
アベノミクスとゴルフ会員権
アベノミクスとは、日本国民なら誰もが知っている安倍内閣で掲げた経済政策のことですね。そういえば、レーガノミクスって知っていますか? アメリカのレーガン政権のサプライサイド(供給力)重視の経済政策で、アメリカ経済繁栄の基盤となったと言われます。アベノミクスは、きっとレーガノミクスを模倣しているように感じます。
話しが飛びましたが、アベノミクスにより日本の株価は上がってきています。上がっているというか、考えられないほど上がったり下がったりしていますよね。勝海舟も「上がった相場はいつかは下がる。下がった相場はいつかは上がる」と言っていた通りで、上がったり下がったりしています。
ゴルフ会員権の相場は、株価上昇、日経平均に比例して相場が高くなるという見解を持っている人も居ます。
つまり、アベノミクス効果による株価上昇、日経平均高騰に比例してゴルフ会員権の相場も高騰するという見解を持っている人もいるということです。本当にゴルフ会員権の相場が高騰しているのか、どうかは私には判りません。
ただ、銀行に勤める友人などに話しを聞くと、今までは貯蓄をしていた、定期預金などをしていた人たちが、投資を始め出しているとのことです。貯めるよりは投資。資産を増やそうと考えている人が増えているとのこと。確かに、最近の為替動向、株価動向を見ていれば、投資をしても大損をすることは無さそうですからね。
貯蓄から投資へという考えも、アベノミクスがあったから、そういった動きになったのだろうと思います。アベノミクスな時代だから、貯蓄をするのではなく、別のことにお金を使ってみようという動きは、とても活発になっていると銀行に勤める友人は言っていました。
また、健康志向が強くなった時代ですので、自分の健康のために運動をしようと思い始めて、しばらくやっていなかったゴルフを始めてみたり、今後のことを考えてゴルフ会員権を購入するという人も少しですが増えてきているようです。人気のあるゴルフ場であれば、会員権発行数も限られていますし、今現在売りに出されている会員権の数だって1件?2件くらいで、しれているだろうと思います。
売りに出されている少ない数の会員権を欲しいという人が数人居て、それで相場が上がっているというのであれば、少し微妙な感じもしますね。
ただ、最近はゴルフ場をいくつも経営・運営をしている外資系の企業が、ゴルフ会員権を販売しています。その影響力もあって、ゴルフ会員権の相場が上がっていると言われているのかもしれませんね。プレー権のみのゴルフ会員権は、とても増えてきています。預託金も必要ありませんし、倶楽部入会金という名目でイニシャルコストが発生するという感じです。あとは年会費が必要です。
アベノミクスとは直接関係ありませんが、地価としてゴルフ会員権を考えた場合には、その影響は大きいです。山の中のゴルフ場よりも利便性の良い場所にあるゴルフ場の会員権が高いのは地価が影響していると言われています。愛知県名古屋市にもゴルフ場が2箇所あります。ひとつは名古屋市内、もうひとつは河川敷です。河川敷のゴルフ場との比較となってしまうかもしれませんが、ゴルフ会員権の値段は倍以上違います。そういった、地価が影響していることもあると聞きました。
アベノミクスの影響で金融株、不動産株中心に幅広い業種が活気付いているのは感じます。ゴルフ会員権も証券ですから、もしかしたら相場が高騰しているのかもしれませんね。
ですが、今のところ私としては、ゴルフ会員権の相場が騰がったということは感じられません。
団塊の世代 2015年問題というのが注目を浴びています。1947年?1949年の間に生まれた人たちが、2012年から65歳という年齢に差し掛かり、2015年には団塊の世代に生まれた人たち全員が年金給付対象になるという問題。その団塊の世代の人たちがゴルフをやらなくなるから、ゴルフ人口が減るかもしれないという話しもありました。実際に、ゴルフ人口が減っています。
ですが、次の団塊の世代の人たちの存在があります。
それは、団塊ジュニアと呼ばれる1971年から1974年のベビーブームに生まれた世代の人たちです。団塊ジュニアと呼ばれる世代の人たちは、今現在は40歳?43歳くらいでしょうか。調度、良い年齢ですよね。この世代の人たちがゴルフ会員権を購入する重要なマーケット層になってくるはずです。私も40歳代ですし、ゴルフ会員権はもうひとつ欲しいと思っていますからね。
ある程度、落ち着いた年齢になってきましたし、そろそろ10年後、20年後のことを考える年齢ともなってきました。自宅から自動車で1時間もかけて行かなければいけないゴルフ場よりも、自動車で30分で行けるゴルフ場、もしかしたら自転車で行けるようなゴルフ場の会員権があれば、10年後、20年後でも労力をかけずにゴルフ場に行けるかも知れないと考えている人は少なくないはずです。
もしかしたら、団塊ジュニアの世代の人たちがゴルフ会員権を購入しようと活発な動きをしているからこそ、ゴルフ会員権の相場が高騰してきたといわれているのかもしれませんね。憶測ですけどね。