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ゴルフで当たり前と思っていることは変化する

以前にも、変な打ち方をするゴルファーの記事を書いたことがあるのですが、また新しい気付きがありました。自分ができること、自分が思っていること、自分が考えていること、ゴルフ理論書に書かれていることが、全て正しい訳ではないということを再認識しました。正しいという言葉を使うのが適切なのか難しいところなのですが。

 

幼稚園児の不思議な挙動

同級生が幼稚園の園長先生なのですが、幼稚園内での出来事を話してくれることがあります。例えば、テレビを見ていると、テレビの画面をタッチする子供が居るとか。それって、一時停止ができると思っているということです。

その他、水場では蛇口をひねろうとするのではなく、手をかざしたまま、じっとしている子供が居るとか。想像できるかと思いますが、その子供は、センサーで水が出てくると思っているんです。

ただ、その子供の挙動というのは、冷静に考えると正しいんですよね。正しいという言葉を使うのが、適切かどうかは判りませんが。テレビも一時停止して、後から見られれば便利です。蛇口に関しては、もっと深い話になるのですが、蛇口ってひねろうとしたときに、かたくてひねれなかったことってありませんか?蛇口をかたく締められると、次に使う人があけられなくなります。

幼稚園児の挙動は正しい

ましてや、高齢化が進む日本であれば、蛇口がかたくてあけられないというお年寄りも居るだろうし、蛇口はかたいし、誰かが触ったあとなのはヤダという人も居るはずです。子供であれば、背伸びをしてやっと蛇口に手が届く状態ですから、かたくてあけられない可能性が高いです。であれば、手をかざすだけで水が出てくれた方が、親切だし、人に優しいし、便利だし、苦痛が無い訳です。

あと10年くらい経てば、自分たちが蛇口をひねってあけられないくらいに、筋力が落ちてしまう可能性は、十分にあります。となると、子供が蛇口に手をかざしていたという挙動は、適切なんじゃないのだろうかと思う訳です。子供がテレビの画面をタッチして一時停止しようとした、蛇口をひねらずに手をかざしたという挙動を見て、そんなことはできないというのを、できないことが当たり前のように言うのではなくて、なぜ思った通りに一時停止ができなくて、手をかざしても水が出てこないのかを一緒に考えてあげることが大切なんだと思います。

 

変な打ち方をしている人が居ても、その打ち方が、その人には正しい打ち方

以前にも、変な打ち方に関する記事を書いたのですが、何をもって変な打ち方であると判断するのかというのは、とても難しいものです。ゴルフ技術書、理論書などにも紹介されてないような打ち方をしているのを見ると、奇妙に見えてしまいます。

ただ、奇妙な打ち方でも、幼稚園児のことを思い出して、その打ち方の何が良いのか?どこが良いのかを考えてみると、その人の体格、筋力に逆らうことの無い打ち方になっていることが多いです。

つまり、その人の体格、体力に合った打ち方になっているということです。傍から見ると、奇妙な動きをしているように見えてしまう、変な打ち方であっても、その人にとっては、科学された打ち方になっているということです。ルディ・デュランも「自分なりの感覚をつかんだとき可能性が広がる」という言葉を残している 通り、自分なりの感覚で、自分にあった打ち方を見つけることができた人は、本当にゴルフがうまい人なのかもしれませんね。

ゴルフ技術書、理論書に紹介されている打ち方が当たり前だと思っていて、それが基準であると思い込んでしまいがちです。そもそも、ゴルフ技術書、理論書に紹介されている打ち方が正しいとは言い切れません。来月には、実は腰を回転するのではなくて、お尻を振るというヒップターンが正しいと紹介されていたり、実はクラブは真っ直ぐに下さないと紹介されていたりします。後から実は・・・と説明するのは、後出しジャンケンしてるだけじゃないのかと思ってしまいます。

 

ゴルフで当たり前と思っていることは変化する

ゴルフというスポーツで当たり前だと思っていたことが変化することは、よくあります。とくにゴルフクラブの進化は著しく、数年前まで良いと思われていた構造が、今では良くないと言われていたりすることもあります。

ゴルフスイング、打ち方に関しては、普遍的なポイントがあるものの、表現する言葉が多様化しながら、変化をしているので、真新しい打ち方に思えることもあるのですが、ベン・ホーガンとか、ジャック・ニクラウスの時代の打ち方から、大きく変化はしていません。変化するのであれば、人間の身体能力がアップデートされないと無理だろうと思われます。

私たちが当たり前だと思っていることが、明日には当たり前ではなくなるかもしれませんから。自分が当たり前だと思っていることが、標準であり、基準だと思い込んでしまい、他の人にもそれを投影してしまうこともあります。何が当たり前で、何が標準なのかは、自分で見つけて、自分なりの感覚で、自分らしいゴルフができる打ち方を見つけられると良いですね。

変な打ち方でも正しいし、学ぶ点がある

ゴルフスイングの基本は大切です。グリップ、スタンス、クラブの持ち方、ボールの前で構える姿勢というのは、基本的なことですから、しっかりと習うことは重要です。ただ、打ち方、身体の動かし方に関しては、自分が打ちやすい動かし方、身体の使い方を見つけると良いです。頭を動かさない、膝を動かさない、腰を回転させるんじゃなくて、お尻を回転させる、腕を使わない、だけど腕を振って、クラブを振ることも大切・・・色々な言葉で表現されますが、どれも適切であるけど、やってみないと判らないこともあります。つまり、実際に体感して、自分の打ち方を作り上げていくということが、とても大切なんです。

日々、精進
がんばります

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ゴルフは哲学だと捉えて、様々な考え方、理論を学びながらゴルフ上達を目指しています。
読むゴルフを目指してブログを書いています。