
ベストスコアが出る時の心境
ベストスコアを出した! というのは、言葉を替えると今までに経験したことがない緊張に勝ったという感じでしょうか。ベストスコアは今までのラウンドのなかで、最も良いスコアのことですから、初めて出したスコアという意味もあります。
ですから、未知の世界への突入という感じがしますね。ただ、1度でも自分が目標としていたスコアを出すことが出来れば、似た様なスコアを出しやすくなりますし、スコアメイクするためのヒントみたいなものが見えてきます。
その、スコアメイクのヒントというのは、実は周りの人が今までアドバイスしてくれた言葉だったりもします。例えば、アプローチとパターの精度を高めろとか、飛距離は後回しにしてティーショットは5番ウッドでも良いんじゃないのか・・・などなど良く聞く言葉です。ですが、本当にスコアを追求していくと飛距離が出るとか出ないとか、レギュレーション通りにボールをグリーンに乗せるとか・・・ということよりも如何に自分が想い描いた場所にボールを運ぶかということの重要性が判ってきます。
ベストスコアが出るときというのは、ゴルフをしている時の自分の心が落ち着いているというか、冷静に対処できていることが多いと思います。ベストスコアじゃなくても、久しぶりに良いスコアを出せた時も、似た様な感覚があります。それは、ゴルフ技術が向上したからというのもあると思いますが、ゴルフ技術だけではないと思います。
ベストスコアが出たときの自分の心境というものを、自分の意思で作り出すことができれば、何度でも良いスコアが出せるように思います。そんなことができるのかどうかは分かりません。
ゴルフはレベルで・・・という言葉がある通り、一喜一憂することなく気持ちはレベルでラウンドをする方が良いと思います。ならば、パーが獲れても、バーディーが獲れても、何も感じずにラウンドをしていくということが良いのだろうか・・・。
考え方を変えてみて、仕事とリンクさせてみると・・・仕事などでも月末が近づいてくると忙しくなったりするのですが、そういった時というのは、とんでもないボリュームの仕事をこなすこともあります。できるのか、できないのか分からないけど、やるしかないということで、集中して仕事に取り組んでいきます。とんでもないボリュームの仕事を目の前にして、できないかもしれない と思ってしまうと出来ないと思います。やれるかもしれない という気持ちがあれば膨大な量の仕事でもこなすことができます。
それは、集中力があるのかもしれません。それとも、人間というのは追い込まれると、本来よりも高い能力を発揮することができるのかもしれません。
ゴルフに置き換えてみると、1打、1打に集中できていて、冷静な判断と的確なショットが打てているように感じます。とくには、グリーン上でのパッティングでは、今までとは違う何かを感じることがあります。つまり、パットがよく入ります。読めているのか、読めていないのか・・・自分でも判りませんが。迷いが無いというか、決めたら余計なことを考えずに打っているという感じもします。しかし、少しでも気持ちが緩んでしまうと、「ベストスコアが出るかもしれない・・・」という嬉しさもありながら、今までに出したことがないスコアが出せるという緊張もあります。
そして、ベストスコアというのは今までに経験したことのない境地に足を踏み入れることと似ているようにも思います。ですから、緊張をするだろうし、不安もあるのだろうと思います。1打、1打に集中しようとすれば、逆にミスしてしまうこともあります。ベストスコアが出るときというのは、殆どミスがありません。
いつも通りのスコアが出るだろうなと思うときというのは、それほど緊張がありません。ラウンドを終えてからも、大体これくらいのスコアだろうな・・・という感覚があります。
日々、精進
がんばります