ゴルフと哲学と禅 ZEN が リンクするとき
ゴルフは哲学。
いや、ゴルフと哲学なのかもしれない。
やっぱり、ゴルフは哲学なのかも。
どちらにしろ、ゴルフというスポーツは言葉では表現出来ない程に奥が深い。
静止しているボールを打つだけなのに、真っ直ぐ飛ばすことが難しい。
静止しているボールを打つだけなのに、遠くに飛ばすことが難しい。
静止しているボールが悪いわけではなく、自分のゴルフスイングに問題があるから自分が思い描いた弾道を打つことが出来ない。
つまり、自分が悪い。自分の悪いところを修正しなければ、ゴルフは上達しない。自分自身の鍛錬が必須。それは、ゴルフというスポーツだけではなく、仕事や人生などにも置き換えることが出来る。だから、ゴルフは哲学だと言われるのだと思う。
哲学とは何か?
哲学とは何か、一言で説明するのは難しいです。哲学の「哲」は、知恵がある、筋が通っている、道理に適っているという様な意味があります。哲学は、知恵、筋道、道理を学ぶことための学問のことなのかもしれません。知恵、筋道、道理という言葉が、既にゴルフに通じる何かがあると感じさせます。
知恵とは何か?
賢さや知識というよりは、何かをするときの効率の良さ、的確な処理が出来ることを意味しています。勉強ができるというよりは、生活の知恵、生きるための賢さ。
知識や経験、賢さがあっても、知恵が無いという人も居ます。知恵は今までに自分の中に蓄積された学問、情報などを活かして豊かな生活を築き上げるための方法というか、生きていくための器用さを意味しているように感じます。
知恵の輪というのがありましたが、知恵の輪を解くためには勉強とか数学とか関係ありませんからね。鉄の輪を見て、解き方が直ぐに解る人もいます。
筋道とは何か?
筋の通った道のことでしょうか?
何かをするとき、何かを取りまとめるときに、相互にある物事と合致する事を見出すこと。相互が示している筋を合わせる道を見つけ出すこと。
だから、何かを判断したり、決断をするきには「相する(そうする)」という言葉を使うのだと思います。
道理とは何か?
理にかなった道。理は「ことわり」とも読みます。
何かをするときに自然に行えること。
それは自然の摂理に逆らわない行動。
向かい風に向かっていけば、進むのは厳しいです。
追い風であれば進みやすいです。
物事を決断するときにも、どう考えても成功しないこと、完成しないことを行うのではなく、物事が成功すること、物事が完結する方法を進めること。そして、人に迷惑が掛からないこと。理にかなわないことをすると、無理というのは、このあたりから来ているのだろうと思います。
理にかなうというのは目に見えないチカラやエネルギー、そして物事の判断、決断などが対象となり、その範囲はとてつもなく広いです。
哲学の意味はとても難しいです。上述したことが全てではありませんし、適切な説明じゃないかもしれません。ただ、哲学は何か?を一言で表現することは難しいです。難しいからこそ、学者の人たちが研究をしているのだろうと思います。これは、きっと人が生きていくうえでの大きな課題なのだろうと思います。
哲学に関する適切な説明書があるわけでもありませんし、物事の筋道が適切に進めるための知恵 とも言えますが、物事の筋道というのは、人それぞれ解釈が異なりますので、さらに哲学というものの難しさが広がっていくようにも感じてしまいます。
哲学はゴルフに通じる
知恵、筋道、道理・・・どれもゴルフに通じることばかりです。
しかも仏教用語も含まれています。
ゴルフでも知恵を使って上手にトラブルを切り抜けることが出来ます。知恵が働ければ、林の中に入ったボールをフェアウェイに戻すためにパターを使おうという発想だって生まれてきます。知恵を使えばいつもよりもスコアをまとめる事もできます。筋道が通ったゴルフをして、理に適ったことをしていけば、自然そのものが味方をしてくれて、良いスコアが出る可能性が高まるということですね。
ゴルフスイングも科学すればするほど実は単純な動きです。ゴルフクラブを真っ直ぐ抜いて、真っ直ぐに戻すだけ。そのゴルフクラブを振る軌道が真っ直ぐなのか、左に向いているのか、右に向いているのか・・・そしてフェイスの面が左に向いているのか、右に向いているのか・・・それだけです。
テイクバックでトップを作ったら、ゴルフクラブの重さで自然に降りて来るから・・・と言われたことのある人は多いのではないでしょうか? 私は今でも言われています。ゴルフクラブはクラブ自身の重さで自然と降りて来るけど、それを操作しようとすること自体が、理に適っていないということなのでしょうね。
いつもバンカーで2打も叩いてしまうというのは、「いつもバンカーで2打叩いてしまう」ということを理解していながらも、同じ過ちを繰り返してしまう。これは、知恵の問題なのかもしれません。または、バンカーにはまってしまったということから冷静な判断が出来なくなってしまうから、いつも同じ事をしてしまうのかもしれません。
また、アゴの高いバンカーを出そうとしたときに冷静になって考えてみると、こんなにアゴの高いバンカーから出す練習なんてしたことがない というのが普通です。
だとしたら、アゴが低い方へボールを出すということも大叩きから逃れるための方法としては有効的なはずです。バンカーのアゴが低い方へボールを出して1打。2打目でグリーンを狙えるかもしれません。
考え方の切り替えと、考え方を切り替えるときには強い心が必要。だって、わざわざバンカーから脱出するのにグリーンの方向を向かずに打たなければいけないから。それが出来る強い心を持たなければいけない。
理に適った決断をして行動をすることは勇気が必要。そして、実践する強い心が必要。この辺りは、禅 ZEN の 教えの中にもある。気持ちの切り替え、集中力、心の鍛錬、平静の心と哲学が合わさってこそ素晴らしいゴルフができる道が切り開けるように思う。
ゴルフは哲学。
禅 ZEN も 哲学。
ゴルフは哲学 仏教 禅 ZEN。
それは、知恵、筋道、道理・・・哲学に含まれる要素が全て必要になるからだろうと思います。人生もまた同じような哲学があるのだと思います。
日々、精進
がんばります