ゴルフはダイバーシティ(多様性)が高いスポーツ
昨今、お仕事関連など、ビジネス間の話題でもダイバーシティという言葉をよく耳にするようになってきました。ダイバーシティ経営、ダイバーシティマネジメントなど。本当によく耳にします。ダイバーシティ経営というのは、働く人の性別、年齢、価値観などの違いを意味しており、深く掘り下げていくと、働く人たちの個性、素質、得手不得手なども含まれてきます。それら、働く人たちの多様性を尊重しながら、それぞれに見合った働き方ができる環境を企業が提供するというのがダイバーシティ経営だと言われています。
ゴルフは、ダイバーシティが高いスポーツ
となると、ゴルフというスポーツは、ダイバーシティ高すぎますね。年齢、性別も異なるし、ゴルフ技術にも差がありますから、冷静に考えてみると、本当に多くの人達がゴルフというスポーツを楽しんでいます。ですから、ダイバーシティが高い(多様性が高い)と言えます。というよりも、ダイバーシティ高いです。断言できますね。
同じ組になった同伴者のなかで、自分と同じ年齢、身長、体重、同じ体力、同じ筋力、同じ考え方、同じ飛距離、腰痛持ちで肘が痛くて、股関節も痛いという状況までが全く同じ。併せて同じゴルフクラブを使っているという人は居ません。必ず差があり、異なる面があります。ゴルフというスポーツのダイバーシティというのは、本当に深いです。ゴルファー自身が多様性が高くなっていますから、求められるゴルフクラブも多様化していますし、ラウンドの仕方だって多様化しています。
人が多様化すれば、それを取り巻く環境、道具なども多様化されるということです。
多様化するゴルファーの障壁
年齢も違うし、性別も違うし、体力差、飛距離差、考え方の違いを持った人たちが同伴者となる訳ですから、ゴルフというスポーツは、めちゃくちゃダイバーシティが高いと思います。
簡単に言えば、色々な人種が居るってことです。非常に奇妙なんですが、同じ日本人なのに、自分の考え方に沿ってない人のことを、別の人種とか言うんですよね。
嫌だなと思う人も居たり、相性が悪いなという人も居るだろうし、あの人と同じ組になるといつもスコアを崩すというようなこともあります。なかには、ラウンド中は、喋りっぱなしという人も居ます。ダイバーシティ高すぎなゴルフで、もっとも大きな障壁となるのは、対人でしょうね。
簡単に言ってしまえば、一緒にゴルフしたくない人とラウンドしなきゃいけないこともあるということです。
多様性があるが故に、人の好き嫌いによって左右されてしまうことがあります。はっきりいうと、スコアが変わってしまうということです。これは、ゴルフコースとか、ゴルフクラブの所為ではありませんね。対人での問題は、自分の免疫力をアップさせるか、理解力アップをさせるしか方法は無さそうです。または、気の知れた友人知人としかゴルフへ行かないというようなことも、対策になりますね。
月例とか競技は問答無用ですから
月例とかになると、同伴者は問答無用で決定されますから、ラウンド中の対人免疫力はアップしますね。月例なんかだと、使用するボールを確認したりすることもあり、ボソボソと小声で話す人が居たりもして、聞き取れなくて、二度聞きすると嫌な顔されたりもします。これも、多様性でしょうね。そうであると理解してます。
ティーショット打ち終えて、カート乗りますか?と聞けば、眉間にシワを寄せて、歩く!といって、歩き出す人も居たりとか。とりあえずカートでセカンドショット地点に行った方が速いんですけどね。さっさとセカンド打ってしまえば、後ろの組にフェアウェイを空けられるのになと思うこともあるのですが、これも多様性でしょうね。
多様性が高くなれば、考え方が異なるゴルファーが増えます。自分が思っている通りにラウンドが進む訳ではありません。これは、今現在も同じです。簡単に言ってしまえば、意見が合わないで片づけられてしまうような事ですが、このようなことも理解しあわないとゴルフというスポーツは成り立たなくなってきます。
ゴルフは人が環境をつくる
なので、ゴルフというスポーツは、人が環境をつるくといえますし、同伴者とゴルフのしやすい環境をつくる、お互いがゴルフのしやすい環境をつくっていくということが大切なんだと思います。ですから、同伴者にはリスペクトするし、また一緒にラウンドしたいなと思われるような、礼儀作法を身に付けたり、ラウンドでは気配りしながら立ち振る舞う訳です。
ダイバーシティ経営は、多様性を認めながら、企業側が働く人に対して、働きやすい環境を提供するということで。であれば、ゴルフというスポーツは、ゴルファー自らがゴルフしやすい環境を作らなければいけないということです。誰かがやってくれる訳じゃないですから。
何をすればよいのか?
できることを考えて、探せばけっこう見つかります。効率の良いゴルフラウンドを心掛ける、スピードプレーは当たり前でしょうね。目土するとか、バンカー均すとか、気付いたことから始めることが大切なんだろうなと思います。なので、最近ではゴルフ規則変更、GPS計測機も使用可能になるかもという話も聞きます。これも、多様化するゴルフへの対応のひとつと言えますし、効率よくラウンドをさせるための対策とも言えます。
ゴルフ場は、ダイバーシティ対応できてるのか?
ティーグランドの位置が異なるという面では、ダイバーシティ対応ができていると言えますね。バックティー、レギュラーティー、レディースティー、シルバーティーもあります。そのゴルファーに合わせて、ティーグランドの位置がありますから、そのゴルファーに合わせた環境を提供できていると考えることができます。
ハンディキャップは、技術差からうまれる打数に変化を与えてくれますので、これもダイバーシティ対応できてると言えるのではないでしょうか。ゴルフ場というのは、自然のなかにありますから、自然を人間に合わせることはできないので、人間であるゴルファーが合わせるしかないと思います。
ゴルフクラブのダイバーシティ
ゴルフクラブも気付かないだけで、自然とダイバーシティが高くなっていると感じます。最近では、ウェブ上からカスタムクラブを注文することができます。市販されているスペックでは、自分に合わないから、カスタムする訳です。言葉を替えると、自由度が高くなった、選択肢が増えたと言えます。
ということは、選択肢を増やして、自由度を高めて、ゴルフクラブの注文ができるようにしなければいけない程にゴルファーが多様化しているということになります。
実際に、ゴルファーに合わせられるようにということで、様々なモデルがあり、本当に多くのゴルフクラブがあります。多すぎて、どれが良いのか判らない程になってきており、スペック詳細なども把握できなくなりつつあります。ゴルファーのニーズに合わせようとした結果、多くのモデルが増えて、どれが良いのか悩んでしまって、結果的に自分に合わないクラブを選んでしまったというのは、多様性に対応した結果、ゴルファー自らが招いた功罪とも言えますね。
飛ばない人が、飛ぶようになったり、体力無かった人がパワーアップしたり、求めるゴルフクラブにも変化があらわれてきます。逆の意味での多様性を考えると、腕は上がらなくなるし、捻転できくなってきたし、腰が痛くなるし、肘も痛くなって、股関節も痛くなって、昔と比べたら飛ばなくなってくるということです。これも、多様性であり、多様化ですね。
そのうち、ゴルフで学ぶダイバーシティ(多様性)とか、登場しそうですね。ダイバーシティも追求していくと、結局のところ人間の我儘ではないだろうかと思ってしまいます。ですが、その我儘に対応できるような社会になってきているようにも感じますね。
日々、精進
がんばります