
2017年のドライバーのトレンドは短尺?
毎年、新しいモデルのドライバーが発表され、新しい素材、新しい仕組みを取り入れています。低重心、低スピンは当たり前になりました。そして、新しい仕組みがトレンドになることもあります。ですが、2017年シーズンは少し違う感じがします。
これは、私の勝手な想像なのですが、短尺ドライバーが流行るのではないだろうかと考えています。2017年に入ってからシャフトを短くしたドライバーを使っていた選手が目立ったように感じまし。といっても、今のところはジミー・ウォーカーとリッキー・ファウラーだけですが。キャロウェイのパトリック・リードが以前より短尺ドライバーを使っていましたね。
ジミー・ウォーカーとリッキー・ファウラーの使用ドライバーを調べてみました。
ジミー・ウォーカー
Word from Kapalua is SBS ToC leader Jimmy Walker is using a 42-inch Titleist 917D2 driver this week. Trying to improve driving numbers.
— Jonathan Wall (@jonathanrwall) 2017年1月6日
ジミー・ウォーカーは、2017年SBSトーナメントofチャンピオンズに出場したときには、42インチのドライバーを使っていました。42インチといえば5番ウッドと同じくらいの長さとなりますから、短くて振り易いでしょうね。ドライバーが42インチなので、3番ウッドの方も短くセッティングをして、41.5インチにしていたとのことです。
ジミー・ウォーカーのドライバー

ジミー・ウォーカーは、タイトリスト 917D2 ドライバーを使っております。もともと、弾き感の強いドライバーですから、シャフトを短くして、思い切り振り抜いていけるようにすれば、さらに弾き感が増してボール初速が速くなるのかもしれませんね。どちらにしろ、シャフトが短いというのは、構えやすさと安心感がありますので、スムーズなスイングができそうなイメージがあります。
タイトリスト 917D2
- ロフト角8.5°
- 長さ:42インチ
- シャフト:Aldila Rogue Silver Limited Edition 80X
- スイングウェイト D1
ジミー・ウォーカーのドライバーの長さは、42インチ。5番ウッドくらいの長さ。明らかにドライバーより、飛距離は落ちますが、狙ったところに確実にボールを運べます。
リッキー・ファウラー
Rickie Fowler cut down Aldila NV2K 70X shaft in his Cobra King F7+ driver from 45" to 43.5". One back at Honda and T12 in driving acc (75%). pic.twitter.com/S4kwNVuiXJ
— Jonathan Wall (@jonathanrwall) 2017年2月24日
リッキー・ファウラーもドライバーを短くして、2017年 ザ・ホンダクラシック に出場していました。リッキー・ファウラーのドライバーは、43.5インチとなっています。もともと、44.5インチだったドライバーのシャフトを短くして、43.5インチにしたとのこと。そして、フェアウェイキープ率を高めたようです。3番ウッドくらいの長さのドライバーにして、飛距離よりも、ミートさせることとフェアウェイキープを優先させようという考えなのでしょう。
リッキー・ファウラーはご存知の通り日系であることから、体格も欧米人のように大きくはありません。身長も高くありません。自分でも周りの選手と比べると、ボクは背が低いから・・・と発言しています。となると、短めのドライバーは彼にとっては丁度良い長さなのかもしれません。
リッキー・ファウラーのドライバー
King F7+ ドライバー
- 長さ:43.5インチ
- シャフト:Aldila NV2K 70X
ロフト角など細かなスペックは判りませんでした。
ジミー・ウォーカーのドライバーの長さは、43.5インチ。
3番ウッドくらいの長さ。
飛距離も大切。だけど、狙ったところにボールを運ぶことはもっと大切
これからは、飛ばすドライバーではなくて、安心して振り切れるようなドライバーが重宝されるかもしれませんね。実際のところ、ドライバーよりも3番ウッドの方が飛んでいると感じる事もありますし、フェアウェイウッドでのティーショットの方が振り切れて、ナイスショットの確率が高くなります。
もともと、私は身長がそれほど高くありませんから、45インチで460ccというデカヘッドのドライバーには違和感がありましたからね。短いドライバーもこれからはトレンドになるかもしれませんね。
海外選手が使う短めのドライバーというのは、私たちアマチュアにはぴったりなドライバーのように感じます。飛ばすよりも、フェアウェイにボールを置くことができれば、とりあえず次のショットでなんとかできるかもしれませんからね。
短尺ドライバーは、アイアンとの長さのバランスが良いかも
ドライバーの長さを42インチ、43インチにするということは、アイアンの長さとのバランスを考えると、とても振り易さがあるかもしれません。例えば、ジミー・ウォーカーの42インチドライバーを例えて考えてみます。ジミー・ウォーカーは、タイトリストです。タイトリストのアイアンの番手長さは、概ね奇数で1インチ刻みとなります。アイアンのシリーズによって異なることもありますが。
アイアンが1インチ刻みだったことを考えると以下の様になります。
ドライバー 42インチ
3番ウッド 41.5インチ
3番アイアン 39インチ
5番アイアン 38インチ
7番アイアン 37インチ
9番アイアン 36インチ
従来のドライバーの長さは、45インチ前後となっています。アイアン、フェアウェイウッドとのバランスを考えると、ドライバーだけが突出して長いということになり、振り難さを感じますし、違和感があります。
ドライバーの長さを短くすることで、セッティング全体の長さのバランスが整ってくるという考えもできます。
PGAツアー選手でも短いドライバーを使ってるんだから
ジミー・ウォーカー、リッキー・ファウラーの短いドライバーを使っているということを考えると、PGAツアー選手ですから、シャフトが短いドライバーを使いたくなるということです。ですから、私のようなアマチュアゴルファーだったら、背伸びせずに短いドライバーを使った方が良いということですね。最近は、レディス用のドライバーで練習をしてます。これからも、シャフトが短いドライバーは、注目を浴びるだろうと思います。
日々、精進
がんばります