謙虚で素晴らしいゴルファー
週末になると大雨が降るというのは寂しいですね?。雷を伴うとゴルフがお休みになってしまいます。ということで、読書のゴルフをしようかと思い、ついつい中部銀次郎さんの書籍を手にとって読んでいたりもします。
また、新しい発見がありました。
中部銀次郎さんは、どのようなレベルのゴルファーでも一緒にラウンドをすることを嫌がらなかったというか、相手のゴルファーに自分のリズムを狂わされるようなことがなかったというようなことが書かれています。考え方もシンプルで、ゴルフはキャディバッグからクラブを抜いて構えて打つだけなので、その間に要する時間というのはわずか20秒程度くらいのものであろうということを書いています。つまり、本当にゴルフをしている時間は短いから、周りの人から影響を受けて自分のリズムを狂わせるようなことは無いというようなことが書かれています。
そして、常に同伴者のスイングを注意して観察をしていると書いています。つまり、同伴者のスイングをしっかりと見ているということです。
そして、どのようなレベルのゴルファーであろうとも、そのスイングを観察していることで、勉強になることがあると書いています。同伴者のゴルファーのスイングを観察して、勉強をしようと考えること自体が謙虚だなと感じました。
ビジネスのなかにもありますよね。
謙虚になるということの大切さを知るというようなことが。
威張っていたり、偉ぶっていたりする人は二流。
自分がどのような立場の人間であっても謙虚な人は一流。
テレビなどで、お顔を拝見するような著名な社長は謙虚な人が多いように感じます。
啓発的なセミナーなどでも、そういった教えがあったりもします。
謙虚な人というのは常に学ぼうという姿勢があります。中部銀次郎さんも同じように謙虚な人だったんだろうと思います。自分よりもゴルフ技術が劣る人であったとしても、もしかしたら自分には無い何かがあるかもしれないということで、同伴者のスイングを観察をしているのだろうと思いますし、観察をすることで新しい気付きを得ることも出来るはずです。自分の方がゴルフ技術が上であったとしても、ゴルフのスコアが自分の方が良かったとしても、謙虚な気持ちになることで、相手のゴルファーを尊重する気持ちも芽生えてくるのだろうと思います。
会社でも似たようなことが言えますよね。社長が一番偉いのだけど、一番偉い人がそのまま偉そうにして威張っていたりしたら、従業員の人たちも萎縮してしまいます。社長なんですから、一番偉いに決まってますし、仕事に関しても頑張っていることは判りきっています。ですが、何かを学ぶこと、新しい気付きを得ること、そして従業員を尊重するという気持ちがなければ、こんな社長の下で仕事なんてしたくないなと思ってしまうでしょう。謙虚さが無ければ従業員からの意見も聞くことすらしなくなってしまうでしょうね。
上司と後輩も同じことが言えますし、先輩後輩という間柄でも似たようなことが言えます。どちらが上かなんて判りきっています。ですが、お互いが尊重しあって、お互い学べるような謙虚な気持ちを持つということがとても大切だということですね。
謙虚な気持ちで居られるというのは、容易いことではないかもしれません。
難しいことなのかもしれません。
ですが、謙虚な気持ちを持つことで自分にとっても良いゴルフになるだろうし、同伴者にとっても良いゴルフが出来るという、素晴らしい時間を過ごすことが出来ます。
私は同伴者のスイングを見ていることはありますが、観察をしているということはありません。他のゴルファーがショットをするときは、やはり自分のスコアを計算していたり、自分の次のショットのことしか考えていなかったりすることもあります。それだけ心に余裕が無いのかもしれませんね(笑)
先日、全米オープンゴルフで優勝をしたジョーダン・スピースは若いですが、とても謙虚ですよね。謙虚さだけではなく、落ち着いた雰囲気があります。妹が自閉症で介護生活をしているということから、毎日謙虚に生きなければいけいないということが自然と身についたと語っていました。
中部銀次郎さんの書籍に書かれているゴルファーとしての心、謙虚さとマスターズ優勝、全米オープンゴルフ優勝を果たしたジョーダン・スピースの謙虚さが自分のなかでリンクをして胸が熱くなりましたね。
謙虚さ・・・意味はなんとなく判りますが、実践するとなると難しいです。実践するも何も、その人の心が表現されることなので、訓練することで身につくものなのかどうかも分かりません。ゴルフが上手ければ偉いというわけではないし、自分が置かれている立場、状況を素直に受け止めて冷静に対処することが謙虚さなのかもしれません。ジョーダン・スピースは自然とそういったことができている若者なんでしょうね。
心に余裕を持つことも、自分のゴルフを楽しくする秘訣かもしれませんね。
日々、精進
がんばります