
ゴルフコースの全長とゴルフクラブ
2023/03/25更新
日本のゴルフ場の殆どは山間にあります。そして、山の地形を上手に活かしてゴルフ場が作られています。地形を活かしてと言葉は聞こえが良いかもしれませんが、無理やり山のなかにゴルフ場を作ったというように感じるゴルフ場もあります。
河川敷のゴルフ場の方が敷地面積が広くて、コース全体がフラットでストレスを感じないゴルフコースということもあります。
開場が数十年も前で、歴史のあるゴルフ場は、やはり狭いなと思うゴルフ場が多いです。ゴルフ場そのものが狭いというのもありますが、総距離も短いと感じるゴルフ場もありますし、敷地面積と地形を上手にゴルフコースに取り入れた結果、狭くなってしまったということもあるのだと思います。
大半のゴルフ場はバブルの頃、またはそれより前に作られたゴルフ場が多いはずです。そう考えるとゴルフ場が狭く感じるのは当たり前なのかもしれないですね。20年以上も前に作られたゴルフ場であれば、20年前当時のゴルフクラブとゴルフボールを基本にゴルフ場を設計したのですから。もちろん20年も経過していれば、途中でコースの改修、改善を行っていることもあるはずです。ティーグランドを下げたりすることもあるようです。
最近は、総ヤード数が6,000ヤードを切るというゴルフ場も多いみたいですね。ティーグランドの位置を前方に出したりしているようです。きっと、スロープレー対策なのではないかと思います。
このゴルフ場は狭いなーとか、このホールは狭いなと思う場合は、その思いには「このドライバーで思い切り振れるのかな?」という不安も手伝っているのだと思います。それは、狭いというよりは、「昔のゴルフクラブとゴルフボールを基準に作られているからだ」と思えば、自分のショットも変わってきますし、クラブ選択も変わってきます。わざわざ、ドライバーを使わなくても・・・という考えが持つことが出来ればスコアをまとめやすくなるかもしれません。
愛知県には名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースという名門ゴルフ場があります。土日にゲストとしてラウンドをすると、28,000円くらい必要になるゴルフ場です。1920年代からあるゴルフ場です。石川遼が中日クラウンズで世界最小ストローク58を出したというゴルフ場です。
名古屋ゴルフ倶楽部 和合さん コースレートは・・・
バックティー
6,545 ヤード
PAR70
コースレート72.2
スロープレート139
レギュラーティー
6,240 ヤード
PAR70
コースレート70.5
スロープレート134
名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースさんも、けっこう距離が短いんですよね。7,000ヤードありません。距離が短くてもトリッキーな設計となっています。距離が短くても昔のゴルフクラブとゴルフボールだったら調度、良かったのかもしれません。日本のゴルフ場の大半は狭いはずなんです。昔の設計ですからね。だから、最近の新しいモデルのドライバーなどは使えなかったり、使い難いと感じるゴルフ場もあります。逆説的に言えば、新しいモデルのドライバーを振り回せるのであれば意外にもスコアを出しやすいかもしれませんね。
私が練習ラウンドをする河川敷のゴルフ場は全長5700ヤードくらいしかありません。一応、PAR72です。PAR4ミドルホールでも270ヤードしかないというホールもあります。短いです。でも、50年以上も前のゴルフ場ですから、当時のゴルフクラブとゴルフボールであれば十分な距離だったんだろうと思います。
以前に、仕事関係のアメリカ人と岐阜県のゴルフ場に行きましたが、アメリカ人はびっくりしていましたからね。ゴルフコースの狭さに。日本人はこんなところでゴルフしてるのか!?という感じでした。
アメリカ人は広大な敷地面積のゴルフ場で、ガツン!とドライバーを振り回して、曲がろうがどうなろうが振りちぎるみたいですね。それでもOBにならない広さだとか・・・お国柄の違いを感じました。
ゴルフコースに合わせたクラブ選択というのも大切ですね。
ということから、必ずしもドライバーを使わなければいけないという考えはナンセンスなのかもしれないですね。しっかりと、レギュレーション通りのことが出来るのであれば、ドライバーだろうと、スプーンだろうと、どのようなクラブでティーショットをしても良いと思います。良いスコアでラウンドをするには、そのあたりにヒントがあるように感じますね。
日々、精進
がんばります