キャロウェイ MAVRIK マーベリック ドライバー | 試打レポ
2022/12/23更新
キャロウェイ2020年モデル マーベリックドライバーを打ちましたので、感想を紹介します。
キャロウェイ マーベリック ドライバー

マーベリックシリーズ 3種類ヘッドがありますが、レギュラーモデルと呼ばれてる MAVRIK(マーベリック)ドライバーを試打しました。フェースの反発力、空力学を考慮したヘッド形状など打ってみた感じたことを紹介します。
試打動画
試打したスペック
シャフトは中調子です。
シャフトスペックがソフト過ぎました。スペックは以下の通りとなります。かなり、シャフトのトルクが大きくて、ヘッドが揺れてしまうような感じでした。ですが、もともとボールの捕まりが抑えられてるヘッドなので、中調子でヘッドを揺らして、ボールを捕まえて、高弾道を打とうとしてます。
シャフト | Diamana 50 for Callaway |
フレックス | R |
シャフト重さ | 42グラム |
ロフト角 | 10.5度 |
クラブ総重量 | 296グラム |
ヘッドスピードが遅くても飛ばせる
標準装着 Diamana 50 for Callaway シャフトであれば、ヘッドスピードが遅いゴルファー 35~38m/sくらいのゴルファーでも振れる感じがしました。シャフトが自然と運動してくれるので、ヘッドが走ってくれますから、余計な力を入れなくても飛ばせます。相性があるので、試打して決めると良いかと思います。
その他、装着可能なシャフト
標準装着シャフトが頼りないと思う人は、その他のシャフトを装着することができます。
以下のシャフトが装着できます。個人的にはスピーダーエボがおすすめです。
- Tour AD XC-6
- Speeder EVOLUTION VI 661
- Diamana ZF 60
打ってみた感想

CMのキャッチ通り、打点がズレても反発力が強いので飛んでる感じがしますし、スイートエリアが広くなってます。従来のドライバーであれば、打点がズレてしまうと著しくミート率が下がってしまいますが、マーベリックは打点がズレてもミート率が下がり難いです。
そして、かなり高弾道が打ちやすいです。高弾道で打てるのは装着されてるシャフトの運動性能も大きく影響してると思います。
超低重心で深重心なので、低スピンで棒球の高弾道が打てます。といっても、装着されてる標準装着シャフトの性能が活かされて、ボールが程よく捕まって、高弾道が打ててる感じがします。
シャフトがフレックスRで軽かったからなのか、ヘッドが効いてる感じがしました。が、クラブ総重量はとても軽いです。

