
中部銀次郎流のサラリーマン向き飛ばす秘訣 | ストレッチ
中部銀次郎さんがゴルフ仲間とゴルフ談義をしているなかで、飛ばす秘訣の話題があがりました。飛ばす秘訣に関して、皆がそれぞれ思っていることを発言していきます。中部銀次郎の第一打 (ゴルフダイジェスト文庫)に書かれている内容なのですが、とても興味深いです。
飛ばす秘訣は・・・皆、それぞれ自分の思いを発言します
練習場で200球打つ
ジョギングをする
レッスンプロに習う
・・・などなど様々な意見が飛び交います。
そのなかで中部銀次郎さんはサラリーマンとしてゴルフにそれだけのお金と時間を費やすことが本当に出来るのかと切り出します。ゴルフだけに時間を費やして、ゴルフだけにお金を使うことが出来れば可能かもしれない。
そして、お金と時間に限りがあるサラリーマンに向いている飛ばす秘訣は、1日5分のストレッチであると説いています。ストレッチのやり方は説明されていません。ストレッチが良いよと書かれているだけです。
ストレッチをすることで身体をスムーズに動かすことが出来るようになり、ミートさせることが出来る。ドライバーで最も飛ばす方法とはミートをさせることであると説明をしています。ヘッドスピードを上げるとか、捻転を深くするとか、力強く叩くとか、そういった説明はされていませんでした。
ですが、柔らかい筋肉、柔らかい動きで、柔らかくドライバーのフェース面でボールをしっかりと捉えることができれば、ミートするだろうし飛ぶだろうなというイメージは湧いてきます。自分が飛ばすぞと思ってフルスイングをしても、あまり飛ばないことがあります。ですが、軽く振ったほうがドライバーが心地よい金属音をさせて、ボールを弾き飛ばす感覚が得られるときがあります。
それこそが、ミートさせている時なのだろうと思います。
そのためにはストレッチをして身体を柔らかくしておけということで、飛ばす秘訣としてストレッチを取り上げたのかもしれません。とくにドライバーで飛ばす方法を説明するなかで、腕にチカラを入れずに鞭のように振るという言葉がありますが、それはチカラを抜いて柔らかくしていなければ出来ない動作ですからね。そういったことを伝えようとしているのだろうと思います。
中部銀次郎さんの書籍のなかでトレーニングとか自分の身体を鍛えるというような話はあまり登場しません。ですが、ストレッチをする・・・というこのキーワードから、中部銀次郎さんは肉体改造はしないものの、ストレッチなどの基礎的なトレーニングはしていたのだろうなということを感じます。
自宅にはエアロバイクがあり、下半身のトレーニングをしていたとか、何かしらの雑誌で読んだことがあります。健全な精神は健全な肉体に宿るという言葉がありますが、中部銀次郎さんも健全さを保つ工夫をしていたのだろうと思います。どのようなトレーニングをしていたのかは書かれていませんが、とても興味のある内容です。心を鍛錬することに重きを置いている中部銀次郎さんですが、実は肉体的なトレーニングもしっかりと行っていたんだろうと思います。健全な肉体があるからこそ、心の鍛錬が出来たのだろうと思います。
ゴルファーというのは、練習していないとか、何もやっていないとか、クラブを握っていないとか、そんなことを言いながらも陰ながらトレーニングをしていたり、実は練習をしていたり、人の目に知れずに努力をしている人は多いです。もしかしたら、中部銀次郎さんもそういったタイプだったのかもしれませんね。これは憶測ですけどね。
私も今年はストレッチを重点的に行なっていこうと思っています。
中部銀次郎さんの話からいきなり飛躍してしまいますが、ベルンハルト・ランガーも58歳です。ですが、彼の肉体というか筋肉はとても柔らかくてしなやかだと言わています。ですから飛距離も出るし、疲れ知らずだと言われています。年齢は58歳でも筋肉は30歳代くらいなのでしょうか。素晴らしいです。
中部銀次郎さんが飛ばしの秘訣としてストレッチをあげましたが、ストレッチだけをするのではなく、素振りをしてストレッチをするとか、練習場で10発打ってストレッチをするとか、ジョギングとストレッチを組み合わせるとか・・・言われたままではなく、そこに自分なりのスパイスを加えて実践をすると良いのかなと思います。
きっと、中部銀次郎さんはストレッチだけではなく、他のトレーニング、練習なども併せて行っていたんだろうと思います。
ゴルファーの鉄則、鵜呑みにするなですね。ストレッチは良いことなのですが、ストレッチだけをするのではなく、そこに工夫をこらして自分なりの飛ばす秘訣、飛ばすトレーニングを見出すことが大切なんだろうなと思います。
日々、精進
がんばります