドライバーのロフトは9°、シャフトフレックスはS が良い・・・という風潮があります。あれは、どこからきたのでしょうか。そのように決まっているわけではないと思うのですが、たまたま一般的な男性向けとしてはロフト9°、フレックスS が良いという考えがあったのでしょうか。
自分よりも年上の先輩ゴルファーを見ていると、自分に謙虚で、自分の体力の無さを知っているので、ロフトの数字は大きいし、シャフトも長い先輩ゴルファーが多いです。そういった人たちのほうが飛んでいることもあります。飛ばすためには、速いヘッドスピードを持っていたほうが良いですが、今の自分の能力で出来る限り効率よく飛ばすには見栄を捨てて、謙虚になって、ロフトの数字や使っているクラブを見直す方が賢明なのかもしれませんね。
ドライバーはロフトアップが推進されてる
昨今のドライバーはロフトアップが推進されていますよね。重心がフェース面に移動して重心が前にあるというか、浅重心と言われるドライバーが増えてきました。そして、それらのドライバーは低スピンですから、ボールが上がりにくいです。となると、ロフトの数字を大きくして打ち出し角を最初から高くしてしまおうという考えです。
ちなみに私も今はドライバーのロフトは12°です。昔のドライバーを比較するとロフト12°の意味が少々違いますけど。ボールは高く上がりますが、高く上がった分だけ飛距離を損しているような感じはしますね・・・これは正直なところです。ロフトの数字が小さいほうが、ボールにヒットしたときの反発力は高いと思いますけどね。
日々、精進
がんばります