
体はスコアを保証してくれない
中部銀次郎さんの書籍には 体はスコアを保障してくれない という節があります。
文節で書かれていることとしては・・・
体はスコアを保証してくれない
体調万全を期すよりも自分の中に制約を作らないことのほうが大事
・・・というような事が書かれています。
その文節では、飲みすぎて翌日のゴルフに影響を及ぶことのないようにしなければいけないとか、体調に関する事が書かれています。そして、体調が良いとついつい欲が出るということが書かれています。
体調が良くて欲が出るというのは、今日は体調が良いし、スイングの切れも良いから優勝を狙っちゃうぞ というような気持ちのことです。中部銀次郎さん本人も今日は勝つぞと思って挑んだ試合で勝てたことがないと書いています。体調が良いということから、欲が出ることを懸念しているような文章となっていました。結局は心の話になってしまいます。
私は、体はスコアを保証してくれない というのは実は少し違うのでは?と思っています。思いっきり中部銀次郎信者なのですが、体はスコアを保証してくれない という節だけは、何かが違うなと感じています。違うのかもしれないと思っているだけで批判をする気は全くありません。
そもそも現代との時代的なギャップもあります。
ゴルフはスポーツですから、身体を動かしますし、身体を使います。だからこそ、身体を鍛えることやトレーニングが必要になるはずです。
現代では様々なトレーニングジムや施設が増えてきて、時間に制約のあるサラリーマンでも自由度の高いトレーニングが出来るような時代になってきました。併せて、トレーニング方法なども科学されて、自宅で取り入れることが出来るトレーニング方法も増えて来ています。
ゴルフというスポーツに取り組むために身体を鍛えて、常に体調を整えておくことはとても良いことだと思います。私も1週間のうちに何度か練習場へ行き、ボールを打ちますし、走ったり、ちょっとした筋力アップのトレーニング、ストレッチなどもしています。ですが、仕事の関係で飲む機会が増えて、練習やトレーニングの回数が減ったりすると、ちょっとスイングをしただけで身体がすぐに疲れてしまうということもあります。常にゴルフに適した身体を維持するということは大切だし、少しでも怠けてしまえば、衰えも早いのだと実感しています。
トレーニングなんて何もしないけど野球をしているという人も多いかもしれませんね。私の周りでも野球好きが多いので、野球をすることで走ったり、スイングをしたりするので、それがトレーニングになっているという人も居るはずです。
中部銀次郎さんは書籍のなかで、身長170センチ、体重55キロであると書いています。パワフルなスイングが出来る体格ではないと思います。ドライバーの飛距離が出なかったというのも頷けます。
ですが、アイアンショットは精確で針の目を通すとも言われていました。何もせずに針の目を通すと言われるようなアイアンショットが打てるわけがありませんから。それなりのトレーニング、練習をしていたのだろうと思います。中部銀次郎さんは練習あるのみということで、練習量はすごかったそうですから、ゴルフの練習 という 言葉の中に様々なトレーニングなども包括されてしまっていたのかもしれません。
身体的には他の選手に劣るということも自覚をしていたようですし、だからこそアイアンショットの精確さを追求するために練習に励んでいたようです。
中部銀次郎さんは、ゴルフの練習量はとても多かったのですが、身体を鍛えたとかトレーニングをしたというようなことは書籍には書かれていないことから、あまり肉体的なトレーニングはしていなかったのかもしれませんね。ですが、練習量が多かったので、自然とゴルフをするための身体的な能力も身に付けていたのかもしれません。
体 は スコア を 保証してくれない・・・それは、どれだけ強靭な肉体を持っていても、どれほど鍛えて、トレーニングをしても、結局は心を鍛えなければ、良いスコアには結びつかないということを言っているのかな・・・と勝手に思い込んでいます。
日々、精進
がんばります