フェースを見ると、前作と同じような模様があしらってあり、微妙にディープフェースっぽくなってます。フェースのボリュームだけ見ると低スピンのボールしか打てない、手強いドライバーの印象がありますが、かなり優しく高弾道が打てます。
夜の練習場と日中に屋外の練習場で打ちました。日中の屋外の方が暖かくて身体が動いてる感じがします。あと、ゴムティーなので抵抗が少なくて振り抜けてる感じがしますね。
ヘッドスピード42m/sくらいで、飛距離約230ヤードくらい飛ばせます。まずまずのデータだと思います。空力が効いてるのか、ヘッドスピードが少し速くなった感じがします。
MAVRIK(マーベリック)ドライバーの試打データ
シャフトは、Speeder EVOLUTION VI 661 (S)を装着したモデルです。やや、バックスピン量が多いものの、ボールスピードが速いので、飛距離アップできます。
トータル飛距離 | 230.0ヤード |
打ち出し角度 | 18度 |
ボールスピード | 58.9 |
スピン量 | 3000 |
キャロウェイ マーベリック ドライバー 打ち方のコツ
超低重心なので、打ち方にコツがあります。いつもよりボールのティーアップを低くした方が良いです。重心が低いので、ボールの下方向からインパクトしようというヘッド軌道になりやすいです。ティーアップが高いとテンプラっぽくなります。
フラット軌道・払い打ちが良い
そして、もうひとつ。ライ角に関係しますが、構えたときにはアップライトに感じます。アップライトの軌道で打つと、ヘッドがボールしたに潜りやすくなり、フェースの上部でインパクトしてしまってドロップボールとなりやすいです。
構えたときに感じる、アップライト感覚よりはシャフトを寝かせて、払い打ちな感じで打つと、ヘッドが走ってくれますし、インパクト近くでシャフトのトルクが効いてヘッドが返りやすくなり、ボールが捕まります。爪先上がりのフラット軌道打つようなイメージです。こちらの方がヘッドが走るし、ボールが捕まりました。
標準では、ライ角が58度ですから、アップライトではありません。なので、ややフラットな感じのライ角に合わせて、ヘッドが低く上がって、低く入る感じで打つ、ヘッドが走ってくれますし、ボールが捕まりやすくなります。所謂、最近流行のシャローで打って、パッシブトルク入れるという打ち方がピッタリ合います。低スピンが打てるドライバーなので、払い打ちで、シャローなイメージで、ボールに対して緩やかな入射角度で打てた方がシャフトのトルクが活かせると感じました。
ボールが捕まり難い|スライスしやすい
打ってみて気になったのがボールが捕まらないという点です。
マーベリックのCM動画でも、「飛ぶ!」、「良いフェード!」と言ってましたが、マーベリックドライバーはフェードが打ちやすいモデルです。もともとフック持ちで、フック系のミスが多い人がいつも通りに打ってみるとフック回転とスライス回転が調和してストレートボールが打てる感じがしました。
球筋としては、フックかけようと思って打っても真っ直ぐ飛び出して、やや右に曲がる球筋となり、自然なフェードボールとなります。
なので、もともとスライスが多い人は、余計にスライスしやすくなります。フェースを閉じながら、スクエアに戻してインパクトできるゴルファーであれば、フック系のミスを減らして叩けるかと思います。
スライスが多い人は、2020年4月に発売される MAVRIK MAX(マーベリックマックス)の方が良いと思いますし、私のスイングでもボールの捕まりが良いMAVRIK MAX(マーベリックマックス)が良いなと思いました。
インサイドから煽って打つ人に向いてる
MAVRIK(マーベリック)ドライバーは、もともとアスリート向けのモデルです。ですから、ややボールの捕まりを抑えたヘッド構造となってます。アドレスをしたときに、ヘッドを地面に置くと自然とヘッドが後方に倒れやすくなります。
このようなヘッドの場合、インサイド軌道で煽って打つタイプのゴルファーでもフック系のミスが出難いです。フックを打って、ややストレートボールが打てるという感じです。
叩けるゴルファー、右腕で押し込むタイプの人にはピッタリです。
スライスすると反発しない
ぶっちゃけ、スライスするということはフェースが開いてるということです。フェースが開いてると、フェース面でボールが滑ってしまってスライス回転が発生してします。そうなると、フェース面の反発力は著しく落ちます。つまり、ボールが捕まらないと反発性能が活かせません。
空力に関して

空気抵抗を減らすためにヘッドがサイクロン形状となっており、従来のドライバーと比較して、ヘッド後方が吊り上がっており、ソールの真ん中に膨らみを持たせた、特殊な形状となってます。素振りをしても分かるのですが、ヘッドが空気を切る音がします。ビューン!と少し変わった音がします。
エピックフラッシュ スター ドライバー 2019年モデルと比較して

ソールから見比べると全く別のモデルというのが判ります。MAVRIK(マーベリック)の方がソールに膨らみがあり、特殊な形状となってます。
ヘッドを上から見ると、エピックフラッシュスターと似たような形状となってます。MAVRIK(マーベリック)の方がフェース向きがスクエアな感じで、やや開いて見えました。写真を撮影したアングルからはエピックフラッシュスターの方が開いて見えますが・・・アングルの問題です。

キャロウェイ マーベリック ドライバーに向いてるゴルファー
- フック持ちの人
- フック系のミスを減らしたい人
- インパクトからスルーにかけて右腕を押し込んで打つイメージを持ってる人
- 打点がズレる人
スライスを減らせる要素はありません。
4月に発売される MAVRIK MAX(マーベリックマックス)ドライバーの方がドローが打ちやすいです。
エピックフラッシュスターと打ち比べてみた結果
マーベリックとエピックフラッシュスターを打ち比べてみた結果、エピックフラッシュスターの方がスライスしやすく感じました。というよりも、エピックフラッシュスターの方がスピンが発生しやすいように感じました。マーベリックの方がスピン量が少ないので、ボールが曲がる要素となるスライス回転が少ないから、曲がり難く感じる(曲がらない)のだろうと感じました。
実際のところマーベリックドライバーの方が、スライスする確率が低かったですし、OBするほどの大きなスライスになることは少なかったです。
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